(全32件)
iMEGAPHONE
Imogen Heap
青空レコードよりリリースされたイギリスの女性シンガー・ソング・ライターの日本デビュー盤。少し湿っぽいなかなか味のある歌声はアラニス・モリセット、フィオナ・アップルとはまた違う雰囲気をかもし出している。9曲目の「COME HERE BOY」はホンマに名曲!この曲だけのために買う価値はあります。夜に聴くとグッときます、俺は。
エヴリシング・ウィル・ネヴァー・ビー・OK
Fiction Plane
ご無沙汰しております。レビュー書き込むのホント久々です。 スティングの息子のバンドで、「スティングが試行誤索しながらU2を歌う」というキャッチ・コピーが素晴らしく当てはまっている。声がお父っつぁんと全く一緒!「NIRVANAと出会わなければ音楽をやっていなかった」と言うだけあって、中盤~後半にかけてグランジのエッセンスがたっぷり演奏に出ている。1、3曲目はいらん!日本盤にはRockin'onの山崎編集長が熱筆した解説つき。
ライヴ!
Curtis Mayfield
ニュー・ソウルの草分け的存在であった彼の'71年に発表したソロ2作目。NYのライブ・ハウス「ビター・ハウス」で行なわれたライブ録音。聴きどころは、ジェフ・ベック&ロッド・ステュアートやボブ・マーリーもカバーしている名曲「People Get Ready」。黒人が黒人のアイデンティティを歌う曲としても有名なこの曲は、ソウルの歴史的名作と断言していいと思う。収録されてる他の曲も人々の平等を高らかに歌う彼らしい曲が多い。
ルーラル・リニューアル
The Crusaders、他
遂に復活!それも'79年に発表し100万枚に迫るセールスを記録して、彼らの最大のヒット作となった「STREET LIFE」のメンバーでの復活だ。スペシャル・ゲストにEric Clapton(g)が1,2曲目に参加している。正直老け込んじゃってるかな?と思ったら、昔より演奏のテンション高いじゃないの!まだフュージョンなんて言葉が生まれていなかった'61年に結成したユニットとはとても思えない。17の俺には雲の上です。
SQUEEZIN' & BLOWIN'
吾妻光良 & The Swinging Boppers
日本を代表するブルース・ギタリストの吾妻さん率いる、ザ・スウィンギン・バッパーズの10年ぶりの新作。とりあえず歌詞カード見ながら聴いて、ニヤッと笑ってしまったらもう吾妻さんのジャンプ・ワールドにハマってしまったも同然。歌詞のオモロさと曲のおしゃれさのギャップに完全KO間違い無し!ジャジーでゴージャスなビックバンド・サウンドが渋い。でも歌詞けっこういいとこついてるんだよなぁ。
ニアネス・オブ・ユー:ザ・バラード・ブック
Michael Brecker
俺が一番好きなテナー・サックス奏者の初のバラード・アルバム。メンバーがパット・メセニー(g),ハービー・ハンコック(p),チャーリー・ヘイデン(b),ジャック・ディジョネット(ds)と完全にJAZZのオールスター状態。ゲストにジェームス・テイラー(!)が Voとして2曲参加している。R.マドリッドにリバウドが加わったようなもの。無敵。日本盤のみBonus Trackにあのジョン・コルトレーンでおなじみの「SAY IT」を収録。
ハートフェルト
Fourplay
俺の大好きなアーティストのBEST10には確実に食い込んでくるEric Clapton,BABYFACE,小田和正。ジャンルもバラバラな彼らには一つだけ共通点がある。それは、ベーシストが同じ人ということ。名はNathan East。素晴らしくメロディアスなベースを弾く彼の所属するバンドの新作がこれ。もう文句無しに最高!アーバンな雰囲気に満ち溢れ、17才の俺を大人の世界へいざなってくれる。まずはベースに耳を傾けてほしい。
ライヴ・アット・ザ・ウェットランズ
Robert Randolph & The Family Band
