1912年10月21日、ハンガリーのブダペスト生まれの指揮者。97年9月5日、フランスのアンティーブにて没。リスト音楽院でバルトーク、コダーイらに学ぶ。歌劇場の練習指揮者やトスカニーニの助手などを経験し、38年ブダペスト歌劇場で『フィガロの結婚』を振ってデビュー。大戦中はスイスに亡命。戦後バイエルン国立歌劇場やコヴェント・ガーデン王立歌劇場の音楽監督などを経て、69年から91年までシカゴ響の音楽監督にあって世界有数のヴィルトゥオーゾ楽団にした。71年にはイギリスに帰化し、ナイトの称号を与えられ「サー」を名乗った。正確堅固な演奏が特徴で、古典から現代に至る広範なレパートリーを有し、多くのレコーディングを残した。
2012/08/30 (2013/08/20更新) (CDジャーナル)