
Haydn, Hummel, Puccini: Trumpet Concertos / Friedrich / Haselboeck, Martin/Vienna Academy、他
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ラインホルト・フリードリヒによる キートランペット協奏曲集!
ピリオド楽器による トランペット協奏曲集。
古典派からロマン派にかけての3曲のトランペット協奏曲。鍵トランペットをラインホルト・フリードリヒ。ピリオド楽器のマルティン・ハーゼルベックの指揮のウィーン アカデミーが伴奏しています。
ピリオド楽器の演奏なので、全体的にとても柔らかな音色の演奏となっています。
最初は ハイドンのトランペット協奏曲 変ホ長調 丁寧な 古典派らしい流れるようなスタイルです。ただ 第3楽章などでは、小さなアインガンクなどを挿入しての 積極的な音楽作りを サラッと入れています。好感のもてる 温かな演奏が聴けます。
2曲目は フンメルの有名な ホ長調のトランペット協奏曲 華麗に始める指揮者も多い中、ハーゼルベックは 春の小川 のような サラサラとした音楽作り。トランペットのソロが引っ張るように思えるくらい。終楽章も落ち着いて走ることのないスタイルは スリリングさは無くなりますが、しっかりと旋律を「歌える」のがいいですね!
最後が ミシェル・プッチーニのフルート、クラリネット、鍵トランペット、ホルンとオーケストラのための協奏曲 ロマン派 真っ只中の、オペレッタの音楽(ポ プリ)かと思うくらいの 陽気な作品。色々な旋律がたくさん現れる 愉しい作品です。
鍵トランペットとピリオド楽器オーケストラという、これらの作品には珍しいスタイル。 祝祭的な雰囲気は減るものの、落ち着いたアンサンブルの一員というようなスタイルの温かな演奏に好感が持てました。
王道のハイドンと、珍しいプッチーニが収録された、聴く価値の高いアルバムになっています。
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北十字さんが書いたメンバーズレビュー
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アーノンクール指揮のハイドンのオラトリオ『四季』
🎵ハイドン:オラトリオ『四季』Hob.XXI-3 ハンネ:ドロテア・レシュマン ルーカス:ミヒャエル・シャデー シモン:フローリアン・ベッシュ ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ニコラウス・アーノンクール フォルテピアノ:シュテファン・ゴットフリート フォルテピアノはアリアや合唱曲などにおいても通奏低音として参加しています。 2013年7月、ザルツブルク音楽祭のライヴ録音。
鮮明な画像と、適切なカメラの切り替えで ストレスなく観やすい映像になっています。 アーノンクールらしい彫りの深い、音楽から その情景が浮かんでくるような音楽を作っています。CDで聴くと 癖が強い印象があるのてすが、フレーズの締めから入りにかけて、アーノンクールの映像になる場面が多く、そこでの指揮の様子を見ると、そこから出てくる音楽がピッタリということもあり、とても自然に聴こえてしまいます。結果、表情豊かで 引き締まった音楽として聴こえてきます。 3人のソリストは、アーノンクールとは多数の公演で歌っている歌手だけあり、安定感はもちろん、レチタティーヴォの言葉から端正で明瞭なのが素晴らしい限りです。 全体に落ち着いたテンポでじっくり聴かせるスタイルです。
演奏者の表情を観ながら聴けるのがDVDの良いところてすね。初めてこの作品を聴く目的で音盤を探している方には、視覚からのしっかりとしと説得力が得られることもあり、お薦めできるアルバムと言えます。
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ジルメンの6つの弦楽四重奏曲集!
アレグリ弦楽四重奏団による、古典派のハイドンと並び 弦楽四重奏曲を確立しさせたとされる、ジルメンの弦楽四重奏曲集を紹介したアルバムてす。
穏やかで気品にあふれたジルメンの音楽に満ちています。アレグリ弦楽四重奏団も そのような雰囲気を醸し出す演奏です。フレーズを滑らかにするために ポルタメントで繋げたりと、古典派としては 特殊と思える奏法も加えつつ、優雅な音楽を聴かせてくれます。
ジルメンのここに収録されている6曲の弦楽四重奏曲は、すべてが2楽章形式。サン=ジョルジュの弦楽四重奏曲とそっくりてす。 そのうち短調の作品は2曲で、良いアクセントになってはいますが、すぐに長調に傾いたり、また 長調の作品においても 第2主題が短調だったりと、明暗を彷徨うような色彩感の美しい作品が魅力的です。
古典派らしい、耳に優しい音楽です。 古典派音楽の好きな方でしたら、愉しく聴けること間違いなしのアルバムです。
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ジャスティン・ドイルの指揮する ハイドンの『マリアツェルミサ』!
🎵ハイドン:ミサ曲第5(3)番 ハ長調 《聖チェチーリアミサ》『マリアツェルミサ』Hob. XXII:5 ジャスティン・ドイルの指揮する ベルリン古楽アカデミーのピリオド楽器オーケストラの伴奏で、 ヨハンナ・ヴィンケルのソプラノ ゾフィー・ハルムセンのアルト ベンヤミン・ブルンスのテノール ヴォルフ・マティアス・フリードリヒのバス RIAS室内合唱団による清楚で穏やかな演奏が 極上の響きを醸し出しています。
ドイルのスコアに真摯に対峙した、凛とした空気をもったスタイルの演奏です。 ソリストの4人は、爽やかな声で 軽快に歌い上げていきます。そして 巧みなバランスによる合唱の美しい響きも絶品です。
あまり聴かれることのない ハイドン中期の大作を 一気に聴かせてくれます。 後期バロックから古典派の宗教作品の好きな方はもちろん、ハイドンやモーツァルトの器楽作品の好きな方にもお薦めできるアルバムです。
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古典派からロマン派への室内楽曲選!
チューリッヒ室内楽団のメンバーによるヘンゼルの弦楽五重奏曲と、モーリン・ジョーンズのピアノが加わっての ツェルニーのピアノ五重奏曲。
収録作品は 🎵ツェルニー:『神よ皇帝フランツを護りたまえ』による大変奏曲 作品73 序奏と5つの変奏曲と終曲からなる、ハイドンの『皇帝讃歌』の変奏曲です。 ハイドンの弦楽四重奏曲とはまったく異なった、ピアノが加わった派手な変奏曲になっています。文献で見ることがあるものの、なかなか聴く機会のない曲。ピアノの華麗さが魅力の佳作です。
後半は 🎵ペーター・ヘンゼル: 弦楽五重奏曲 ト長調 ヴィオラが2人の、古典派らしい4楽章形式の弦楽五重奏曲です。 第1楽章の中から『皇帝讃歌』の香りがチラリと聴こえてくるのが、お洒落!こちらはハイドン風の端正な古典派の秀作です。
1985年録音、86年発売のこのCDのトラックが 2つしかありません。少なくとも 弦楽五重奏曲には 楽章ごとにトラックをつけて欲しかったです。
ハイドンの弦楽四重奏曲の好きな方には外せないアルバムです。古典派音楽好きな方にお薦めのアルバムです。
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ドラティの ハイドンのオラトリオ『トビアの帰還』!
ハイドンの交響曲全集の勢いを受けて デッカが企画した、ロイヤルフィルとのハイドンのオラトリオ全集のひとつ。 1979年の録音当時は、これが『トビアの帰還』の2つめの全集でした。そしてさらに言うなら 西側で初めての録音でした。
レチタティーヴォで一部カットが見られますが、元々 レチタティーヴォの長い作品ですので、聴く分には、それほどの抵抗はありません。
ドラティの生き生きとしたリズムで進む音楽は、3時間を超えるこの作品を一気に聴かせる力を持っています。 ロイヤルフィルの爽やかな弦楽器の美しさも光っています。 ソリストも実力派を揃えた歌唱は技術と情感ともに素晴らしいのひと言です。特に、デラ・ジョーンズとバーバラ・ヘンドリックスは感動と感涙の歌唱を聴かせてくれます。 ただ、ダ・カーポアリアでの戻ったあとの装飾がほとんど無いのは、時代と実質 初録音ということを考えると仕方のないことでしょう。 出番の少ない合唱は しっかりと引き締まった音楽を作っています。
私はLP 時代から愛聴していますが、この演奏を超える録音は 残念ながらまだ出てきません。 そして、ドラティのCD 化された音盤をすべて聴いていますが、この演奏はドラティのベスト3に入る 素晴らしい音楽に仕上がっています。
『トビアの帰還』を初めて聴く方は、まず この録音からとお勧めします! 可憐なバーバラ・ヘンドリックスの声が聴けますよ!
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ホグウッドの指揮する ハイドンの《英語版》オラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:エンマ・カークビー ウリエル:アンソニー・ロルフ・ジョンソン ラファエル/アダム:マイケル・ジョージ オクスフォード・ニューカレッジ合唱団、アカデミー・オブ・エンシェント ミュージック合唱団 アカデミー・オブ・エンシェント ミュージック管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:アラスター・ロス フォルテピアノは アリアなどの歌の伴奏にも加わっています。
1990年2月のセッション録音。同じメンバーによるDVD(実演)に先駆けて収録されたCD録音です。メンバー表を見て驚くのが、その大きな編成(18-18-12-12-12+フォルテピアノ)。今までの『天地創造』のどの録音よりも大きな編成による録音になっているでしょう。 ピリオド楽器オーケストラによるホグウッドの演奏は、大編成にもかかわらず、温かみのある 美しい演奏です。オーケストラの穏やかで肌触りの良い音に包まれます。
全体を通して感じるのは、3人の歌手のアリアでの積極的な装飾でしょう。驚くべき繊細さの刺繍音が至るところに加えられています。特に そこでのカークビーの 素直な声が絶品です。 そして 心地好いテンポと 想定内の美しさの範囲でのダイナミクスが、自然の流れに乗って通り過ぎていきます。 また、ピーター・ブラウンの詳細な解説も一読の価値のあるものです(日本盤は訳で掲載されています)。
ハイドンの音楽の美しさを聴くにのであれば、第一にお薦めできるアルバムです。歌詞が英語であることに抵抗がなければ…ですが。 2組目以降(聴き比べ)として選ぶのであれば「お薦め!」と躊躇なく推せるアルバムてす。
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ユゼフ・ザイドレルの『晩祷』!
ミハウ・クラウザの指揮、シンフォニエッタ・クラコヴィアのモダンオーケストラ、それに ポーランド室内合唱団による、ポーランドの古典派作曲家、ザイドレルの作品を収録した素敵なアルバムです。
収録作品は 🎵ユゼフ・ザイドレル:晩祷 18世紀後半に活躍した、ポーランドの作曲家、ザイドレルを再発見することのてきるアルバムです。 古典派様式で書かれた、親しみやすい旋律で紡がれる 宗教作品が また1つ聴くことができるようになりました。 モダンオーケストラによる 端正な伴奏をベースに、ソロや合唱を織り交ぜて構成された秀作です。
ポーランドの「ムジカサクロモンターナ音楽祭」において 毎年紹介されていますが、このアルバムもそれに伴って セッション録音された様です。ちょっぴり大雑把な感じの演奏(指揮)は、地方色を感じられる温かい音楽となっています。
後期バロック〜古典派音楽の声楽作品の好きな方、ハイドンやモーツァルトの音楽の好きな方などにお薦めの1枚です。
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2022年 ムジカ サクロモンターナ音楽祭 演奏会から!
