カスタマーズボイス一覧

坂本龍一 4 ~ヴァイオリン&ピアノ・ワー クス / 岡城千歳、他

ライブの為か全編を鬼気迫る熱情と迫力が覆い凄い演奏になっている。麻呂様とのデュオも凄いが、ソロの演奏も超弩級!今回初めて岡城さんの演奏を聴いたが、往年のビルトゥオーゾの風格さえ持った新星だと知った。坂本龍一の作品にかける並々ならぬ情熱が心に沁みる一枚だ。

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ケニーさんが書いたカスタマーズボイス

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(全50件)

一曲目の「夢想」から逢魔時のそこ知れぬ沼に引きずり込まれ「夜のガスパール」では身動きが出来ない程絡め取られてしまいます。最後の「なき王女のためのパバーヌ」で早く現実に戻ってと言われているような気がします。ゆっくりとしたテンポで迫って来るアリスの魔法に身を委ねる快感は癖になりそうです。

ヤノヴィツ/カラヤン盤に勝るとも劣らない名盤現る。Rシュトラウスの歌曲についてはまだまだ不勉強ですが、この盤を創った演奏家を含む人たちの暖かさが伝わってくるCDだと思います。「眠りにつく時」のヴァイオリンのソロ、続く「夕映えに」も絶品の演奏です。

バリバリ弾くタイプのユジャ、ワンがどうかな?と心配しながら聴いたが、しっとりとした打鍵でベルリンフィルデビュー時より進化していたのに安心した。カピュソンやオッテンザマーのような若い世代の名手に刺激を受け、室内楽でも力を発揮して欲しい。類い稀なテクニックは彼女の強みなので、それを元にして一皮も二皮も剥けた演奏を楽しみにしています。

アップコンバートされたカラヤンのこのシリーズの中では出色の出来ではなかろうか?ギラつきが抑えられた為遠景もハッキリしていて見やすく、画像も落ち着いて鮮明で美しい。
2人のソリストも声に伸びがあり、合唱も素晴らしい、カラヤンもベルリンフィルでは無く、ウィーンフィルで残しておきたかったのだなぁと思うに充分な熱意が感じられ、もう39年前の録画だが残してくれて良かったと思います。

マノンレスコー間奏曲が一押しです、カラヤンと一心同体となり燃え上がる様な迫力すら感じます。良く聴いてみると他の曲もしみじみとした30年の年輪を感じさせる名演ばかりです。俗に言う小品でこんなに感動させてくれる指揮者はもう出てこないかも知れません。

二曲のヴァイオリン協奏曲の間に散りばめられた三曲のバレエとオペラからの抜粋、それもヴァイオリン協奏曲風にアレンジされているが、面白い構成。
室内管弦楽団の為が響きが良い意味でシェイプアップされ、メリハリが効いており、プロコフィエフらしい近代的響きになっている。
新進気鋭の指揮者ネゼセガンにサロネンに通じる魅力を感じます、ソリストのリサについてはもうなにも言う事は有りません、素晴らしいの一言です。
サロネンと組んだショスタコーヴィッチの1番の協奏曲も私の愛聴盤です。
最後にこれは星🌟五つの間違いでした。

先日聴いたN響とのライヴ版と違って、チャイコフスキーの名作を後世に残すのだという気概が滲みでた名盤だと思います。勿論スタジオ録音なのでそれも影響してるかも知れません。
特に3枚目の後半二曲は、今まで聴いたことのないチャイコフスキーのドロドロとした重さが響いて来てハッとさせられました。お馴染みのスベトラーノフ節は鳴りを潜めてますが、大役を果たした満足感の方が優っていたのではないでしょうか、素晴らしいプレゼントをありがとうと言いたいです。

有名な2作品の組曲から抜粋された演奏だが「ティボルトの死」や「花のワルツ」などの有名どころが全く除外された異形の演奏です。
しかし何と感動的な演奏です、普段の私たちの鑑賞態度に猛省を強いる名演。特に「くるみ割り人形」は余りの美しさに涙が止まりません。