つ、ついに出ますか!今ブルース(ゴスペル)の台風の目になっているジャンル「スティール・ギター」のプリンス的存在である彼の初のリーダー作。NYで行なわれたライブの音源なのだが、まず物凄いテンションの高い演奏にビビった。もうバンドも客もノリノリ。弟さんがDrしてます。17の俺が聴けるので、誰でもスッと聴けると思う。てかこれは若者の音楽だと思う。昨年出た輸入盤を買ってしまった俺としては買おうか迷うところだが…
ネヴァーマインド
Nirvana
将来、社会の教科書に載ってもおかしくない説明不要の超名盤。左弾きのFenderのJAGUARを持って、シアトルのライブハウス「LIZARD HOUSE」に突如現れた薄汚れた青年がこんな名盤を作るなんてその当時誰が想像しただろか?このアルバム一枚から「グランジ」という一大ムーブメントが巻き起こり、世界中の人々がカート・コバーンを「カリスマ」と崇め、彼の一挙一動に興奮した。生きているうちに一回は聴いておくべきだ。
リモート・パート
Idlewild (Rock)
タワレコのUKバンドの試聴機にあったこのアルバムを初めて聴いた時、「え、これホンマにUKバンド?」とびっくりした。最近の新人UKバンド独特のぬるい雰囲気は全く無く、むしろUSのエモコアバンドに近い感じ。パンキッシュな曲と、アコースティックな曲がバランスよく収録されていて、どれもメロディーがすごくいい。1、6、8、9、11曲目がかなりオススメ。最近ベースが脱退してしまって、新しいメンバーを補充した。来日を熱望します。
UNSTOPPABLE
キングギドラ
俺の中で2002年の音楽シーン最大の事件はキングギドラ復活だった。KICK THE CAN CREWやRIP SLIMEみたいな売れ線狙いのHIP HOPが蔓延してマジでうざかったのでホンマにうれしかった。しかし復活シングルが発売間もなくいきなり回収され、CD屋に走った時にはもう遅かった。あの時はぶん殴りたいぐらい日本の音楽業界に怒りを覚えた。このシングルは回収後出された編集盤。「ドライブハイ」と「F.F.B.」が外されている。両方名曲。
炎のターゲット
Def Leppard
Def Leppardといえば、1300万枚以上売り上げちゃった「ヒステリア」の名前がすぐ思い浮かぶが、俺は前作のこっちのほうが断然好き。このアルバムのおかげで当時イギリスで活躍していたHRバンド、Judas PriestやIron Madenと肩を並べるぐらいビッグ・バンドになった。もちろん捨て曲なし。man-nenさんの言うとおり正に、「ロック史上、不朽の名盤」しかし最新作「X」のあまりのショボさに怒りを超えて悲しくなった。錆びたか?
ブラッド・シュガー・セックス・マジック
Red Hot Chili Peppers
俺はこのアルバムの6曲目「I COULD HAVE LIED」のブルージーなギターソロを聴いて、初めてレッチリが好きになった。91年に発表され、レッチリをワールドワイドなバンドにした出世作。フリーの超絶スラップに涙!ロック、パンク、ヒップホップなどがごちゃ混ぜになったサウンドから「ミクスチャー系」というジャンルの先駆けにもなった。しかしこのアルバムのツアーで来日中、ギターのジョン・フルシアンテが突然脱退してしまう。
カリフォルニケイション
99年に発表され、全世界で1300万枚以上売り上げたモンスターアルバム。ジョン・フルシアンテ復帰第一作目でもある。1曲目「AROUND THE WORLD」のイントロのフリーのベースが鳴った瞬間、体の血が沸騰する。その後はファンキーな「レッチリ節」の嵐。Jane's Addictionのデイブ・ナヴァロがいた頃のレッチリにはなかったバンドの「ケミストリー」をひしひしと感じた。レッチリ史上最もスローな8曲目「PORCELAIN」は隠れた名曲。
バイ・ザ・ウェイ
あけましておめでとうございます。今年のレビュー一発目にはふさわしいアルバムである。昨年の11月の大阪公演は本当に素晴らしかった。その中でも特に凄かったがジョンで、彼が今のレッチリに大きな刺激を与えていることを見せ付けられた。昨年もたくさんの名盤が出たが、このアルバムを超えることはなかった。細かい感想など野暮である。とにかくヤバイ。全人類必聴。2002年タワレコ年間ベストセラー・アルバム1位。当然の結果。
1-2-3-4!