ミハウ・クラウザの指揮、シレジア室内管弦楽団による音楽祭からのザイドレルとピヒルの作品を収録した素晴らしいアルバムです。
収録作品は 🎵ピヒル:シンフォニア ハ長調 3楽章形式の古典派らしい交響曲。親しみやすい旋律と 明るく愉しげなリズムに、ほっこりさせられる佳作です。ハイドンやモーツァルトの初期の交響曲にそっくり。オーケストラの爽やかな音色も最高です。
🎵ユゼフ・ザイドレル:ネポムクの聖ヨハネへのリタニア ト長調 4人(S-A-T-B)のソリスト 合唱:カト-ヴィツェ市・シンガーズアンサンブル 充実したオーケストラ伴奏に支えられ、古典派らしい 流麗な旋律を歌い上げる素敵な作品です。
声楽陣が多少弱いようにも感じられますが、そのようなことは些細に思える、素敵な音楽に満ちています。この「ムジカ サクロモンターナ音楽祭」のシリーズのプログラムは、古典派音楽の好きな方には外せないものばかりです! ハイドンやモーツァルトの好きな方で、古典派を幅広く聴きたい方には 絶好のアルバムになるはずです。
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ハイドン生誕250年祭記念演奏会~ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:アーリーン・オジェー ウリエル:ペーター・シュライアー ラファエル:ヴァルター・ベリー エヴァ:ガブリエレ・シマ アダム:ローラント・ヘルマン アルノルト・シェーンベルク合唱団 コレギウム・アウレウム合奏団 指揮:グスタフ・クーン 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:アントニー・シュピリ 1982年3月31日、ウィーン旧ユニヴァーシティ大講堂のライヴ録音。これは1808年にウィーンで、ハイドンを迎えて行われた『天地創造』の演奏会と同じ場所で、同じ配置で行われた演奏会です。
1982年当時のピリオド様式への取り組みの限界がみえますが、スタイルの多様性を受け入れる方でしたら 楽しく観れる(聴ける)演奏です。 コレギウム・アウレウム合奏団のピリオド楽器の柔らかな響き。弦楽器に掛かる細やかなビブラートは、オジェーの繊細なビブラートと呼応しています。そのオジェーをはじめとする、当代随一のソリストの清楚で端正な美しい発音の歌唱は、素晴らしいのひとこと! そしてシマの清涼で透明な声と、ヘルマンの落ち着いた温かな声も魅力的です。 合唱も各パート10人前後の爽やかで明るい響きが見事です。 唯一、残念な(資料的に価値のある!)ことは、スコアに忠実で 装飾等を加えていないことと、アリアへのフォルテピアノ(通奏低音)の参加がみられないことです。 クーンは、全体的に速めのテンポで 明瞭にスコアが浮かび上がってくるような演奏をしています。
細かな各様式の最先端の基準に合わせようとすれば 突っ込みところの多い演奏ですが、各様式を跨ぎながら俯瞰して聴ける方ならば、歌手の充実面からも、『天地創造』を代表する録音といえるでしょう。 初めて『天地創造』を聴かれる方に、安心してお薦めできる1枚です。
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ハイドン生誕250年祭記念演奏会~ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:アーリーン・オジェー ウリエル:ペーター・シュライアー ラファエル:ヴァルター・ベリー エヴァ:ガブリエレ・シマ アダム:ローラント・ヘルマン アルノルト・シェーンベルク合唱団 コレギウム・アウレウム合奏団 指揮:グスタフ・クーン 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:アントニー・シュピリ 1982年3月31日、ウィーン旧ユニヴァーシティ大講堂のライヴ録音。これは1808年にウィーンで、ハイドンを迎えて行われた『天地創造』の演奏会と同じ場所で、同じ配置で行われた演奏会です。
1982年当時のピリオド様式への取り組みの限界がみえますが、スタイルの多様性を受け入れる方でしたら 楽しく観れる(聴ける)演奏です。 コレギウム・アウレウム合奏団のピリオド楽器の柔らかな響き。弦楽器に掛かる細やかなビブラートは、オジェーの繊細なビブラートと呼応しています。そのオジェーをはじめとする、当代随一のソリストの清楚で端正な美しい発音の歌唱は、素晴らしいのひとこと! そしてシマの清涼で透明な声と、ヘルマンの落ち着いた温かな声も魅力的です。 合唱も各パート10人前後の爽やかで明るい響きが見事です。 唯一、残念な(資料的に価値のある!)ことは、スコアに忠実で 装飾等を加えていないことと、アリアへのフォルテピアノ(通奏低音)の参加がみられないことです。 クーンは、全体的に速めのテンポで 明瞭にスコアが浮かび上がってくるような演奏をしています。
細かな各様式の最先端の基準に合わせようとすれば 突っ込みところの多い演奏ですが、各様式を跨ぎながら俯瞰して聴ける方ならば、歌手の充実面からも、『天地創造』を代表する録音といえるでしょう。 初めて『天地創造』を聴かれる方に、安心してお薦めできる1枚です。
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ハイドン生誕250年祭記念演奏会~ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:アーリーン・オジェー ウリエル:ペーター・シュライアー ラファエル:ヴァルター・ベリー エヴァ:ガブリエレ・シマ アダム:ローラント・ヘルマン アルノルト・シェーンベルク合唱団 コレギウム・アウレウム合奏団 指揮:グスタフ・クーン 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:アントニー・シュピリ 1982年3月31日、ウィーン旧ユニヴァーシティ大講堂のライヴ録音。
最初に『ヨーゼフ・ハイドンと天地創造』という、1808年にウィーンで、ハイドンを迎えて行われた『天地創造』の演奏会についての 18分ほどのドキュメンタリー映画が収録されています。 そして その後に、その演奏会と同じ場所、同じ配置で行われた、この記念演奏会へと続きます。
1982年当時のピリオド様式への取り組みの限界がみえますが、スタイルの多様性を受け入れる方でしたら 楽しく観れる(聴ける)演奏です。 コレギウム・アウレウム合奏団のピリオド楽器の柔らかな響き。弦楽器に掛かる細やかなビブラートは、オジェーの繊細なビブラートと呼応しています。そのオジェーをはじめとする、当代随一のソリストの清楚で端正な美しい発音の歌唱は、素晴らしいのひとこと! そしてシマの清涼で透明な声と、ヘルマンの落ち着いた温かな声も魅力的です。 合唱も各パート10人前後の爽やかで明るい響きが見事です。 唯一、残念な(資料的に価値のある!)ことは、スコアに忠実で 装飾等を加えていないことと、アリアへのフォルテピアノ(通奏低音)の参加がみられないことです。 クーンは、全体的に速めのテンポで 明瞭にスコアが浮かび上がってくるような演奏をしています。 そしてDVD だからこそわかるのは、第1部と第2部の間を 間髪を入れずに続けて演奏を行っていること(CDだとディスクの交換のタイミング)。7日間を一気にまとめています。そして第2部と第3部の間にも 休憩時間を置いていないことも!
細かな各様式の最先端の基準に合わせようとすれば 突っ込みところの多い演奏ですが、各様式を跨ぎながら俯瞰して聴ける方ならば、歌手の充実面からも、『天地創造』を代表する(CD、DVDを合わせての)録音といえます。
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舞台芸術となった ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:マリ・エリクスモーン ウリエル:マルティン・ミッタールッツナー ラファエル/アダム:ダニエル・シュムッツハルト 合唱:アクサンチュス ピリオドオーケストラ:インスラ オーケストラ 指揮:ロランス・エキルベイ 通奏低音はフォルテピアノ。奏者の記載はありませんが、レチタティーヴォのみならず、アリアにおいても積極的な通奏低音が聴こえてきます。 2017年5月12日 フランス、セガン島 ラ・セーヌ・ミュージカル オーディトリアムによるライヴ録画。
舞台つきの『天地創造』ということで、大いに期待して聴きました。が、その分、期待外れの箇所が、舞台、映像、音声にあったのが残念でした。満足だったのは音楽だけてした(ただ 舞台については、芸術的視点の演出家と私との相違なので、一人一人異なると思います)。
舞台はモダンで秀逸なものでしたが、私的に『水槽』と『空中歌唱』は完全な拒否反応。幻想的かつ美しいプロジェクションマッピングが幽んてしまいました。それに「光あれ」のあとの舞台も暗いままなのは… プロジェクションマッピングだから仕方ないにしても… そんな中、アリア毎に変わる衣装にはワクワクでした。但し 水槽の中での歌唱は論外です! 映像は、歌手のアップは良いのですが、指揮者側は完全に音が映像に先行している。音楽のわかっていない人の編集です。 音声は、オーケストラがピットの中でのマイク収録なので、ティンパニなどの音が籠ってしまっている。声楽側がクリアーなだけに残念。 音楽は 速めのテンポで明るく元気いっぱい。推進力あふれる音楽に、フォルテピアノのキラキラする装飾音が効果的な 目の覚めるような演奏が最高です。そしてソロの歌唱の装飾もおしゃれに彩っていました。
『天地創造』の新たな可能性を提示するDVDですが、映像面でお薦めができないのが残念です。CDだったら「5」をつけるでしょう。 〜私的には演出で『2』をつけたかったのですが そこは客観的に判断しました〜
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ハイドン没後200年命日記念演奏会の ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:アネッテ・ダッシュ ウリエル:クリストフ・シュトレール ラファエル/アダム:トーマス・クヴァストホフ ウィーン室内合唱団 オーストリア=ハンガリー・ハイドンフィルハーモニー 指揮:アダム・フィッシャー 通奏低音はチェンバロですが奏者の記載はありません。 2009年5月31日 アイゼンシュタット、エステルハージ宮殿ハイドンザールでのハイドンフェスティバルの記念公演のライヴ録画。
まず 華麗なホールに目が釘付け。指揮者を下から狙うカメラの背後に 壮麗な天井画が映ります。普通であれば照明を落とす客席も、舞台と同じ明るさなので、宮殿の美しい装飾の数々を見ながらの音楽鑑賞に浸れます。 オーストリアとハンガリーの合同のモダンオーケストラによる演奏てす。ホールの収容人数に合った編成(10型以下?の合唱も各パート12名程度)の躍動感溢れる素晴らしい熱演が収められています。 アダム・フィッシャーの流れるような表情豊かな 自信に満ちた指揮により、地球がつくられていく様子が語られて(歌われて)いきます。特別編成のオーケストラですが、非常にこ細部まで丁寧なリハーサルが行われていることもわかる演奏です。 「その日」のライヴ録音なので、ソリストが走ってしまう箇所なども散見されますが、ダッシュの装飾を加えながらの積極的で華麗さを伴った清楚な声、シュトレールの端正で張りのある宗教作品にピッタリな歌唱、そしてクヴァストホフの表情豊かで、天使というより人間的な味のある歌唱と、一気に聴かせてくれます。 そしてフィッシャーにピッタリと合わせた合唱は 見事というしかありません。
オーストリア放送協会とNHKによる収録なので、カメラの切り替えをはじめ、映像と音のタイミングもピッタリで 安心して観ることができます。
天地創造の様子の映像つきのDVDもありますが、これは純粋なコンサートのDVDです。それならば映像は不要という考えもありますが、指揮者や歌手などを見ることで、アーティストが音楽に向けた音以外の力が届くようにも思うアルバムです。 初めて『天地創造』を聴こうという方にも 自信をもってお薦めできるDVDです。
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シャハトのクラリネット協奏曲集!
