マーラーの第6番はやはりドイツのオーケストラで聴きたい、しかもギーレンはいかにも第6番が得意そう、ということで購入しました。
楽章の順番が違う2種類の演奏、私は、Scherzo,
andanteの順が好きなのですが、2013年のandante,Scherzoの順の演奏にも捨てがたい魅力があります。演奏がややゆっくりなので、第1楽章展開部の叙唱と呼べるようなコンサートマスター、クラリネット、バスクラリネット、ホルン、フルート、ファゴット、そしてチェレスタ等の小さな打楽器のアンサンブルとトランペットの朗唱、第2楽章のオーボエ、フルート、クラリネット、ホルン、ハープのアンサンブルと高音でもキンキンしないクラリネットのソリ、第4楽章のトロンボーンの叙唱と小さな打楽器のアンサンブルといった場面の美しさがよくわかります。