残響多めのムジークフェラインの響きの魅力が存分に堪能出来る演奏。ドイツの指揮者とは違ったアクセントや響きにオヤッと思う箇所はあるが、三曲共丁寧に磨き上げられた端正な演奏です。
ムラヴィンスキーのカリスマ性より奥深さが胸を打つ名演です。

第一楽章冒頭は普通諦観や虚無感が感じられるのだが、ラトルの演奏からは何故か艶っぽさが感じられ異質な感じがしたが、淡々と演奏が進んでいくとあたかも天上からの音楽の様に聞こえる。
あらゆる細やかな音も明瞭に聞こえるのは流石ラトル、「青い空に白い雲が吸い込まれていく」様な演奏とはこの事なのかなと思いました。

ロシアの大地の熱気が感じられる名演揃い。まるでN響がロシアのオケになったかの様です。特にラフマニノフの2番などは常識では考えられない様な名演です。コンドラシン/N響のセットも私の愛聴盤ですが、スベトラーノフの泥臭いこれぞロシアと言ったこの名演集も愛聴盤間違い無しです、筆舌に尽くしがたい氏の贈り物です。

ピアノ五重奏の形態で、斬新なポップス調の響きに魅せられ当時レコード5枚程持ってました。正直歌声は余り好みではありませんが、今聴いても感銘深いユニットです。色んな多彩なアーティストが偏在する現在でもこれを超えるユニットは未だありません。

坂本龍一の自伝に矢野顕子の一節が出て、懐かしさから聞いてみると当時大学生だった頃の思い出が俄に甦り、当時にしてはジャズぽく少し前衛的な香りすらする曲と彼女の歌声に夢中になっていました。今60半ばの自分が聴いてもその輝きは少しも褪せていません。

ロマン派の作品の様な艶っぽさを感じた。ジャズというジャンルを超え、バッハやバルトークも弾くキースにとってもはやそのジャンルは意味のないものになっているのだろう。音楽の核は、繰り返しと変奏と思っていたが、現在クラシック界で誰もやらないインプロビゼーションも重要な要素なのだと気づいた。それが300年の時を超えた作品に現代の息吹を吹き込める原動力になっている。

音楽と生命、一見関係ないと思っていたが、本書はそれを飛び越え根源的な問いを投げかけていて感じ入った。
坂本氐と福岡氏の広汎なジャンルを超えた知見も素晴らしいが、日常いかに私たちがロゴスや科学的知識に眼が眩み、自然の優しさ大きさに無頓着になっていて感情や感覚が汚されているかを思い知った、貴重な啓示を受け取れる良書です。

バーンスタインの一期一会のライブだけに熱のこもった演奏。特に第4楽章はリハーサルじゃないのと思わせる様な氏独特の唸り声の連発で懐かしさ一入でした。

彼女の並外れたヴィルトゥジティは、全てを坂本龍一の作品に捧げ、並外れた緊張感を醸し、聴くものの心を鷲掴みにする。
VOL4でのデユオの迫力も凄かったが、このVOL3も心に沁みるピアノソロを聴かせている。

ファン フェーンの端正で温かい演奏で聴くと、あたかもバッハのオルガン小品集やフーガの技法の一部を聴いたような気持ちになる。坂本龍一もバッハへの畏敬の念が大きかったので当然ので帰結かも知れません。とにかく素晴らしい曲集で且つ演奏も秀逸です。

ライブの為か全編を鬼気迫る熱情と迫力が覆い凄い演奏になっている。麻呂様とのデュオも凄いが、ソロの演奏も超弩級!今回初めて岡城さんの演奏を聴いたが、往年のビルトゥオーゾの風格さえ持った新星だと知った。坂本龍一の作品にかける並々ならぬ情熱が心に沁みる一枚だ。

ラストエンペラーや戦場のメリークリスマスは流石迫力ある演奏。5曲目の演奏で初めて坂本龍一の裏庭での三匹の猫の争いだと実感しました、兎に角坂本龍一の音楽入門にはもってこいの一枚!