クラリネットの知られざる作品の発掘にかけて、驚異的なペースでレコーディングを進める、ディーター・クレッカーのクラリネットによって、またまた古典派の秘曲が録音されました。 ここではバンベルク交響楽団、 ハンス・シュタットルマイヤーの指揮の、躍動感あふれる演奏で楽しめます。
収録作品は4曲。 🎵シャハト:クラリネット協奏曲 ニ長調 🎵シャハト:クラリネット協奏曲 変ロ長調 🎵シャハト:2本のクラリネット協奏曲 変ロ長調 🎵シャハト:3本のクラリネット協奏曲 変ロ長調 2本の協奏曲だけは単一楽章形式ですが、その他の作品は すべて古典派らしい3楽章形式。
どの作品も明るく愉しい曲ばかり。特に注目すべき作品は 2曲目の変ロ長調の協奏曲。なんと 第3楽章が「キラキラ星変奏曲」なんですから!
尚、第2クラリネットはオリヴァー・リンク、第3クラリネットはヴァルデマー・ヴァンデルが吹いています。
古典派音楽の好きな人なら 笑顔で聴けるアルバムです!
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ショルティ指揮のハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:ルート・ツィーザク ウリエル:ヘルベルト・リッペルト ラファエル:ラインハルト・ハーゲン アダム:アントン・シャリンガー バイエルン放送合唱団 バイエルン放送交響楽団 指揮:ゲオルグ・ショルティ 通奏低音はチェンバロ。 通奏低音の演奏者の記載はありません。 チェンバロのアリアでの通奏低音の参加はありません。 1995年以前のライヴ映像。
1993年のシカゴ交響楽団他とのCD録音とは、ラファエル役だけが交代。ガブリエルとエヴァがツィーザクが兼任、ラファエルとアダムをバス歌手とバリトン歌手に分けるというのも同じです。 4人のソリストも映像からも、堂々と自分の音楽をショルティとともに歌い上げていく姿が感じられます。適度に装飾やアインガンクを加えての清楚かつ 表情豊かな歌唱は見事です。 オーケストラも繊細な音作り。さらりと音に弛緩を加えながらの 流麗で快活なスタイルは、とても気持ちの良い音楽になっています。 ソリストではツィーザクの素直で清楚な発声とリッペルトの優しさあふれる温かな声が魅力的です。
廉価盤なので プックレットには トラック番号と映像スタッフ名、歌詞の英訳とショルティの経歴(英語)が載っているだけです。しかし、映像は16:9の大画面で明瞭な画像です。映像と音が「完全に一致」するように編集したのでしょうが、演奏者側に立ったことのある私が観ると、ショルティの「打点」より音が早めに出ちゃうのが気になりました。 とは言うものの、初めて『天地創造』を聴く方にも推薦のできる上質の演奏が聴ける(観れる)DVDです。
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ペーター・シュライヤーの指揮する ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:エディト・マティス ウリエル:クリストフ・プレガルディエン ラファエル/アダム:ルネ・パーペ ルツェルン祝祭合唱団 スコットランド室内管弦楽団 指揮:ペーター・シュライヤー 通奏低音はチェンバロ。 演奏者メンバーは記載されていません。 1992年の教会におけるライヴ録画。
歌手として『天地創造』も数多歌われている、ペーター・シュライヤーが指揮をした公演のライヴ録画です。 とてもオーソドックスな『天地創造』です。楽譜に忠実で、ソリストにも 楽譜から逸脱するような歌唱を求めていません。チェンバロもレチタティーヴォのみを弾いています。まるで70年代のオーケストラコンサートでの演奏の様です。 ソリストは3人とも非の打ち所の無い珠玉の歌唱を聴かせてくれます。 それに対して 合唱の人数はオーケストラの2倍以上と思われる大合唱団です。が、アンバランスに感じるようなことはありません。技術的には音楽大学の合唱団に及ばないレベルです。 オーケストラも弦楽器の音に深みが足りないのは、21世紀に入ってからのスコットランド室内管弦楽団を聴いている耳には少し驚きました。
映像は92年としては とても良好です。技術にNHKが関わっている様です。そのためか、映像と音声がずれることなく 安心して観れました。 安心して聴ける演奏てすが、このDVDはソリストを聴くべき1枚といえるでしょう。ドーム内の美しさは、祭壇画とともに 素晴らしいですが…
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ジョン・ネルソン指揮のハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:ライザ・マイルン ウリエル:ウェルナー・ギュラ- ラファエル:マシュー・ローズ エヴァ:ルーシー・クロウ アダム:ジョナサン・ベイヤー オランダ放送室内合唱団 オランダ放送室内フィルハーモニー管弦楽団(10型) 指揮:ジョン・ネルソン 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:ペーター・ヤン・ベルダー フォルテピアノはレチタティーヴォのみならず、アリアにおいても、フレーズの末尾などの和音増強での参加が見られます。 2010年6月の教会内でのライヴ映像。
スタイリッシュで軽快な『天地創造』です。 明瞭な映像で演奏の様子が収められています。 ソリストの3人は、艶のあるソプラノ、爽やかな乾いたギュラ-、甘くしっとりとしたローズと色彩は異なりますが、力量十分な堂々とした歌唱と、時に加えてくる装飾やアインガンクもお洒落に決まっています。 描写音楽は、どちらかというと優雅に歌うか、一気呵成になだれ込むという、メリハリのついたスタイルで愉しめます。
『天地創造』の最も中心に位置する(オーソドックスな)演奏といえるでしょう。歌手とオーケストラは未知の方々ですが、文句無しレベルです。 初めて『天地創造』を聴く方に推薦できるDVDです。ただ、2枚目以降の比較視聴として選ぶ方には、つまらなく感じるかもしれません。
ファゴットの2名が日本の方でした。
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ムーティ指揮のハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:ルチア・ポップ ウリエル:フランシスコ・アライザ ラファエル:サミュエル・レイミー アダム:オラフ・ベーア ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 指揮:リッカルド・ムーティ 通奏低音はチェンバロとチェロ チェンバロ:ロバート・ケテルソン チェロ:ロバート・シェイヴァイン アリアでのチェンバロの参加はありません。 1990年 ザルツブルク音楽祭のライヴ映像。
オーストリア放送協会収録をディスクに起こしたもの。画像の良さ(90年当時!)とオーケストラのメンバーを映すカメラの角度は見事なもの。
フルオーケストラとによる、ロマン派の作品のようなダイナミックで表情豊かな演奏。現代の大きなホールにおける 理想的な演奏。 アライザの輝かしい声と 情感豊かな歌唱は このディスクの一番の聴きどころ。実演で聴いたなら鳥肌ものです! ムーティらしく、原典回帰の姿勢が明快な演奏です。スコアに書かれた装飾音以外の音の追加をせず(そのためチェンバロもアリアでお休みなのでしょうか?)、スコア通りの音を使って 壮大な音の絵巻物を編み出しています。
一部の画角の映像において、映像より微妙に音が早くなっているのが気になりました~遅れる分には、反応の遅いオーケストラや、ホールで観ているのと変わらないので大丈夫なのですが…~
豪華なソリストを擁した、贅沢な『天地創造』です。モダンオーケストラによる、充実した映像のついたてアルバムとすれば、お薦めしない理由はありません! 初めて聴こうと手に取る『天地創造』にもお薦めです。持っていて損のない1枚です。
なお この公演、休憩無しの様子で、最初から舞台上に最終合唱だけのアルトソロを含めた5人が入っています!
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ホグウッドの指揮する ハイドンの《英語版》オラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:エンマ・カークビー ウリエル:アンソニー・ロルフ・ジョンソン ラファエル/アダム:マイケル・ジョージ オクスフォード・ニューカレッジ合唱団、アカデミー・オブ・エンシェント ミュージック合唱団 アカデミー・オブ・エンシェント ミュージック管弦楽団 指揮:クリストファー・ホグウッド 通奏低音はフォルテピアノ 演奏者メンバーは記載されていません。 1990年3月10日、グロスター大聖堂での録音。
同じメンバー手のCDは2月の録音なので、音源は異なりますが、CD録音のあと 半月ほど後なので、ほぼ同じスタイルです。 ホグウッドらしく、温かみのある 美しい演奏です。オーケストラもピリオド楽器らしい穏やかで肌触りの良い音に包まれます。 歌手では 若いカークビーの 装飾を所々に織り交ぜながらの素直な声が絶品です。
映像は、レチタティーヴォ・セッコでは宇宙の背景に、語り手の顔のアップ(別撮り)から。 レチタティーヴォ・アコンパニャートからアリア(合唱)の部分では、その内容に沿った映像が流れます(第1部は無生物の地球、第2部は植物や鳥や海や陸の哺乳類等)。、その合間にオーケストラや歌手の映像がちょっぴり差し込まれるような編集です。第1部と第2部の自然の映像。第3部になると、世界の人々の生活や、西洋絵画のアップなどを効果的に差し込みながら、音楽を邪魔することのない、BBCらしい1990年頃の優れた素材を使って、楽しく観ることができます。
『天地創造』の内容を視覚からも理解しやすいような編集がなされています。教育現場での資料としても利用できる素晴らしいDVDです。演奏の様子のみを記録したものではないので注意が必要です。 私的には、初めて『天地創造』を聴く方にもお薦めできる 素敵なDVDです。
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アーノンクールの ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:ドロテア・レシュマン ウリエル:ミヒャエル・シャーデ ラファエル/アダム:クリスティアン・ゲルハーエル アルノルト・シェーンベルク合唱団 ウィーン・コンツェントゥス ムジクス(8-8-5-4-3+フォルテピアノ) 指揮:ニコラウス・アーノンクール 通奏低音はフォルテピアノ(とチェロ)を使用。 フォルテピアノ:ヘルベルト・タヘッツィ チェロ:ヘルヴィヒ・タヘッツィ フォルテピアノはレチタティーヴォのみならず、歌のナンバーの通奏低音としても参加しています。 2003年3月の複数回のライヴ録音。
アーノンクールらしい、深い造形による『天地創造』です。 テンポやダイナミクスもテキストに従い、オーケストラには音による描写を意識した演奏、ソロには言葉を生かす語りと歌唱を徹底した演奏が見事です。 内声部も巧みに聴かせてくれますが、大きめのオーケストラのため 旋律線を削ぐようなことはありません。通奏低音のフォルテピアノもなかなか粋な装飾を加えています。 ソリストも、歌詞に合わせて お洒落な装飾を加えています。時に器楽と呼応しているところが注目でしょう。そのような場面でのテンポの弛緩がとても大きいのですが、フレーズと歌詞に一致しているため、とても効果的に流れています。 描写音楽の描き方を聴くのであれば、このアルバムしかありません!
ハイドンの意図通りに、CDの1枚目に第1部を収録。2枚目に第2部と第3部となっています。中途半端な箇所で切られることがないので 落ち着いて聴くことができます。
21世紀の古典派音楽のピリオドスタイルの完成形を示す演奏ともいえるアルバムです。モダンオーケストラによる『天地創造』をお持ちの方の 次の比較演奏として選ぶには最適なアルバムでしょう。 初めての『天地創造』としては、癖が強く感じられるので、そこが分かれ目になりそうです。
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アーノンクールの ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:ドロテア・レシュマン ウリエル:ミヒャエル・シャーデ ラファエル/アダム:クリスティアン・ゲルハーエル アルノルト・シェーンベルク合唱団 ウィーン・コンツェントゥス ムジクス(8-8-5-4-3+フォルテピアノ) 指揮:ニコラウス・アーノンクール 通奏低音はフォルテピアノ(とチェロ)を使用。 フォルテピアノ:ヘルベルト・タヘッツィ チェロ:ヘルヴィヒ・タヘッツィ フォルテピアノはレチタティーヴォのみならず、歌のナンバーの通奏低音としても参加しています。 2003年3月の複数回のライヴ録音。
アーノンクールらしい、深い造形による『天地創造』です。 テンポやダイナミクスもテキストに従い、オーケストラには音による描写を意識した演奏、ソロには言葉を生かす語りと歌唱を徹底した演奏が見事です。 内声部も巧みに聴かせてくれますが、大きめのオーケストラのため 旋律線を削ぐようなことはありません。通奏低音のフォルテピアノもなかなか粋な装飾を加えています。 ソリストも、歌詞に合わせて お洒落な装飾を加えています。時に器楽と呼応しているところが注目でしょう。そのような場面でのテンポの弛緩がとても大きいのですが、フレーズと歌詞に一致しているため、とても効果的に流れています。 描写音楽の描き方を聴くのであれば、このアルバムしかありません!