The Jeevas
クーラー・シェイカーのサイケデリックな音楽と全く反対のストレートで健康的な作品での帰還だ。「イギリス人がアメリカン・ロックをやっている。」と言ってしまえばそれまでなのだが、今回の彼のソングライティングがサウンド面でも詞の面でも以前とは較べものにならないほど単純明快なものになっている。しかしアルバムとしてのクオリティーはまだまだなので、長い目で見守ってやりたい。1枚目が良すぎるとバンドに良くないしね。
LUNACY
LUNA SEA
ビジュアル系を創設期から支えた彼らのラストのオリジナルアルバム。バンド自体は大好きだったが、アルバムはことごとくショボかった。しかし今作は俺の中で2000年度ベストJ-ROCKアルバムになった。ゲストとしてDJ KRUSHが参加している。このアルバムを出した後にすぐ終幕(解散)してしまうのだが、彼らの先輩のX JAPANも絶頂期に解散したのでそれを見習ったのか?それにしてもDrの真矢は本当にうまい!教則ビデオとか売れそう。
バーニング・オルガン
Paul Gilbert
元MR.BIGのギタリストのソロ最新作。ギター100本(!)を重ね録りした1曲目や、友達のメタル雑誌「BURRN!」の伊藤編集長の名前を叫ぶシークレット・トラックなどオチャメな彼らしい遊び心に溢れている。もちろん今回も彼の「IBANEZ」から炸裂するバカテクギターは健在!「弾けるものなら弾いてみろ!」とばかりに惜し気もなく披露している。雑誌に浴衣で登場したり、東京の音楽学校の校長になったりと親日家としても有名である。
モーニング・ヴュー
Incubus
INCUBUSがここまで頭のキレるバンドとは夢にも思わなかった。前作で低迷するミクスチャー・シーンに疑問を投げ掛け、今作で完全にシーンと別れを告げている。愛に溢れた歌詞に、オーガニックなメロディー。もう彼らのCDジャケットに“ADVISORY(警告)”のマークが付くことはないだろう。噛めば噛むほど(聴けば聴くほど)味が出る名盤である。それにしても、このバンドのBaのダーク・ランスはバカテクだ。若手の中ではダントツ!
LENNY
Lenny Kravitz
「クラシック・ロックの申し子」と言われている彼の新作。正直今まで「俺の好きな元ガンズのSlashの高校からの友達」という事だけで聴いていたので大して好きじゃなかった。800万枚売れたベストも「おいおい、ぬるいバラードばっかりやん。イカツいのは外見だけじゃねえか!」とケチをつけていたが、今回はタイトルに自分の名前を冠しているだけあって、かなりROCK!デジタルな編集の中にアナログなメロディーの温かさが絶品!
イン・ユーテロ
コートニー・ラブ(「ホール」というバンドのリーダー)との結婚の後に発表されたラストのオリジナルアルバム。前作の「Never Mind」があまりに売れ過ぎた為、「あのアルバムはポップ過ぎた。今度は絶対一般受けしないのを作ろう。」と自分達のやりたいように作ったが、そんな彼らの思いとは裏腹に「NIRVANAの新作」という言葉が一人歩きし安定した売り上げを見せた。「NEVER MIND」もいいが、本当のNIRVANAを聴きたい方はこれ。
アペタイト・フォー・ディストラクション
Guns N' Roses
〈SUMMER SONIC 02 in OSAKA〉の奇跡の復活ライブはスゲー興奮した!オリジナルメンバーはアクセル一人だったが「ガンズ健在!」をしっかりと見せ付けてた。そんな彼らの最高傑作がこれ。俺が生まれた85年に結成した彼らのデビューアルバムでもある。「これぞROCKだ!」と言わんばかりの名曲がギッシリ!しかし彼らもNIRVANAを祖とするグランジムーブメントの犠牲になったバンドで、他のアルバムが正当評価されていないのが残念。
…オール・ディス・タイム
Sting
彼のイタリアの自宅で行なわれたセルフカバーライブを音源にしたもの。内容は今までの彼のキャリアのベスト曲をジャジーにアレンジしてあり、円熟期に入った彼の演奏にじっくり聴きこんでしまう。ただ何かとツイテない彼らしく、このライブが行なわれる直前にあのNYテロが発生し、ライブが始まる直前まで「こんな悲しい気持ちでライブなんか出来ない。」とごねていた。このアルバムで彼のテンションが低いのは、そのせいである。
METALLICA
Metallica
全世界で1000万枚以上売り上げたヘビーメタルアルバムの金字塔。通称「黒盤(ブラックアルバム)」。もちろん文句の付け所など全く無く、メロディー、リフ、ソロ、テクニック全てが洗練された完成度を誇っている。しかし、このアルバムが出た同じ年に、ニルバーナの「Never Mind」が発売され、グランジムーブメントが始まった為、この後のメタリカは長い低迷期が続く。だからこそこのアルバムの輝きが一層光って見えるのが皮肉だ。
ジャスト・プッシュ・プレイ
Aerosmith
平均年齢50歳のバンドの新作とは思えん。「まだまだ老け込んじゃいねえぜ!」とばかりに、1曲目からJoe Perryがギターソロを2発お見舞いした後、「21世紀のエアロファンク」とも言える2曲目(Joe Perryの息子がDJとして参加している)では、いきなり「Walk This Way」のリフを弾いたりと古くからのファンも思わずニンマリ。しかし次は、「Dream On」「Angel」に次ぐ名バラードを自分達の力で作ってほしい。
CHAMBERS
Steady & Co.
