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第13回 ─ ピンヒール・ストンプ!!

世代を越えて共感を得る、〈ライオット・ガール〉の姿勢

連載
Discographic  
公開
2003/05/01   12:00
更新
2003/05/01   18:47
ソース
『bounce』 242号(2003/4/25)
テキスト
文/bounce編集部

90年代前半にUS各所で起こったグランジ・ムーヴメントと同調する形で、にわかに騒がれた〈ライオット・ガール〉。インディー・シーンの底上げをきっかけに、女性がフェミニズムとDIYの精神をあらためて主張しはじめた動きである。彼女たちのメッセージがグランジ・ロックのアグレッシヴなサウンドと見事にマッチして、その後、世界中の女性ミュージシャンに勇気を与えたことはいうまでもない。同様のスタイルを持ったUKのバンド、フォーク・ギター一本で歌うシンガー……音楽を性別やスタイル、テクニックだけで語るべきではないということを、リスナーに再認識させたムーヴメントである。

そして今回、話を訊いたのは那須佳穂里。ファッション雑誌のモデルなどで活躍する22歳である。リアルタイムの経験こそないが、どうやら〈ライオット・ガール〉に夢中らしい。彼女の心を掴んだこのムーヴメントの魅力とは果たして……。

──まずは〈ライオット・ガール〉との出会いを教えてください。

「もうたいへんでしたよ、情報がなくって(笑)。ワタシの場合はCDからなんです。L7のアルバム・クレジットからプロデューサーやレーベルを繋いでいき、ビキニ・キルやベイブス・イン・トイランドなどと出会った。そのあとで彼女たちが〈ライオット・ガール〉と呼ばれていたことを知ったんです」

──あらゆる選択肢があるなかで、どうして〈ライオットガール〉を選んだのでしょうか? それこそ那須さんがトランスで踊っていたとしても、誰も驚かないと思うし……。

「彼女たちの姿勢に尽きますね。〈女の子ができることを、女の子が精一杯やる〉っていう……。性別に関係なく、対等とまではいかなくても自分をしっかりと主張する姿勢」

──当時のファッションにおもしろさを感じますか?

「ボロボロのワンピースにピンヒールってイメージがあります。お気に入りをボロボロになるまで着てる気持ちはよくわかる。ワタシもルーズな格好は好きだし。でも、あれは古着なのかもしれませんね(笑)」

──やはり那須さんにとって、〈ライオット・ガール〉はとびきりの存在ですか?

「うん。とびきり!!  自分も女性だし、〈なんでもできる!〉っていう主張が彼女たちの悲痛な姿から伝わってくる。メッセージとか主張って、言われただけじゃいまいち理解できないじゃないですか? でもCDとして形になってると伝わりやすいし、イメージしやすいんですよね」

那須佳穂里
81年1月10日生まれ。血液型O型。現在、モデル/タレントとしてファッション雑誌などで絶賛活躍中。憧れの女性はキム・ゴードンだとか。さらなる佳穂里情報は〈www.nasukaori.com〉まで!!