ハイドンの意図通りに、CDの1枚目に第1部を収録。2枚目に第2部と第3部となっています。中途半端な箇所で切られることがないので 落ち着いて聴くことができます。
21世紀の古典派音楽のピリオドスタイルの完成形を示す演奏ともいえるアルバムです。モダンオーケストラによる『天地創造』をお持ちの方の 次の比較演奏として選ぶには最適なアルバムでしょう。 初めての『天地創造』としては、癖が強く感じられるので、そこが分かれ目になりそうです。
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クイケンの ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:クリスティーナ・ラキ ウリエル:ニール・マッキー ラファエル/アダム:フィリップ・フッテンロッハー コレギウムヴォカーレ・ヘント ラ・プティット・バンド(8-7-5-4-2+チェンバロ) 指揮:ジギスヴァルト・クイケン 通奏低音はチェンバロを使用 チェンバロ:ロベルト・コーネン チェンバロはレチタティーヴォのみならずアリアや合唱などの歌唱ナンバーでも通奏低音として演奏に加わっています。 1982年10月のライヴ録音。拍手が各部の最後に入っています。
落ち着いたテンポの、しっかりとした構築感をもった 堂々としたスタイルです。各曲の最後はテンポを落として 音を集中させてまとめる、書の留めのような重厚な描き方です。 冒頭からテキストに忠実な音楽作り。オーケストラの伴奏が情景を描く場面を、とても忠実 かつ丁寧に描いていきます。~ハイドンは嫌々書いたと言われていますが…~ 歌手は楽譜に忠実なスタイルでの歌唱です。スコアを超えた装飾やアインガンクはほとんど聴けません。これは通奏低音のチェンバロにも当てはまります。 3人のソリストは、クイケンの指揮の波にしっかり乗った 表情豊かでダイナミックで 余裕をも感じる語りと歌唱が見事です。
惜しむらくは、ディスクの交換が第2部の途中になっていること。
古典派をピリオド楽器によって演奏をするようになった 初期の録音です。そのため、それまでのモダンオーケストラのスタイルに、表情を強調するような、敢えて言うなら、20世紀前半のスタイルに近づいたようにも感じられる音楽作りです。そして、この段階では まだソロのパートにスコアを超えての装飾を加えることを試みておりません。ピリオド楽器での古典派音楽へのアプローチの試行錯誤がしっかりと記録されたアルバムです。 器楽、声楽のメンバーが クイケンの音をしっかり再現できている点で、このアルバムの存在意義は高いと思います。 そこをわかって聴ける方には、雅な古楽器の音色に染まった『天地創造』としてお薦めできます。
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ラトルの指揮する 細密画のような ハイドンの《英語版》オラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:アーリン・オジェー ウリエル:フィリップ・ラングリッジ ラファエル/アダム:デヴィッド・トーマス バーミンガム市交響楽団合唱団 バーミンガム市交響楽団 指揮:サイモン・ラトル 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:ハリー・ビケット チェロ:ウルリヒ・ハイネン コントラバス:ジョン・タッテ-スディル 1990年3月のセッション録音。
ラトルのまるで映画を観ているかのような、繊細な場面描写に拘った『天地創造』です。 それぞれの歌手は、スコアに記された旋律に 効果的な装飾やアインガンクで華麗かつ効果的に彩っています。そしてそれはオーケストラのソロパートの楽器との呼応にまで及んでいます。テンポもテキストの内容に従って変化させるなどの 細心の注意が払われた演奏を聴くことができます。 オーケストラや合唱はもとより、3人のソリストも、ラトルの下で 十二分の力を発揮した歌唱が堪能できます。そして 合唱の軽く爽やかな響きがとても印象的でした。 若きラトルの驚異的な手腕が発揮された録音です。
惜しむらくは、ディスクの交換が 第2部の途中になっていること。場面の変わる第3部の前、少なくともハイドンの意図した3部制に沿っての編集をして欲しかったです。
歌手の安定感と合唱の美しさと、とても丁寧な(リハーサルにより作られた)演奏なので お薦めしたいアルバムですが、英語版であるため歌詞に違和感を感じる方がいるかもしれないのが残念です。 私的には、初めて『天地創造』を聴かれる方には ドイツ語のオリジナルの歌詞のアルバムをお薦めしたいのですが、2セット目の聴き比べとしては、モダンオーケストラ盤で ここまでテキストを生かした演奏は無いので、古楽器やモダンオーケストラのどちらの『天地創造』をお持ちの方にも 2セット目として お薦めのアルバムです。
最後に、各ディスクの冒頭、約20秒ほどが無音となっています。それぞれ演奏が始まらないので焦ってしまいます。どのような意図なのでしょう?
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パールマンの指揮する ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:アマンダ・フォーサイス ウリエル:キース・ジェイムソン ラファエル/アダム:ケヴィン・ディーズ ボストンバロック 指揮:マーティン・パールマン 合唱団は7-6-6-6、オーケストラは6-5-4-4-2+フォルテピアノ フォルテピアノ:ペーター・シークス フォルテピアノはシュタインとヴァルターのコピーを使用。レチタティーヴォの伴奏中心の参加です。 2011年10月のセッション録音。
アメリカ合衆国のピリオド楽器の団体による演奏です。 速めのキビキビとした推進力のある快活なスタイル。小さな編成ですが、そのような感じのしない 充実した響きになっています。 ソリストはトリルやターンなどの装飾やアインガンクを自然に巧みに織り交ぜた演奏を繰り広げています。特にフォーサイスの小粒ですが積極的な歌唱は テキストに沿った表情豊かなもの。 ジェイムソンの爽やかでロマンチックな表情の語りと歌唱、ディーズの甘い声質の低音は、どちらも優しく魅力的です。 日本では知られていないソリストたちですが、素直な発声の安心して聴ける3人です。 合唱も小型ですが、内声部もくっきりと 対位法の妙を聴きながら 豊潤な響きに満たされます。
CDの1枚目に第1部と第2部を収録。アダムとエヴァの第3部を2枚目に収録と、作品の内容に合った編集がなされています。
とても引き締まった充実した演奏です。室内アンサンブルのピリオド楽器により ハイドンの骨組みの確かさを如実に感じられる名演奏が楽しめる素晴らしいアルバムです。 『天地創造』を初めて聴く方にも、ハイドン音楽の愉しさがわかる素敵な1枚です。 私的には シュペーリンク盤と並ぶ『天地創造』の名盤に挙げることができます。
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ヨハネス・ソマリーの指揮する ハイドンの《1797年英語原典版》オラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:ブレンダ・ハリス ウリエル:カール・ハルヴォーソン ラファエル/アダム:ジョン・チーク フェアフィールド カントリー合唱団 アモール アーティス管弦楽団(4-4-2-2-1+チェンバロ) 指揮:ヨハネス・ソマリー モダンチェンバロ:エドゥワルド・ブレワー チェンバロはレチタティーヴォのみの参加です。 1998年頃(以前)のデジタル録音。
アメリカ合衆国のピリオド楽器の団体による演奏です。『天地創造』のオリジナル英語版。そして最も小さなオーケストラによる録音かもしれません。 ドイツ語で慣れているため、英語に違和感を感じるかもしれませんが、歌唱の流れが自然なので、全く抵抗なく聴くことができました~テンポの心地好さが勝っていたからかもしれません~ 弦楽器が絞られているので、管楽器が明瞭に響いてきます。そしてソロや重唱の声とも自然に絡んできます。それに対して合唱のダイナミクスの幅が大きく取れているので、その効果は絶大です。 テンポは概して ゆったりと遅め。装飾やアインガンクも、一部のアリアを除いて、スコアに従った控え目な 70年代を思い出させるようなスタイルです。 日本では知られていないソリストたちですが、余裕のある美しい発声に好感がもてます。
他のアルバムでも書いていますが、CDの交換のタイミングが 第2部の途中になっているのが残念です。
私的には、英語版では、ホグウッド盤(やラトル盤)よりも朴訥な空気が『天地創造』にピッタリです。英語版のCDでは一番のお薦めです。
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マクリーシュ指揮のハイドンの《英語版》オラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2《英語版》 ガブリエル:サンドリーヌ・ピオー ウリエル:マーク・パドモア ラファエル:ニール・デイヴィス エヴァ:ミア・パーション アダム:ピーター・ハーヴェイ チータム室内合唱団、ガブリエリ コンソート ガブリエリ プレイヤーズ 指揮:ポール・マクリーシュ 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:ティモシー・ロバーツ フォルテピアノはアリアにおいても通奏低音として演奏に参加しています。 2006年10月録音。
《英語版》の『天地創造』てすが、歌詞は一般的に流布している英訳のものではなく、その歌詞を新たに手を加えて改良したものを使った演奏。 スタイルは、テンポやダイナミクスを大きめにとったロマンチック(バロック的?)なもの。 ソリストは装飾やアインガンクも積極的につけての歌唱てすが、突然の跳躍など ハイドンのスタイルとはかけはなれた歌唱が聴かれたりと、違和感を覚えるところもあります。併せて 描写音楽以外でのオーケストラのティンパニの強打など、指揮者の古典派音楽に対する姿勢が 私には合いませんでした。
私的に『天地創造』の英語の歌詞にどうしても違和感がある上に、さらに改変ときているので、全くダメでした。演奏そのものはオーケストラが18型(とそれに合わせた合唱)という、18世紀のロンドンでのヘンデルのオラトリオの演奏を参考にした編成の様。ダイナミックで鮮やかで劇的な音楽になっています。
私的には《日本盤に、帯以外に英語版と表示されていない(聴いて驚いた!)》点もあり、お薦め度は『2』です。しかし 英語版に抵抗の無い方で、カラヤンやレヴァインの『天地創造』が好みの方で、即興の歌唱やピリオド楽器の音色、フォルテピアノの通奏低音を比較して聴きたい方には『5』になります。 初めて聴く方には、歌詞への抵抗が無いと思うので『4』に値できるアルバムと言っておきます。 そこで、このレポートの評価を『3』としました。
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マクリーシュ指揮のハイドンの《英語版》オラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2《英語版》 ガブリエル:サンドリーヌ・ピオー ウリエル:マーク・パドモア ラファエル:ニール・デイヴィス エヴァ:ミア・パーション アダム:ピーター・ハーヴェイ チータム室内合唱団、ガブリエリ コンソート ガブリエリ プレイヤーズ 指揮:ポール・マクリーシュ 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:ティモシー・ロバーツ フォルテピアノはアリアにおいても通奏低音として演奏に参加しています。 2006年10月録音。
《英語版》の『天地創造』てすが、歌詞は一般的に流布している英訳のものではなく、その歌詞を新たに手を加えて改良したものを使った演奏。 スタイルは、テンポやダイナミクスを大きめにとったロマンチック(バロック的?)なもの。 ソリストは装飾やアインガンクも積極的につけての歌唱てすが、突然の跳躍など ハイドンのスタイルとはかけはなれた歌唱が聴かれたりと、違和感を覚えるところもあります。併せて 描写音楽以外でのオーケストラのティンパニの強打など、指揮者の古典派音楽に対する姿勢が 私には合いませんでした。
私的に『天地創造』の英語の歌詞にどうしても違和感がある上に、さらに改変ときているので、全くダメでした。演奏そのものはオーケストラが18型(とそれに合わせた合唱)という、18世紀のロンドンでのヘンデルのオラトリオの演奏を参考にした編成の様。ダイナミックで鮮やかで劇的な音楽になっています。
私的には《日本盤に、帯以外に英語版と表示されていない(聴いて驚いた!)》点もあり、お薦め度は『2』です。しかし 英語版に抵抗の無い方で、カラヤンやレヴァインの『天地創造』が好みの方で、即興の歌唱やピリオド楽器の音色、フォルテピアノの通奏低音を比較して聴きたい方には『5』になります。 初めて聴く方には、歌詞への抵抗が無いと思うので『4』に値できるアルバムと言っておきます。 そこで、このレポートの評価を『3』としました。
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ガーディナーの指揮する ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:シルヴィア・マクネアー ウリエル:ミヒャエル・シャーデ ラファエル:ジェラルド・フィンリー エヴァ:ドンナ・ブラウン アダム:ロドニー・ジルフリー モンテヴェルディ合唱団(10-6-6-6) イギリス・バロック管弦楽団(9-8-6-5-3+フォルテピアノ) 指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:アラスター・ロス フォルテピアノは語りの部分だけでなく、歌の箇所での通奏低音としても、音色のスパイスとして加えられています。 1995年2月録音。
