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第182回 ─ 赤いアーバン彗星! これがホントのドリーム・ワークスだよ!

あれもしたい、これもしたい、もっとしたい、もっともっとしたい……ドリームのお仕事歴を厳選して紹介! (その4)

連載
360°
公開
2009/07/22   18:00
ソース
『bounce』 312号(2009/7/25)
テキスト
文/林 剛、出嶌 孝次

PLIES
『Definition Of Real』
 Big Gates/Slip-N-Slide/Atlantic(2008)
輸入盤にのみ収録のシングル曲“Please Excuse My Hands”にジェイミー・フォックスと共に客演。曲は作っていないようだが、細切れに電子音が鳴るトラックはドリームっぽい。美メロ好みなプライズとの相性もバッチリだ。*林

GYM CLASS HEROES
『The Quilt』
 Decaydance/Fueled By Ramen/Atlantic(2008)
ヴァラエティー豊かな作中にあって2曲でプロデュース&客演。トリッキー&ショーンと共同制作した“Cookie Jar”は、メンバーのトラヴィスが思い付いたというテーマも含めてそのまんまドリーム印のダメエロ話になっているのがおもしろい。*出嶌

LL COOL J
『Exit 13』
 Def Jam(2008)
デフ・ジャムの大先輩がレーベルを巣立つにあたって、後にシングル・カットもされる“Baby”をトリッキーと共同プロデュース。アグレッシヴな鳴りのビートに瀕してドリームもややハードな耳触りのヴォーカルを披露している。*出嶌

BEYONCE
『I Am... Sasha Fierce』
  Music World/Columbia(2008)
ビヨの新たな定番“Single Ladies(Put A Ring On It)”をトリッキーと制作。トラックは彼女の過去曲“Get Me Bodied”を模倣したような感じだが、全編がフックで出来上がったような明快さはドリームならでは。アコースティックな美曲“Smash Into You”も上出来だ。*林

KARINA
『First Love』
 Def Jam(2008)
デフ・ジャムからの新鋭歌姫ということで、リアーナで当てたドリーム(とトリッキー)を迷いなく起用したという感じか。リル・ママが客演した“Baby, Baby”をはじめ、“16@War”“The Love We Got”で、シンセ音を強調した十八番のトラックとメロが聴ける。*林

STERLING SIMMS
『Yours, Mine And The Truth』
 Def Jam(2008)
モロにリアーナ“Umbrella”を踏襲した“All I Need”はドリーム&トリッキー然とした仕上がり。が、同じコンビによる“Bad Dream”や“She Should Be Thanking You”といったメロウで繊細な美曲に彼らの多芸ぶりを見る。*林