注目のオーラスはフェイドアウトせず、ブチ切れだった。そうこなくっちゃ。コレですよコレ。
初めてSACD化されたわけだが、正直びっくりするほど劇的には音質が上がっていない。強いて言えば音の立体感が強まり、演奏以外の背景音やリヴァーヴなどの効果が聴き取りやすくなった。マスターはおそらくPCMだから、DSD特有の柔らかさは出にくかったと思う。個人的には実用品というよりも記念品ですわ。本作のSACDなんて今回が最初で最後だろう。USの再発レーベルは絶対やらない。
紙ジャケは2008年盤の表面ツルツル加工がなくなり、単なる「紙」の感じ。色の鮮やかさも減退して少々ダルい印刷だが、まぁこんなもんか。
ブックレットは2009年発売のブック型パッケージ版を再編集したフルカラー中綴じ56ページ。各メンバーによる長文コメント・歌詞・写真多数を掲載して非常に充実している。ただし邦訳は無し。マスタリング関連のクレジットが皆無なのは残念なり。それとは別に二つ折の和文アルバム概説と、ジャケの絵柄の12センチ角ステッカーが附属する。大判ステッカーは面白いオマケだが、長期的には糊が染み出してジャケの内側がベトベトになりそう。帯は正面に金刷りを敷いて景気がいい。ディスクはソニー・オーストリア製。最後になるがR.I.P.ロイド・ワトソン、フランシス・モンクマン