ガーディナーはピリオド楽器で、模範的な しっかりと整えられた響きの『天地創造』を聴かせてくれます。 オーケストラは 弦楽器がビブラートを削いではいるものの、艶のある美しい響きが まるで現代楽器の様です。 ソリストの歌唱は、しっかりと言葉と表情が繋がった端正なもの。装飾やアインガンク、音の改変もソリストの自発性を生かしています。
惜しむらくは、ディスクの交換が 第2部の途中になっていること。場面の変わる第3部の前、少なくともハイドンの意図した3部制に沿っての編集が成されていないことです。
ブックレットの解説は ロビンス・ランドンが書いています(日本盤は訳の掲載です)。
ピリオド楽器の苦手な方にも 素直に受け入れられる美しさと 快活さを有したアルバムです。古楽系のような強い個性もなく、モダンオーケストラのようなゴージャスさも感じられない、中間的なスタイルです。 『天地創造』を現代で聴く時の 最大公約数的な演奏です。初めて聴くにも安心の1枚ですが、比較演奏として聴くには 中途半端な位置にあると思います。
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ガーディナーの指揮する ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:シルヴィア・マクネアー ウリエル:ミヒャエル・シャーデ ラファエル:ジェラルド・フィンリー エヴァ:ドンナ・ブラウン アダム:ロドニー・ジルフリー モンテヴェルディ合唱団(10-6-6-6) イギリス・バロック管弦楽団(9-8-6-5-3+フォルテピアノ) 指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:アラスター・ロス フォルテピアノは語りの部分だけでなく、歌の箇所での通奏低音としても、音色のスパイスとして加えられています。 1995年2月録音。
ガーディナーはピリオド楽器で、模範的な しっかりと整えられた響きの『天地創造』を聴かせてくれます。 オーケストラは 弦楽器がビブラートを削いではいるものの、艶のある美しい響きが まるで現代楽器の様です。 ソリストの歌唱は、しっかりと言葉と表情が繋がった端正なもの。装飾やアインガンク、音の改変もソリストの自発性を生かしています。
惜しむらくは、ディスクの交換が 第2部の途中になっていること。場面の変わる第3部の前、少なくともハイドンの意図した3部制に沿っての編集が成されていないことです。
ブックレットの解説は ロビンス・ランドンが書いています。
ピリオド楽器の苦手な方にも 素直に受け入れられる美しさと 快活さを有したアルバムです。古楽系のような強い個性もなく、モダンオーケストラのようなゴージャスさも感じられない、中間的なスタイルです。 『天地創造』を現代で聴く時の 最大公約数的な演奏です。初めて聴くにも安心の1枚ですが、比較演奏として聴くには 中途半端な位置にあると思います。
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ガーディナーの指揮する ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:シルヴィア・マクネアー ウリエル:ミヒャエル・シャーデ ラファエル:ジェラルド・フィンリー エヴァ:ドンナ・ブラウン アダム:ロドニー・ジルフリー モンテヴェルディ合唱団(10-6-6-6) イギリス・バロック管弦楽団(9-8-6-5-3+フォルテピアノ) 指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー 通奏低音はフォルテピアノ フォルテピアノ:アラスター・ロス フォルテピアノは語りの部分だけでなく、歌の箇所での通奏低音としても、音色のスパイスとして加えられています。 1995年2月録音。
ガーディナーはピリオド楽器で、模範的な しっかりと整えられた響きの『天地創造』を聴かせてくれます。 オーケストラは 弦楽器がビブラートを削いではいるものの、艶のある美しい響きが まるで現代楽器の様です。 ソリストの歌唱は、しっかりと言葉と表情が繋がった端正なもの。装飾やアインガンク、音の改変もソリストの自発性を生かしています。
惜しむらくは、ディスクの交換が 第2部の途中になっていること。場面の変わる第3部の前、少なくともハイドンの意図した3部制に沿っての編集が成されていないことです。
ブックレットの解説は ロビンス・ランドンが書いています(日本盤は訳の掲載です)。
ピリオド楽器の苦手な方にも 素直に受け入れられる美しさと 快活さを有したアルバムです。古楽系のような強い個性もなく、モダンオーケストラのようなゴージャスさも感じられない、中間的なスタイルです。 『天地創造』を現代で聴く時の 最大公約数的な演奏です。初めて聴くにも安心の1枚ですが、比較演奏として聴くには 中途半端な位置にあると思います。
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ブリュッヘン指揮の ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:リューバ・オルゴナソヴァー ウリエル:ジョン・マーク・エィンズリー ラファエル:アイケ・ウィルム・シュルテ エヴァ:ジョアン・ロジャース アダム:ペール・ヴォルシュタット グルベンキアン合唱団(10-8-8-10) 18世紀オーケストラ(10-10-5-5-3+チェンバロとフォルテピアノ) 指揮:フランス・ブリュッヘン 通奏低音はチェンバロとフォルテピアノ チェンバロとフォルテピアノ:ジャック・オッホ レチタティーヴォの伴奏ではフォルテピアノ、アリアや合唱の通奏低音ではチェンバロと使い分けています。 1994年3月録音。
ブリュッヘンの音楽は、流麗に流れる渓流の様。細かな表情をつけてはいるものの、インテンポで隅々まで音で満たすようなスタイル。曲の最後も 書道の留めのようにきっちりと締めるのとは正反対の、消え入るような余韻を聴かせる曲もあるなど、ロマンチックな音楽作りです。そして、声楽のソロをはじめとして、旋律の装飾やアインガンクの挿入はハイドンのスコアに忠実です(即興的なものは排除しています)。 90年代のピリオド楽器の演奏というより、音色は雅ですが、表情は70年代のモダンオーケストラに近いスタイルです。コントラファゴットの音もしっかりと聴こえるのに対して、鍵盤楽器の音は歌の箇所のみならず、レチタティーヴォにおいても とても控え目なバランスで収録されています。通奏低音の鍵盤楽器の音が気になる方には良いでしょう。
最終曲の合唱内で歌われる4人のソロの箇所は、ソリストではなく、合唱団の歌手によって歌われています(これはハイドンの意図通り!)。
CDの1枚目に第1部と第2部を収録。アダムとエヴァの第3部を2枚目に収録と、作品の内容に合った編集がなされています。
ピリオド楽器の録音ですが、即興を抑えた スコアに忠実な、どちらかというと70年代のモダンオーケストラ演奏に近いスタイルです。つまり、モダンと古楽系の中庸な位置にあるアルバムです。 ですので、『天地創造』を初めて聴く方には、癖も少ないため 安心してお薦めできる演奏です。 ですが 聴き比べとしては中庸すぎるため、お薦め度は「4」に留まりました。
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ブリュッヘン指揮の ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:リューバ・オルゴナソヴァー ウリエル:ジョン・マーク・エィンズリー ラファエル:アイケ・ウィルム・シュルテ エヴァ:ジョアン・ロジャース アダム:ペール・ヴォルシュタット グルベンキアン合唱団(10-8-8-10) 18世紀オーケストラ(10-10-5-5-3+チェンバロとフォルテピアノ) 指揮:フランス・ブリュッヘン 通奏低音はチェンバロとフォルテピアノ チェンバロとフォルテピアノ:ジャック・オッホ レチタティーヴォの伴奏ではフォルテピアノ、アリアや合唱の通奏低音ではチェンバロと使い分けています。 1994年3月録音。
ブリュッヘンの音楽は、流麗に流れる渓流の様。細かな表情をつけてはいるものの、インテンポで隅々まで音で満たすようなスタイル。曲の最後も 書道の留めのようにきっちりと締めるのとは正反対の、消え入るような余韻を聴かせる曲もあるなど、ロマンチックな音楽作りです。そして、声楽のソロをはじめとして、旋律の装飾やアインガンクの挿入はハイドンのスコアに忠実です(即興的なものは排除しています)。 90年代のピリオド楽器の演奏というより、音色は雅ですが、表情は70年代のモダンオーケストラに近いスタイルです。コントラファゴットの音もしっかりと聴こえるのに対して、鍵盤楽器の音は歌の箇所のみならず、レチタティーヴォにおいても とても控え目なバランスで収録されています。通奏低音の鍵盤楽器の音が気になる方には良いでしょう。
最終曲の合唱内で歌われる4人のソロの箇所は、ソリストではなく、合唱団の歌手によって歌われています(これはハイドンの意図通り!)。
CDの1枚目に第1部と第2部を収録。アダムとエヴァの第3部を2枚目に収録と、作品の内容に合った編集がなされています。
ピリオド楽器の録音ですが、即興を抑えた スコアに忠実な、どちらかというと70年代のモダンオーケストラ演奏に近いスタイルです。つまり、モダンと古楽系の中庸な位置にあるアルバムです。 ですので、『天地創造』を初めて聴く方には、癖も少ないため 安心してお薦めできる演奏です。 ですが 聴き比べとしては中庸すぎるため、お薦め度は「4」に留まりました。
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ヤーコプスの ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:ユリア・クライター ウリエル:マキシミリアン・シュミット ラファエル/アダム:マキシミリアン・シュミット RIAS 室内合唱団(11-8-9-8) フライブルク・バロック・オーケストラ(7-6-4-3-3+フォルテピアノ) 指揮:ルネ・ヤーコプス 通奏低音はフォルテピアノを使用 フォルテピアノ:セヴァスティアン・ウィーナント レチタティーヴォにおける通奏低音は、才気煥発の即興を巧みに聴かせる鮮やかなもの。それに合わせるようなソリストの即興やアインガンクも楽しめます。第1部と第2部のアリアではフォルテピアノはお休みしています、 2009年1月のセッション録音。
弦楽器と同等レベルでの木管楽器の扱いなど、古典派の交響曲と同じレベルでの弦楽器と管楽器のバランスを求めた響き。ですから(第2部の)描写の場面は見事です! アリアや合唱曲においても、ナンバーごとに大きく表情を変えており、歌詞に合わせた1曲ごとの吟味がしっかりとなされています。ダイナミクスの変化もはっきりとした、とてもメリハリのある音楽作りです。 ソリストの語りと歌唱においては、基本、レチタティーヴォでは 伴奏に合わせて?即興が自由に入れられた語りが聴けます。それはアリアにおいても、アインガンクは どのナンバーでも取り入れられ、装飾も曲の歌詞とテンポに合わせて積極的に歌われています。 最終曲の合唱内で歌われる4人のソロの箇所は、合唱団の歌手によって歌われています(これはハイドンの記譜の通り!)。
CDの1枚目に第1部と第2部を収録。アダムとエヴァの第3部を2枚目に収録と、作品の内容に合った編集がなされています。
録音風景やヤーコプスとソリストの語りの入ったボーナスDVDは視覚的にも色々と参考になりました。
スコアに忠実な演奏を求める方には向かないアルバムです。レチタティーヴォを愉しく聴きたい方には強くお薦めできます。アリアでの歌手の積極的な歌唱に対し、ソロ楽器が絡む場面で器楽が楽譜通りなのが残念です。「オラトリオは舞台装置の無いオペラだ」と思って聴きたい方には 絶好のアルバムでしょう。
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ヴァイルの指揮する ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:アン・モノイオス ウリエル:イェルク・ヘリンク ラファエル/アダム:ハーリー・ファン・デル・カンプ テルツ少年合唱団 ターフェルムジーク バロック管弦楽団(7-7-4-4-3+フォルテピアノ) 指揮:ブルーノ・ヴァイル フォルテピアノ:ジェフリー・ランカスター フォルテピアノは歌唱のナンバーまで 通奏低音として参加しています。 1993年8~9月のセッション録音です。
ピリオド楽器録音初期に「ハイドンの交響曲全集」を企画し 中途で挫折をしたひとつが、ヴァイルによる録音でした。しかし この組み合わせは 交響曲と並行して、主要なミサ曲の録音と『天地創造』を残してくれました。私は「交響曲録音の余波か」と思ったのですが、合唱の「テルツ少年合唱団」に目が釘付けになり 聴いてみるや、その軽快さと澄みきった音に魅了されました。 ヴァイルの現代でも退屈する隙を与えない(そして速すぎない!)テンポと、爽やかなピリオドオーケストラの音、軽妙ともいえる声楽陣の透明感漲る声に惹き付けられます。 ソロの3人の素敵なヴァリアントやアインガンクのお洒落な装飾は、(スコアを読みながら聴いても)邪魔になることのない絶妙なもの。 そして、そのアリアや合唱曲でもしっかりと聴こえてくる、クリスタルのような光沢を放つフォルテピアノの素敵なこと!
