このアルバムは自分にとっても古くからのファンにとっても特別だ。しかしビージーズにとっては、バリーとロビンの争いから思い出したくない作品のように感じる。「若葉のころ」が「ランプの明かり」を押さえてA面になったことで、ロビンは脱退した。CDの解説でその「ランプの明かり」を、『バリーは2021年のインタビューで「久しぶりに聴き直して心を打たれた。A面になるべき曲だった」との発言をしている。
バリーがこう言えるまでに要した年月に、この騒動が彼らの心に残した傷の深さがうかがえる。』とある。
私はこれを読んで涙がでそうになった。良い解説だ。
アルバムの内容は、タイトル曲やインストメンタル曲等今までにない側面を見せた傑作で、20歳を過ぎたばかりの若者が作ったことに今更ながら感心する。後世に残る作品である。