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正力ドームvs.NHKタワー 幻の巨大建築抗争史

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フォーマット 書籍
発売日 2024年02月21日
国内/輸入 国内
出版社新潮社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784106039065
ページ数 320
判型 46変形

構成数 : 1枚

第3章 正力タワーとNHKタワー
1 フラーの四〇〇〇メートルタワー計画
富士山を超えるタワー/四〇〇〇メートルタワーの中身/四〇〇〇メートルタワーの建設費用/日・米・ソの親善のシンボル/四面体タワーによる一〇〇万人都市
2 日本テレビの五五〇メートルテレビ塔
五五〇メートルタワーの発表/ゼネコン三社の案/なぜ「五五〇メートル」も必要なのか?/五五〇メートルタワーへの反応/五五〇メートルタワーで受信状況は改善するのか?/東京タワーの反応
3 幻の大阪万博三五〇メートルタワー
三菱グループのバックアップ/大阪万博のシンボルタワー/丹下健三らの四〇〇メートルタワー/三菱グループの三五〇メートルタワー/運輸省・大阪府の反対、計画消滅
4 命名「正力タワー」
起工式と披露宴/正力タワーの全貌/南日恒夫と正力タワー
5 NHKの六〇〇メートルテレビ塔
六〇〇メートル級タワー構想/NHKタワー計画の背景/激怒する正力:一二〇〇メートルタワー/タワー競争への批判/NHKタワーの構造設計:一〇通りのタワー案/六〇〇メートルタワー計画の決定
6 巨大タワーを巡る対立
深まる溝/正力松太郎の死/タワー一本化へ

第4章 六一〇メートルNHKタワー
1 代々木公園でのタワー計画:第一次報告書
武藤構造力学研究所設立:超高層ビルから六〇〇メートルタワーへ/建築家三上祐三の招聘/放送センター内から代々木公園へ/三つのタワー案:A・B・C/タワーの公共性:ダラムでの経験
2 麻布テレビ・センター計画
「テレビ・センター計画」の背景/ハーディ・バラックスの払い下げ/設計コンペ:異例の二者当選
3 代々木放送センター計画へ
選手村、朝霞から代々木ワシントン・ハイツへ/ワシントン・ハイツ跡への方針転換/容認する政府、反発する東京都/岸田日出刀の反対/NHKへの払い下げ決定
4 六一〇メートルタワー計画:第二次・第三次報告書
C案一本化:第二次報告書/海外タワー視察/六一〇メートルタワー案の改良(Cー7案):第三次報告書
5 NHKタワー計画の行方
NHKタワー消滅/UHF全面移行方針の撤回/建設費用の調達:NHK内幸町放送会館の売却問題/美濃部都知事の政策/武藤清の一〇〇階建て超々高層ビル構想:四〇〇メートルビル+二〇〇メートルアンテナ塔

終章 東京ドームと東京スカイツリー
1 日本初のドーム球場の誕生
一九六〇年代のドーム構想/名古屋・ノリタケドーム/鈴木俊一東京都知事の「トウキョウドーム」/堤義明による西武球場ドーム化計画/後楽園による東京ドーム建設
2 六〇〇メートル級タワーの誕生
バブル期の超々高層都市構想/第二東京タワーを巡る競争:一九九七~二〇〇一年頃/新タワー建設決定:二〇〇三~二〇〇五年頃/高さ六一〇メートル「すみだタワー」に決定/高さ六一〇メートルの理由

さいごに
主要参考文献
図版出典一覧

  1. 1.[書籍]

昭和の巨魁たちが競った激熱プロジェクト史!

日本テレビの正力松太郎とNHKの前田義徳。テレビ黎明期から対立してきた二大メディアは、巨大建築で覇権を競う。新宿に世界初の「正力ドーム」、多摩丘陵に4000メートルの「読売タワー」、代々木公園に610メートルの「NHKタワー」。桁外れの欲望が生み出した、破天荒な「幻の建築計画」を巡る戦後史。

作品の情報

メイン
著者: 大澤昭彦

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たいへん面白い。戦後のマスコミ伸長と、それを象徴する巨大建築計画の盛衰を、人脈や学閥など人間関係を軸に概観した書物だ。文化史的な側面は弱いものの、文献調査が徹底した労作と評せる。膨大な脚注は巻末でなくウェブ上に置き、QRコードで参照する仕組みが目新しい。
ヒトラーやムッソリーニが典型的だが、巨大な権力を得た者は大それた建築プランに執念を燃やす。戦後日本ではメディア業界の大立者が政治家を凌ぐ実権を得て、国民を実質的に支配する勢いだった。彼らの気狂いじみた欲求が危なく形になりかねなかった「幻の誇大妄想的建築群」の顛末を、本書はたっぷり教えてくれる。そんな時代は二度と日本に訪れまい。つまらん国になったものだ。
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