唯一残念なのが、CD録音なのに ディスクの交換のタイミングが、第2部の途中となっていることです。十分に第2部終了までを1枚目に収録できるのに… 音楽の内容を考慮できない、LP製作の時間的制約のままの編集が残念です。
「ピリオド楽器の」『天地創造』の最初期のアルバムですが、クセの無い、真っ直ぐなスタイルの 爽やかな ハイドンの意図を素直に描いているかのような、素晴らしいアルバムになっています。 勿論、初めてピリオド楽器による『天地創造』を聴く方にも お薦めできる素敵なアルバムです。
追伸:私的に「ブルーノ・ヴァイル」を初めて聴いたのが読響の定期ということもあり、どうして「モダンオーケストラの指揮者」として見ていて、この組み合わせの録音を、長い間客観的に評価することができませんでした。
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クリスティ指揮の ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:ゲニア・キューマイアー ウリエル:トビー・スペンス ラファエル:ディートリヒ・ヘンシェル エヴァ:ゾフィー・カルトホイザー アダム:マルクス・ヴェルバ レ ザール フロリサン(合唱:8-7-6-7)(弦:7-7-5-4-2+フォルテピアノ) 指揮:ウィリアム・クリスティ 通奏低音はフォルテピアノとチェロとコントラバス フォルテピアノ:ベノワ・アートワ チェロ:デヴィッド・シンプソン コントラバス:ジョナサン・キャプレ フォルテピアノは歌の通奏低音としても参加しています。フォルテピアノがクリストフォリのような甘く雅な音色なのが素敵です。 2007年7月のセッション録音。
クリスティのキビキビとした 推進力あふれる演奏は、古典派らしい端正さと、積極的 かつ 自然な装飾でお洒落に装ったスタイルが魅力的です。 オーケストラの透明感のある響きも美しいです。 それぞれの歌手に装飾やアインガンクを加えた歌唱を実施させて?(自由に歌わせて?)います。 キューマイアーの清楚な声と、可憐で落ち着いた装飾を加えた歌唱がガブリエルにピッタリで アリアの度にワクワクさせられます。 スペンスは時に地声を織り交ぜたりと、幅広い情景描写を聴かせてくれます。 ヘンシェルの温かな低音の魅力は、レチタティーヴォでの説得力のある語りにピッタリです。 カルトホイザーの真っ直ぐな声とヴェルバの包容力のある声も素敵です。
惜しむらくは、ディスクの交換が 第2部の途中になっていること。場面の変わる第3部の前、もしくはハイドンの意図した3部制に沿っての編集が成されていないのが残念です。
ピリオド楽器による演奏ですが、20世紀後半のバロック音楽の援用スタイルと離れた、古典派音楽としてのピリオドスタイルを追求したスタイルです。ただテンポは現代的なスマートさを生かした軽快な演奏になっています。モダンな気持ち良いリズムの演奏を、当時の音で聴くようなアルバムに仕上がっているといえます。 初めて『天地創造』を聴く方にも 過不足のないアルバムとして推薦できます。
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クリスティ指揮の ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:ゲニア・キューマイアー ウリエル:トビー・スペンス ラファエル:ディートリヒ・ヘンシェル エヴァ:ゾフィー・カルトホイザー アダム:マルクス・ヴェルバ レ ザール フロリサン(合唱:8-7-6-7)(弦:7-7-5-4-2+フォルテピアノ) 指揮:ウィリアム・クリスティ 通奏低音はフォルテピアノとチェロとコントラバス フォルテピアノ:ベノワ・アートワ チェロ:デヴィッド・シンプソン コントラバス:ジョナサン・キャプレ フォルテピアノは歌の通奏低音としても参加しています。フォルテピアノがクリストフォリのような甘く雅な音色なのが素敵です。 2007年7月のセッション録音。
クリスティのキビキビとした 推進力あふれる演奏は、古典派らしい端正さと、積極的 かつ 自然な装飾でお洒落に装ったスタイルが魅力的です。 オーケストラの透明感のある響きも美しいです。 それぞれの歌手に装飾やアインガンクを加えた歌唱を実施させて?(自由に歌わせて?)います。 キューマイアーの清楚な声と、可憐で落ち着いた装飾を加えた歌唱がガブリエルにピッタリで アリアの度にワクワクさせられます。 スペンスは時に地声を織り交ぜたりと、幅広い情景描写を聴かせてくれます。 ヘンシェルの温かな低音の魅力は、レチタティーヴォでの説得力のある語りにピッタリです。 カルトホイザーの真っ直ぐな声とヴェルバの包容力のある声も素敵です。
惜しむらくは、ディスクの交換が 第2部の途中になっていること。場面の変わる第3部の前、もしくはハイドンの意図した3部制に沿っての編集が成されていないのが残念です。
ピリオド楽器による演奏ですが、20世紀後半のバロック音楽の援用スタイルと離れた、古典派音楽としてのピリオドスタイルを追求したスタイルです。ただテンポは現代的なスマートさを生かした軽快な演奏になっています。モダンな気持ち良いリズムの演奏を、当時の音で聴くようなアルバムに仕上がっているといえます。 初めて『天地創造』を聴く方にも 過不足のないアルバムとして推薦できます。
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ヘンゲルブロック指揮の ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:シモーネ・ケルメス ウリエル:スティーヴ・ダヴィスリム ラファエル:ヨハネス・マンノフ エヴァ:ドロテー・ミールズ アダム:ロッキー・チャン スイス・ロマンド合唱団 バルタザール=ノイマン合唱団 バルタザール=ノイマンアンサンブル(6-5-4-4-2+フォルテピアノ) 指揮:トーマス・ヘンゲルブロック 通奏低音はフォルテピアノとチェロ。 フォルテピアノ:ミヒャエル・ベーリンガー フォルテピアノは レチタティーヴォの他、一部のアリアで通奏低音として参加しています。 2001年7月のセッション録音。
ヘンゲルブロックは 思い切ったテンポとダイナミクス、それにフレージングの見直しも行い、鮮やかな『天地創造』を描き出しています。歌唱の伴奏でのおとなしさと、オーケストラの間奏での躍動感との対比が鮮やかです。 ソロの歌唱は、小さな装飾やアインガンクを折々に、そして自然に織り込み、素敵な輝きをもった歌を作り出しています。 印象的なソリストは、ダヴィスリムの柔らかで滑らかなロマンチックな歌唱が絶品です。そして日本でもお馴染みの、ミールズのエヴァの優しさあふれる温かな歌唱も心が打たれます。
CDの1枚目に第1部と第2部を収録。アダムとエヴァの第3部を2枚目に収録と、作品の内容に合ったように編集されています。
バロック音楽の描写的や即興的表現の強調が感じられるスタイルに、ロマン派のような滑らかな美しさを追求するような音の流れも素敵な音楽になっています。 ですので、ピリオドスタイルのアルバムをお持ちの方や ダイナミックなモダンスタイルのアルバムをお持ちの方にも 聴き比べの1枚としてお薦めできるアルバムです~但し、中途半端と言われるかもしれませんが~ 中庸的なスタイルと考えれば、初めて『天地創造』を聴く方のアルバムとしてもお薦めできる1枚です。
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ヘンゲルブロック指揮の ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:シモーネ・ケルメス ウリエル:スティーヴ・ダヴィスリム ラファエル:ヨハネス・マンノフ エヴァ:ドロテー・ミールズ アダム:ロッキー・チャン スイス・ロマンド合唱団 バルタザール=ノイマン合唱団 バルタザール=ノイマンアンサンブル(6-5-4-4-2+フォルテピアノ) 指揮:トーマス・ヘンゲルブロック 通奏低音はフォルテピアノとチェロ。 フォルテピアノ:ミヒャエル・ベーリンガー フォルテピアノは レチタティーヴォの他、一部のアリアで通奏低音として参加しています。 2001年7月のセッション録音。
ヘンゲルブロックは 思い切ったテンポとダイナミクス、それにフレージングの見直しも行い、鮮やかな『天地創造』を描き出しています。歌唱の伴奏でのおとなしさと、オーケストラの間奏での躍動感との対比が鮮やかです。 ソロの歌唱は、小さな装飾やアインガンクを折々に、そして自然に織り込み、素敵な輝きをもった歌を作り出しています。 印象的なソリストは、ダヴィスリムの柔らかで滑らかなロマンチックな歌唱が絶品です。そして日本でもお馴染みの、ミールズのエヴァの優しさあふれる温かな歌唱も心が打たれます。
CDの1枚目に第1部と第2部を収録。アダムとエヴァの第3部を2枚目に収録と、作品の内容に合ったように編集されています。
バロック音楽の描写的や即興的表現の強調が感じられるスタイルに、ロマン派のような滑らかな美しさを追求するような音の流れも素敵な音楽になっています。 ですので、ピリオドスタイルのアルバムをお持ちの方や ダイナミックなモダンスタイルのアルバムをお持ちの方にも 聴き比べの1枚としてお薦めできるアルバムです~但し、中途半端と言われるかもしれませんが~ 中庸的なスタイルと考えれば、初めて『天地創造』を聴く方のアルバムとしてもお薦めできる1枚です。
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ウィーン少年合唱団が歌う ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:マックス・エマヌエル・チェンチッチ エヴァ:ゲルトラウト・シュミット ウリエル:クリスチャン・バウアー ラファエル/アダム:エルンスト・ヤンコヴィッチ ウィーン少年合唱団、ウィーン合唱団 ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団 指揮:ペーター・マルシク 通奏低音はモダンチェンバロとチェロ。演奏者の記載はありません。モダンチェンバロはレチタティーヴォのみ参加です。 1994年5月のライヴ録音。