小品と言えども手を抜かず、徹底して磨きあげるカラヤンの原点を聴く思いがする。どの曲も5分に満たない長さだがドラマチックで圧倒される、素晴らしい。

冒頭の曲を除けば、心の琴線に触れる曲のパレードで、今までキースのインプロビゼーションを聴いて来た中では異質である。あのアグレッシブさが影を潜め一体何が起こっているのだろうと詮索したくなった。が、どんどん深みにはまって行く自分を止める事は出来なかった。

亡くなる八ヶ月前、文字通り最晩年の映像。死を達観したかの様な穏やかな表情で淡々と演奏は進み、コンマスも4年後に亡くなるヘッツェルで何か天上から響く音楽の様で、今更ながら二人の喪失感がこたえる。ブルックナーの最後(完成された)の交響曲をこれ程神々しく演奏できるのはカラヤン以外には居ないでしょう。

ベルリンフィルで何度も録音し、映像も撮り彫琢のかぎりを尽くしたライフワークとも言うべき作品だが、最後に愛人ウィーンフィルで残しておきたかったカラヤンの執念のような愛を感じる映像です。
なりふり構わず指揮をするカラヤンの気迫と幻想的な雰囲気が漂う柔らかい音色はウィーンフィルしか出せなかったでしよう。ベルリンフィルよりチャイコフスキーに寄り添った演奏と言えるでしょう。

ベルリンフィルは好きなので、デジタルコンサートホールに登録して現在のコンサートも良く観るのだが、カラヤンのこの時代は良い意味でも悪い意味でも響きに古さを感じるのだが、何故こうも胸を打つのだろうか。安易なセンチメンタリズムで観ている訳じゃ無いのに、これが音楽の奥深さなのだろうか?3番、4番も是非観たかったな、カラヤンの指揮で❕

ヘルクレスザールの音響が飛び抜けて良い為か、まるで天上から響く音楽の様な演奏。ハンマークラヴィーアなど早いテンポで40分を切る演奏だが丁寧で全く焦りや雑味が無く清々しく隅々まで血の通った感銘深い演奏になっているのには脱帽する、流石ポリーニ80歳とは思えないこのエネルギーと集中力は何処から?

まだ聴いていないが、スベトラーノフが1963〜1990に作った同CDを聴いてみると、その熱気と迫力が半端なく特に3番と5番はライブ収録で、度肝を抜く名演です。96年というと円熟度にも磨きがかかり聴く前から期待してます、スクリャービンという未だ未知の部分の多い作曲家の真髄を目のあたりに聴かす事が出来る指揮者はスベトラーノフしかいないでしよう。

ミラノスカラ座で撮った一回目も、ソリストは当日の最高のメンバーだったが、二回目のこの作品も最高の布陣で、カラヤン自身も編集室で完璧だと感じ入っていた映像が印象的だった。ウィーンフィルとの息の合った演奏に華を添えるバルツァ、カレーラス等の最強の同志のような仲間で固めたカラヤンの凄みと完璧とはかくあるべきと私達に示した文字通りテスタメントだと思います。

モノラルに近い、客席からマイクで録ったのか、近くの客の声を拾ってる。プログラムは珍しい曲ばかりで興味深いが、録音は何とかならなかったのだろうか?

