JAMIE FOXX
『Intuition』 J(2008)
トリッキーと5曲を制作。T.I.を迎えた冒頭のアップ“Just Like Me”からメロディアスにビートを揺らし、サイバーな“Digital Girl”ではカニエ・ウェストといっしょに客演。後半のスロウ・バラード群ではドリームらしいスウィートな持ち味も発揮してみせる。*林
LIONEL RICHIE
『Just Go』 Island(2009)
エイコンやスターゲイトに交じって5曲をトリッキーと共作&コ・プロデュース。4曲あるバラードはこれまでのライオネルのイメージに沿ったもので、トランシーなハウス調の“Somewhere In London”も含め、R&Bとポップを跨ぐ両者の顔合わせはいちいち相性が良い。*林
CIARA
『Fantasy Ride』 LaFace/Jive(2009)
トリッキーが多くの楽曲を手掛けたアルバムなので、ドリームももれなく参加。“High Price”や“Like A Surgeon”でダーティー・サウスなレディオ・キラー・サウンドを鳴らし、LOS・ダ・マエストロと共作したバラード“Lover's Thing”では甘い歌声も注ぎ込む。*林
ELECTRIK RED
『How To Be A Lady Volume 1』 Radio Killa/Def Jam(2009)
レディオ・キラーから登場した女性グループということで、全編が赤く発光したドリーム・カラーに染まり切っている。とりわけ印象的なのは、“So Good”や“Friend Lover”などでの80年代プリンスに通じる電子サウンド。ドリームの絶好調ぶりを伝える象徴的な一枚だ。*林
RICK ROSS
『Deeper Than Rap』 Maybach Music/Def Jam(2009)
グラウンド・ビートっぽいブラコン調の“All I Really Want”でドリームがフックを歌う……ということで、そのフックのメロ考案はドリームのはず(制作はトリッキー)。既調感バリバリのキャッチーな曲だ。*出嶌
ACE HOOD
『Ruthless』 We The Best/Def Jam(2009)
呟くようなアカペラから夢色に染まる哀愁のサザン・ビーツ曲“Mine”に登場。T・ペインやジェレマイも参加した話題作ゆえか、ここ最近ではもっとも情緒過多な作りのメロディーが超キャッチーだ。*出嶌