ウィーン少年合唱団を前面に推し出したアルバム。合唱の女声が少年合唱。さらに 天使ガブリエルもウィーン少年合唱団卒の男声ソプラノの歌唱です。 マルシクの折り目正しい指揮は、等身大のハイドンの姿を優しく描いています。ソロの歌手の個性を引き出した素直で聴きやすい演奏。 描写音楽の箇所も音楽の流れに合わせたスタイル。ただ オーケストラについてはソロで動くフレーズなどでの荒さが散見されます。 チェンチッチの歌唱は 線が細いものの、小さなアインガンクや装飾なども加えた積極的な歌唱を聴かせてくれます。 バウアーの凛とした清楚で真っ直ぐな 美しく丁寧で細かな表情をもった語りと歌唱は、このアルバムの白眉ともいえます。 ヤンコヴィッチの端正な落ち着いた低音は、大人の魅力のように聴こえてきます。 そして第3部のエヴァを女性のソプラノ、シュミットに交替させたのは 配慮がしっかりと行き届いた配役ですね。
ライヴ録音ですが 3日間の収録となっており、ノイズ(拍手も!)のカットができています。同じメンバーによるDVDとは異なった編集がされています。
残念なのが、第2部の途中で2枚目のディスクに交換という編集。ストーリーに合わせて、1枚目に第2部の最後までを収録してもらいたかったです。
宗教音楽の女声パートを少年合唱、男声ソプラノで聴きたい方には絶好のアルバムになっています。もちろんそれだけではなく、真摯な演奏にも好感のもてる演奏になっています。勿論、他のアルバムとの聴き比べに選ぶ隠し玉になる1枚です。 特別な違和感もなく、ハイドンの明るい姿がしっかりと感じられる素直な演奏は、初めて聴く方にも 安心してお薦めできます。
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ウィーン少年合唱団が歌う ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル:マックス・エマヌエル・チェンチッチ エヴァ:ゲルトラウト・シュミット ウリエル:クリスチャン・バウアー ラファエル/アダム:エルンスト・ヤンコヴィッチ ウィーン少年合唱団、ウィーン合唱団 ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団 指揮:ペーター・マルシク 通奏低音はチェンバロとチェロ。 チェンバロはレチタティーヴォのみ参加です。 1994年5月のウィーン楽友協会でのライヴの録画。
ウィーン少年合唱団を前面に推し出したアルバム。合唱の女声パートが少年合唱です。 マルシクの折り目正しい指揮は、等身大のハイドンの姿を優しく描いています。ソロの歌手の個性を引き出した素直で聴きやすい演奏。 描写音楽の箇所も音楽の流れに合わせたスタイル。ただ オーケストラについてはソロで動くフレーズなどでの荒さが散見されます。 チェンチッチの歌唱は 線が細いものの、小さなアインガンクや装飾なども加えた 立派な歌唱を聴かせてくれます。 バウアーの凛とした清楚で真っ直ぐな 美しく丁寧で細かな表情をもった語りと歌唱は、このアルバムの白眉ともいえます。 ヤンコヴィッチの端正な落ち着いた低音は、大人の魅力のように聴こえてきます。 そして第3部のエヴァを女性のソプラノ、シュミットに交替させたのは 配慮がしっかりと行き届いた配役です。
ライヴ録画ですが、同じ音声を元に作られたCDとは(収録日数も)異なっており、こちらは聴衆のノイズも多少あるライヴ感のある音に仕上がっています。
映像つきなので、臨場感も感じられのがいいですね。画像は今観ると少し古めかしい感じも否めませんが、映像と音のズレ(音が先になること)もほとんどなく、ストレスなく観ることができます。 宗教音楽の女声パートを少年合唱で聴きたい方には絶好のアルバムになっています。もちろんそれだけではなく、情感あふれる真摯なスタイルにも好感のもてる演奏となっています。 特別な違和感もなく、ハイドンの天真爛漫な音楽がしっかりと感じられる演奏は、初めて聴く方にも 安心してお薦めできます。
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ルイージ・マルケージのアリエッタとその周辺の室内楽集!
18世紀後半のロンドンで聴かれたルイージ・マルケージのアリエッタと、それとともに聴かれた作品を集めた、とても魅力的なアルバムです。 フランチェスカ・カッシナーリのソプラノと『スティーレ・ガランテ』による演奏。
収録作品はマルケージと同時期に活動をした3人の作曲家の器楽作品を織り交ぜています。 ルイージ・マルケージ 🎵アリエッタ集 作品1(全6曲) 🎵アリエッタ集 作品2(全6曲)
アンネ=マリー・クルムフォルツ 🎵新しい序奏とピエモンテのエールによる変奏曲 🎵クルムフォルツ氏によるメヌエットとその夫人による変奏曲
ジェイムズ・チェルヴェット 🎵2本のチェロのための二重奏曲 ハ長調
ヴェロニカ・チャンケッティーニ 🎵ピアノフォルテのためのソナタ
どれも古典派らしい、優しい旋律に心が温まる作品ばかりです。
日本ではまったく知られていない作曲家ですが、とても魅力的な音楽ばかりです。ピリオド楽器で明るく快活な演奏を聴かせてくれます。 古典派音楽の好きな方であれば、驚き、かつ顔がほころぶこと間違いなしのアルバムです。もちろん モーツァルトの音楽の好きな方ならば、自信をもってお薦めできます。
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シュペルガーのコントラバス協奏曲集!
ハイドンの『告別』交響曲に応えた、『到着』交響曲を書いたことで知られるシュペルガーの 本領発揮のコントラバス協奏曲が3曲聴ける 好企画盤。
ヤン・クリゴフスキーのコントラバス、コレギウム ヴァルトベルク430(3-3-2-1-1+チェンバロ)による演奏。
収録作品は すべてシュペルガー作曲の 🎵コントラバス協奏曲第2番 ニ長調 🎵コントラバス協奏曲第3番 変ロ長調 🎵コントラバス協奏曲第4番 ヘ長調 クリゴフスキーのアグレッシヴな演奏は、古典派の穏やかな作品に 生命力と躍動感を加えています。一部のカデンツァがモダン過ぎて唖然とさせられたりもしますが、それは些細。
ニ長調の協奏曲は、管楽器が加わり後期の古典派らしく鮮やかなさ色彩感を加えたオーケストラが素敵です。 変ロ長調の協奏曲では、オーケストラのティンパニが活躍。力漲るリズムで鼓舞するオーケストラの煽りを聴くのが楽しいです。 ヘ長調の協奏曲では なんと オーケストラにダルシマーが加わっていて、独特の色合いにワクワクさせられます。そしてダルシマー(の弱音までも!)がしっかりと聴こえる素晴らしい録音に仕上がっています。なお、ダルシマーは通奏低音ではなく、ひとつのパートとして弾かれています。通奏低音のチェンバロも加わっています。
クリゴフスキーの妙技とシュペルガーの古典派の枠内での実験的な音楽が融合した 充実した響きを紹介してくれる素晴らしいアルバムです。
古典派音楽ファンやコントラバス奏者はもちろん、バロックから現代までの協奏曲や室内楽を聴かれる方にもお薦めできるアルバムです!
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ボヘミアのバロックとその後の音楽 第20巻
第9巻が出たのとほぼ同時期に、一気に飛んで「第20巻」が発売されました。 今回は、1970年の録音とデジタル録音の始まった90年前後の魅力的な選曲の再編集の1枚です。
1曲目は 🎵カール・シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲 ニ長調 ヴィオラ:ヴォルフラム・クリスト 指揮:ヘルムート・ミュラー=ブリュール ケルン室内管弦楽団、 1987年の録音 カール・シュターミッツの代表作。このアルバムの最初に入れるに相応しい 古典派の協奏曲の代表格(モーツァルトは特別とすれば)とも言える秀作です。端正で落ち着いた演奏は、20世紀後半の古典派音楽をモダン楽器の室内オーケストラでの演奏の典型を聴くことができます。モダンなカデンツァなところで好き嫌いが分かれそうです。
2曲目は 🎵ヨゼフ・ライヒャ:フルート協奏曲 変ロ長調 フルート:ブルーノ・マイアー プラハ室内管弦楽団 1991年の録音 ライヒャのほとんど知られていない フルート協奏曲。古典派らしい 流麗な旋律に彩られた幸福感溢れる音楽です。マイアーの美しいモダンフルートの音色と、チェンバロの加わった輝くようなモダンオーケストラとの色彩感は、「古典派はピリオド楽器じゃないと…」いう硬い頭を一気に壊すでしょう。
3曲目は 🎵パヴェル・ヴラニツキー:描写的大交響曲『フランス共和国との和平のために』 作品31 指揮:ヴァーツラフ・スメターチェク プラハ放送交響楽団 1970年の録音 ヴラニツキーのフランス革命を綴った、100年後の時代であれば『交響詩』と呼ばれるような作品。第1楽章から、「革命」「ルイ16世の死と葬儀」「戦争」「平和の到来・平和の式典」という、古典派の交響曲の4楽章形式に則って作られた聴きやすい素敵な作品です。心温まる優しい演奏は、聴いた方の心も癒す 笑顔が似合う音楽です。好演です! 18世紀の歴史を映す資料としても重要な作品を実際に耳にできる とても貴重な1枚になっています。
3曲とも 録音も良好で、存在価値の高いアルバムになっています。
古典派音楽ファンには言うまでもなく、18世紀のヨーロッパ史を幅広く研究する方にも 要チェックの、このシリーズでの大当たりの選曲の1枚てす。
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古典派のヴィオラ協奏曲集!