配役演奏、素晴らしいの一語に尽きます。
序曲の演奏が始まると、カラヤンのどっしり構えて、半分ウイーンフィルに身を任せ、要所要所を押さえていく姿に懐かしさと感動を覚えます。
ラストの緊張感が否が応でも引立ちます。

このシェローの演出が無かったら、リングを全編観る事は無かったと思います。LD版を持っていて何回も観ましたが、どうしてもブルーレイで残しおきたいと思い予約しました。ワーグナーの毒を排して明確な形として残したブーレーズの解釈もシェローの演出と相乗効果を醸し出し、素晴らしい芸術作品になってます。

殆ど老いを感じさせ無いガーディナーのむしろ情熱的な指揮に驚いた。私の中ではリヒターと双璧のバッハの大家、演奏は現代の楽器かピリオド楽器の違いは有るが、どちらもバッハの真髄に迫っている。今回は、ガーディナーに軍配をあげたい。

情け容赦なく切り込んだ演奏。ベーターゼンの体当たりの歌唱演技は素晴らしい、共演者のレベルも高く、舞台も考え抜かれている。日本語字幕もありがたい。バイエルン時代のペトレンコの勇姿も見れて全てが揃っている名演。

ラヴェルの曲は洗練されていますが、これは可成り濃厚な民族色が感じられる演奏です。コンドラシンのライブの中でも異色の演奏です。ライブの臨場感も素晴らしく、演奏者の情熱が迸り鬼気迫る迫力が感じられます。

いかにもベートーヴェンと言ったデモーニッシュな演奏とは対局の演奏。全てが明晰な鏡に映った実物大の姿が新たな感動を呼びます。今までベートーヴェンの何を聴いて分かったつもりになっていたのだろうと自問自答せざるを得ない名演です。

大学生の頃エアチェックして、テープが擦り切れる程聴いた名演奏が見事に甦りこんなに興奮した事はありません。特に、バルトーク、チャイコフスキー、プロコフィエフの演奏は他の追従を許さない超弩級の名演です。

アンコール集でコンドラシンの肉声が入っているのが良い、ショスタコ8番に一部傷がある以外は、貴重な記録です。ロシア物は勿論、マーラーやフランス物色んな作品に独特の解釈で迫るマエストロの燃焼度が凄い。

サントリーホールの「わが祖国」ライブの凄さは今でも不滅。生々しい音が再び甦る喜びは何物にも替え難い、65年のライブもクーべリックの良い面が聴かれて嬉しい。

ヤンソンスの若さと、研ぎ澄まされたレニングラードフィルの音色が壮絶な名演を産んでます。86年のサントリーホールライブのヒスノイズが少し気になりますが、他は素晴らしい記録です。ヤンソンス亡き今是非聴いてマエストロを偲びたいものです。

画面サイズは仕方ないとしても、画質は以前LDで見た時より改善していて良かった。シュヴァルべや安永 徹など懐かしいメンバーを見ると今から30数年前の演奏とは言え、感動は全く薄れていません。

キースのルーツ、ブタペストでの演奏とあって、心に染み入るようなメロディアスなパフォーマンスが大半を占め、普段とは違った感動があります。

生き生きとしたテンポて此れが最後の演奏になるとは、アンコールのハンガリー舞曲には万感の想いが漂います。長い間ありがとう、ヤンソンス🙇‍♀️

オスロフィルが世界に羽ばたく勢いが感じられます。ヤンソンスがもう居ないのが本当に惜しまれます。

CDも買いましたが、映像を見ると一層その恍惚の表情からベートーベンにかけてきた年輪が感じられ感銘を受けました。もう神の域に達したマエストロです!

レコードも持ってました、何回聴いたか分かりません。ラ・サール四重奏団の演奏から溢れる高揚感は格別です。

素晴らしい、神の演奏です。ショパンの後期の作品群の演奏も秀逸です、こんなに毎日でも聴きたいCDは初めてです。ポリーニの深化は何処まで進むのでしょう、もうベートーベンと同じ境地に至っているのては?

ゆったりしたテンポで始まったが、スタジオ録音には無い温かさと、より人間に寄り添った感動が襲い素晴らしい。リヒターの初来日の評判通りの名演が聴けて幸せです。

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