聴いているだけで懐かしさがこみ上げてくるセットです。大曲はバッハの複協奏曲(mit ジンバリスト!)とベートーヴェンとグリーグのソナタだけで、あとはすべて小品。肩ひじ張らずに聴けます。マスカーニの間奏曲の作り替えのアヴェ・マリアが秀逸。マコーマックの超甘々な声との共演、ラフマニノフとのソナタなどヨーロッパ時代の録音ではみられなかった組み合わせの他、クライスラー自身のピアノ演奏も。クライスラーのピアノについては最近自作の編曲物のピアノロールが出ていたけれど、乱暴なクレッシェンドやバランスの悪さに辟易したけれども、ここのユモレスクは安心・納得の演奏でした。全CDにわたり同一曲の再録音がたくさん。レコード製作企画のたびに録音を繰り返していたのでしょうか。
これを入手した直後に、インタビューだったかリハーサルだったかが入った特典盤がついた国内盤が出て、とても悔しい思いをしました😭。