ウルバン・カメラータという(3-3-4-3-1のメンバー表記)シュトゥットガルトで設立されたモダン楽器による室内オーケストラに、ヴィオラのアンドラ・ダルツィナのソロで、古典派の3人のヴィオラ協奏曲を収録したアルバムてす。
🎵フランツ・アントン・ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲 ニ長調 明るく、天真爛漫な速い楽章と、Adagioの寂しげな音楽との対比が魅力の 古典派らしい美しい旋律に満たされた協奏曲です。
🎵カール・シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲 ニ長調 この作品は カール・シュターミッツを代表するように、良く聴かれる(録音される)作品です。人懐こい温かな旋律とヴィオラの重音に癒される 古典派を代表すると言っても過言ではない協奏曲作品です。
🎵ミヒャエル・ハイドン:オルガンとヴィオラの二重協奏曲 ハ長調 P.55 オルガンのソロはユルゲン・エッスル。 こちらは前の2曲に比べると 無骨ではあるものの、しっかりとした立体感が感じられる 知的な興味をそそる秀作。ちょっぴりくぐもった音色のオルガンが ヴィオラとのバランスにピッタリです。
弦楽器では地味な存在のヴィオラをソロに置いた古典派の名協奏曲が3曲並べた、ヴィオラ演奏者はもちろん、古典派音楽ファンにもお薦めのアルバムです。
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ノリントンの指揮する ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:クリスティアーネ・ニルツェ ウリエル:スコット・ウィアー ラファエル/アダム:ペーター・リカ RIAS室内合唱団 ヨーロッパ室内管弦楽団 指揮:サー・ロジャー・ノリントン 通奏低音はフォルテピアノとチェロ。演奏者の記載はありません。フォルテピアノはレチタティーヴォだけの参加ではなく、必要に応じてアリア等でのアインガンクで効果的に使われています。 1990年3月のライヴ録音。
ノリントンの生き生きとしたハイドンは、ちょっぴり癖が強い感じもしますが、それにより、音楽自身の発するエネルギーがダイレクトに伝わってきます。バロック音楽の演奏法の成果をそのまま古典派へと延長しての実験的な取り組みの最初期の演奏例のひとつです。 モダン楽器のオーケストラを使っての ピリオド奏法を応用したアグレッシヴな演奏の最初期の記録といえるでしょう。 ソリストにも、装飾やヴァリアントを積極的に(自由に?)加えさせての歌唱を聴くことができます。 ニルツェの清楚な歌唱は 宗教作品にピッタリ。弛緩を巧みに織りまぜた表情豊かな歌唱が見事です。 ウィアーの最初から装飾でお洒落に攻めてくる歌唱は流麗で美しいです。 リカの明るい艶のある低音も魅力的です。
描写音楽を扱う箇所は、意外とさらりとした表現で流しているような印象です。
そして特筆すべきは、ディスク1枚目に第1部と第2部が収録、2枚目に第3部という、一見不釣り合いな収録。てすが 配役を見ればわかるように、第3部がアダムとエヴァの物語りなので、『天地創造』を2つに分けるとすれば これが最も適切なのです。
ライヴ録音となってはいるものの、聴衆のノイズはしっかりカットされています。モダンオーケストラによる ピリオド奏法を援用した実験的な記録ともいえる録音です。しかし 現在では、様々な団体(日本でも山形交響楽団を筆頭に、東京交響楽団など)でも行われており、違和感を感じることはありません。ノリントンらしいリズムに乗った 勢いのある音楽が聴けるというアルバムです。 ですから、初めて聴く方にも 安心してお薦めできます。
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ボルトンの指揮する ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:ミア・パーソン ウリエル:トピー・レーティプー ラファエル/アダム:デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン ザルツブルク・バッハコーア ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 指揮:アイヴォー・ボルトン 通奏低音はフォルテピアノとチェロ。 フォルテピアノ:ヴォルフガンク・ブルンナー チェロ:マルクス・プジェ フォルテピアノはアリアなどの歌唱のナンバーにも通奏低音として参加しています(ほとんど聴こえないレベルですが…)。 2005年10月のライヴ録音。
ボルトンの指揮は、古典派という形式の枠内で、しっかりとした骨組みで固めたあとのすき間を自由に散策するような、肩の力の抜けた 爽やかな風が吹き抜ける、初夏ような暖かな音楽です。 基本となるテンポは モダンで速め。軽快で明るい音楽になっています。とても自然に音楽が流れているので、ボルトンがどのように手を加えているのかがわからないくらいです。 ソリストの歌唱は、装飾やヴァリアントなどを適宜加えています。 第3部のパーションの可憐な声は、エヴァらしい清楚な空気が感じられる好演です。 描写音楽を扱う箇所、特にレチタティーヴォ・オブリガートでは、さらりと流すようにしながら、オーケストラには濃厚なニュアンスを求めた演奏を聴くことがてきます。
残念なことは、ディスクチェンジを第2部の真ん中で行わなければならないこと。ボルトンがこれを良しとは言わないように思うのですが…
日本盤の曲目解説が、安田和信氏の執筆なのてすが、非常に分かりやすく、簡潔かつ詳細です。これを入手するために このアルバムを手にとっても良いくらいです。これに比する解説は、コッホの1960年録音の日本盤の大宮真琴先生の解説くらいです。
(2日間の)ライヴ録音とはいえ、聴衆のノイズはほとんど気になりません。21世紀のハイドンの『天地創造』の(モダンオーケストラによる)演奏の模範的なアルバムと言えるでしょう。 ですから、初めて聴く方にも 安心してお薦めできるアルバムです。
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ホーレンシュタイン指揮の ハイドンのオラトリオ『天地創造』とモーツァルト『戴冠ミサ』!
最初は 🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:ミミ・コアース ウリエル:ユリウス・パツァーク ラファエル/アダム:デジェー・エルンシュテル ウィーン楽友協会合唱団 ウィーンフォルクスオーパー管弦楽団 指揮:ヤッシャ・ホーレンシュタイン 通奏低音はモダンチェンバロとチェロ。演奏者の記載はありません。 録音年不祥ですが、良好なステレオ録音。
この『天地創造』は、理路整然とした襟を正したような凛とした演奏です。テンポは遅めでじっくり聴かせるナンバーがあるかと思えば、颯爽と快速で飛ばすような気持ちの良い、メリハリのある音楽が聴けます。
残念だったのは、第3番のラファエルのレチタティーヴォで、1小節の音抜け(編集ミス)があったこと。
ソリストの3人は ほぼスコア通りの歌唱になっています。シュリックの甘い声質と、パツァークの端正で凛とした声が印象に残りました。
そしてこのディスクの2枚目の余白には 🎵モーツァルト:ミサ曲 ハ長調「戴冠式ミサ」 K. 317 が 収録されています。
ソプラノ:ウィルマ・リップ アルト:クリスタ・ルートヴィヒ テノール:マレイ・ディッキー バス:ヴァルター・ベリー ウィーン・オラトリオ合唱団 ウィーン交響楽団 指揮:ヤッシャ・ホーレンシュタイン 1957年のモノラル録音。
悠然としたキリエから、キビキビしたグローリアへ。その後も作品を客観的に観ているかのような、サッパリとしたモーツァルトが続きました。 ベネディクトゥス、アニュス・デイとリップの美しいソプラノが堪能できます。
2作品の録音の格差が大きいです。 ハイドンは聴きやすいですが、モーツァルトは薦められるレベルではありません。『天地創造』も編集ミスがあるので、特別に聴きたいポイントのある方以外には、残念ながら薦められません。
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ポール・クェンツの指揮の ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:バルバラ・シュリック ウリエル:アレクサンドラ・スティーヴンソン ラファエル/アダム:フィリップ・ラングショー ポール・クェンツ合唱団 ポール・クェンツ室内管弦楽団 指揮:ポール・クェンツ 通奏低音はモダンチェンバロとチェロ モダンチェンバロ:シャンタル・ペリエ=レーヤ チェロ:レジス・アティーユ モダンチェンバロは 歌のナンバーでも通奏低音として参加しています。 1996年7月の録音。
20世紀後半に フランスで自らの室内オーケストラを指揮したディスクをたくさん出していた、ポール・クェンツが録音した『天地創造』。
全体的に落ち着いた端正なスタイル。弦楽合奏(ヴァイオリン)が明瞭に聞こえてくるバランスです。通奏低音(チェンバロ)は レチタティーヴォから積極的な表現で耳を惹きつけられます。 録音はホール中央で聴いているような しっかりと各パートがミックスされた音で届きます。オーケストラは日本の音楽大学の学生オーケストラと同等レベルです。 ソリストの3人は ほぼスコア通りの歌唱になっています。そのなかで、シュリックの甘い声質が独特の味を出しています。 描写音楽の場面も極端な表現を控えた、音楽の流れを重視したスタイルです。 第3部の淀みのない清流のような爽やかな演奏が印象に残ります。
フランス語圏により演奏されたハイドンです。穏やかでモダンチェンバロの響きに支えられた温かな音楽作りが煌びやかですが、全体的なレベルがお薦めに値するまでに至っていないのが残念です。 全体を通しての通奏低音を聴くのであれば、要チェックに値するアルバムになります。
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ポール・クェンツの指揮の ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:バルバラ・シュリック ウリエル:アレクサンドラ・スティーヴンソン ラファエル/アダム:フィリップ・ラングショー ポール・クェンツ合唱団 ポール・クェンツ室内管弦楽団 指揮:ポール・クェンツ 通奏低音はモダンチェンバロとチェロ モダンチェンバロ:シャンタル・ペリエ=レーヤ チェロ:レジス・アティーユ モダンチェンバロは 歌のナンバーでも通奏低音として参加しています。 1996年7月の録音。
20世紀後半に フランスで自らの室内オーケストラを指揮したディスクをたくさん出していた、ポール・クェンツが録音した『天地創造』。
全体的に落ち着いた端正なスタイル。弦楽合奏(ヴァイオリン)が明瞭に聞こえてくるバランスです。通奏低音(チェンバロ)は レチタティーヴォから積極的な表現で耳を惹きつけられます。 録音はホール中央で聴いているような しっかりと各パートがミックスされた音で届きます。オーケストラは日本の音楽大学の学生オーケストラと同等レベルです。 ソリストの3人は ほぼスコア通りの歌唱になっています。そのなかで、シュリックの甘い声質が独特の味を出しています。 描写音楽の場面も極端な表現を控えた、音楽の流れを重視したスタイルです。 第3部の淀みのない清流のような爽やかな演奏が印象に残ります。
フランス語圏により演奏されたハイドンです。穏やかでモダンチェンバロの響きに支えられた温かな音楽作りが煌びやかですが、全体的なレベルがお薦めに値するまでに至っていないのが残念です。 全体を通しての通奏低音を聴くのであれば、要チェックに値するアルバムになります。
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バーダーの指揮する極上の、ハイドンのオラトリオ『天地創造』!
🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2 ガブリエル/エヴァ:テレサ・ザイドル ウリエル:クリスティアン・エルスナー ラファエル/アダム:ミヒャエル・ヴォレ ポーランド国立クラクフフィルハーモニー合唱団 ポーランド国立クラクフフィルハーモニー管弦楽団 指揮とモダンチェンバロ:ローランド・バーダー その他の通奏低音の記載はありません。 チェンバロはレチタティーヴォのみの参加です。 1992年6月の、残響が豊かなホールでのセッション録音てす。
バーダーは冒頭から、テンポを微妙に揺らしながら、表情豊かにオーケストラを響かせていきます。 「光あれ」の後は、歌手の繊細な歌唱の表情、歌いかたを引き出して、自然で落ち着いた『天地創造』の物語りを編んでいきます。 有名な「天は神の栄光を語り」の神々しさは圧巻です。
ソリストの3人の爽やかな歌唱も素敵です。 ザイドルの明るく甘い声は、天使、エヴァともにピッタリ。 エルスナーのカシミアのような光沢と肌触りの声と 表情豊かな安定した 時に装飾をさりげなく加えた歌唱も魅力的。 ヴォレの安定した掘りごたつのような温かな低音は心を豊かにさせられます。 描写音楽の箇所も丁寧にオーケストラをコントロールはしているものの、嫌みになるような強い描写にしていないのが、いい。
唯一、CDの交換が 第2部の真ん中なのが残念です。
日本ではまったく知られていない音楽家たちによる演奏ですが、丁寧で心の籠った語りと歌に満ちたこのアルバムは、モダンオーケストラによる『天地創造』のナンバーワンにお薦めの録音です。 もちろん『天地創造』を初めて聴く方にもお薦めできる素敵なアルバムです。
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