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第13回 ─ ピンヒール・ストンプ!!

アタイの歌を聴きなさい!! ギャル盤×23!! その1

連載
Discographic  
公開
2003/05/01   12:00
更新
2003/05/01   18:47
ソース
『bounce』 242号(2003/4/25)
テキスト
文/有馬 孝司、石田 英稔、狩野 卓永、北爪 啓之、小坂いちこ

ANI DIFRANCO 『Little Plastic Castle』 Righteous Babe(1998) 〈アコースティック・パンク〉などと形容され、インディーながら全米で50万枚のセールスを記録した『Dilate』のヒットを受けて発表された作品。CMJチャート5週連続1位のみならず、ビルボードでも22位をマーク。ホーンを始めとする多彩なアレンジも聴きどころ。(石田)


JULIANA HATFIELD 『Hey Babe』 Mammoth(1992) 元ブレイク・ベイビーズのメンバーで、レモンヘッズのイヴァン・ダンドゥらも参加したソロ・デビュー作。まっすぐなギター・サウンドとロリータ・ヴォイスが絶妙にマッチ。一方、歌詞は孤独や抑圧からの〈救いのない状況〉を語っている。そのギャップが彼女のトリック。(有馬)

AIMEE MANN 『Lost In Space』 V2(2002) ティル・チューズデイを経て、映画「マグノリア」のサントラで大ブレイクを果たした彼女の最新アルバム。メロディーに寄り添い響く、表情豊かなギターが控えめながら印象的。そして、気づくと心にスッと染みこんでいる歌には、ある種の治癒作用がタップリと。就寝前にどうぞ。(狩野)

LISA LOEB & NINE STORIES 『Tails』 Geffen(1995) 映画「リアリティー・バイツ」に使われた“Stay”がビルボード・チャートで1位となり、同曲を収録した本作も大ヒット。その知的で愛くるしいルックスとソングライティングの才能は、世界中の眼鏡フェチを熱くさせて有り余るほど。孤高の存在ではない素朴さも人気の秘訣か?(石田)

FIONA APPLE 『When The Pawn Hits The Conflicts...』 Clean Slate/Epic(1999) 96年のデビュー・アルバムで各賞を総なめにした彼女の、史上最長のタイトルを持つセカンド・アルバム。プロデューサーはジョン・ブライオン。ピアノの前で歌われるのは、人生の悲痛から目を逸らさずにサヴァイヴしようとする強い意志。(狩野)


LIZ PHAIR 『Exile In Guyville』 Matador(1993) 〈もしや俺って嫌われているのかなぁ?〉という弱気な妄想にとらわれてしまいそうなほどの無愛想唱法と、テキトーにズンドコした感じのサウンドが絶妙にハマっているデビュー・アルバム。良家のお嬢様的風貌とは裏腹に、思い切りセクシャルな内容の歌詞がまた、たまりません。(北爪)

ALANIS MORISSETTE 『Jagged Little Pill』 Maverick/Reprise(1995)不思議少女アラニス・モリセット。その歌は感情の赴くままに表現され、彼女の混乱や怒りがわれわれにそのまま突き刺さってくる。まさしくトランス状態で作られた曲の一つ一つに魂が宿っており、このファースト・アルバムにはその荒々しさが詰まっている。(有馬)

KITTIE 『Oracle』 Artemis(2001) 20歳前後といえば、ほかに楽しいこともあったでしょうに……。しかしそんなことはこれを聴いてから思うべし。〈ラウド〉〈ヘヴィー〉などと語るのもおこがましいほどの爆音、轟音の連続に正気を取り戻すのは至難の業。時代が産み落とした毒々しいまでのサウンドは、今後、新たな指標となるか?(石田)