んー、結局これDJ BOTSの一人勝ちなんだよなぁ。一番やりたいことやってんのは、前でラップしてる3人じゃなくて後ろにいるDJというちょっと変わった作品。話題性だけで買った人にはかなり厳しいマニアックな仕上がりになっている。サンプリングにJAZZを大量に取り込み、全体の流れもジャジーな為、そういうところがわかって初めて楽しめると思う。リリックは大したことなかった。wyolicaのazumiちゃんが参加した11曲目は名曲!
Burning Bridges
Arch Enemy
普段全くデスメタルを聴かない俺を唯一感動させた作品がこれ。いわゆる「叙情派デス」なのだが、まずギターソロが本当に素晴らしい。テクニックはもちろんのこと、こう闇の中から光が射してくるようなソロなのだ。兄弟でギターを担当していて、その息の合ったプレイには思わず息を呑む。日本で最も権威のあるメタル雑誌「BURRN!」では、2001年の最優秀バンドに選ばれていた。
オーディオスレイヴ
Audioslave
色々な雑誌で「初期レッド・ツェッペリンに近いサウンド」という台詞を言われていたが、聴いた瞬間、すぐ意味が理解できた。ザックの脱退は残念だったが、止まることを知らない血管ブチギレのレイジに、テンションのコントロールができたサウンドガーデンのクリス・コーネルが加わり、補強という点では文句無し。レイジ時代には考えられなかったミディアムテンポの曲も多い。しかし、トム・モレロの変態プレイが減ったのが残念。
チャームブレスレット
Mariah Carey
まあ、傑作とはお世辞にも言い難いが、駄作は言い過ぎ。先行シングルが久々にバラードだったので驚いたが、アルバムの内容は相変わらずヒップホップ寄り。「RAINBOW」から始まったこの傾向は段々キレが悪くなってきている。そろそろ路線変更をお薦めする。毎回良く出来ているのがシングルのREMIXなのだが、今回はKELLY PRICEとJOEをFEAT.し気合いを入れて作っていたが見事にコケていた。デフ・レパードのカバーは良かった。
Unchained
Spin Aqua
土屋アンナちゃんの大大大ファンの俺としてはあんま厳しいことは言いたくないんだが、ちょっとこれは作品の方向性が全く見えへんねんなぁ。モデルのアンナちゃんからは想像できないハスキーなボーカルと機械音が目立つチープなメロディーが全く合ってない!こうユニットとしての「ケミストリー」も感じられないしね。でもこのままアンナちゃんの才能を埋もれさせたくない!せやから次に期待します!
RED13
Journey
ジャーニーを愛する俺としては今回のは許せん!3曲目以外は最悪の出来やね。ニール・ショーンのギターも3曲目以外は錆付いてたね。あと、やっぱスティーブ・ペリーの穴は大きすぎると改めて感じたね。これで1800円は高すぎる!こりゃかなり頑張らんとジャーニー復活はないね、残念ながら。
シャーマン
Santana
んー、何というか「サンタナは凄いね」の一言に尽きるね、ホントに。ゲストもベテランから活きのイイ若手までいい塩梅で自分達の良さを出してます。しかし相変わらずサンタナのギターからはそんな豪華なゲストからも主役を奪ってしまう素晴らしい「泣き」のソロが最後まで炸裂!これ夏に出てたら三千万枚は売れてたな。
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