フォーマット |
Blu-ray Disc |
---|---|
構成数 |
5 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
ボックス |
発売日 |
2022年07月23日 |
---|---|
規格品番 |
736180 |
レーベル |
|
SKU |
044007361801 |
日本語字幕入り
ワーグナーの『ニーベルングの指環』のバイロイト初演から100周年記念する公演の演出を任されたのは、まだあまり知られていなかった31歳のフランス人演出家パトリス・シェローでした。ピエール・ブーレーズの大胆な新解釈に当初は楽団員たちに動揺があったものの、シェロー演出の『リング』はワーグナーが目指した音楽と芸術の統合を実現しました。演出、舞台美術、証明、衣装、演奏、そして多くのソリストたちと合唱の歌唱から、伝説が生まれたのです。幕が下りる時にすでにこの仏独のプロジェクトは大成功を収め、後に100周年のイヴェントとして称賛されるようになりました。このブーレーズとシェローの斬新な『ニーベルングの指環』がBD5枚組BOXセットで発売されます。HDリマスタリング、DTS-HDマスター・オーディオ、サラウンド5.1、24-bitステレオPCM。英語、フランス語、スペイン語、日本語、ドイツ語字幕付き。
『ニーベルングの指環』のメイキング映像を初めてブルーレイ・ディスク化(BD 5)。音声は英語。フランス語、スペイン語、日本語、ドイツ語字幕付き。
60ページのブックレットには全トラック・リスト、英語とドイツ語の解説、作品とオリジナル・プロダクションのために書かれたピエール・ブーレーズ自身の音楽を徹底的に分析した解説も掲載されています。
ユニバーサル・ミュージック/IMS
構成数 | 5枚
ワーグナー:楽劇『ニーベルングの指環』
《BD 1》
楽劇『ラインの黄金』
[演奏]
ヴォータン:ドナルド・マッキンタイア(バス)
ドンナー:マルティン・エーゲル(バリトン)
フロー:ジークフリート・イェルザレム(バス)
ローゲ:ハインツ・ツェドニク(テノール)
アルベリヒ:ヘルマン・ベヒト(バス)
ミーメ:ヘルムート・パンプフ(テノール)
ファゾルト:マッティ・サルミネン(バス)
ファフナー:フリッツ・ヒューブナー(バス)
フリッカ:ハンナ・シュヴァルツ(メッゾ・ソプラノ)
フライア:カルメン・レッペル(ソプラノ)
エルダ:オルトルン・ヴェンケル(コントラルト)
ヴォークリンデ:ノーマ・シャープ(ソプラノ)
ヴェルグンデ:イルゼ・グラマツキ(メッゾ・ソプラノ)
フロースヒルデ:マルガ・シムル(コントラルト)
《BD 2》
楽劇『ワルキューレ』
[演奏]
ジークムント:ペーター・ホフマン(テノール)
ジークリンデ:ジャニーヌ・アルトマイアー(ソプラノ)
ヴォータン:ドナルド・マッキンタイア(バス)
ブリュンヒルデ:グィネス・ジョーンズ(ソプラノ)
フンディング:マッティ・サルミネン(バス)
フリッカ:ハンナ・シュヴァルツ(メッゾ・ソプラノ)
ゲルヒルデ:カルメン・レッペル(ソプラノ)
オトリンデ:カレン・ミドルトン(ソプラノ)
ヘルムヴィーゲ:カティ・クラーク(ソプラノ)
ヴァルトラウデ:ガブリエレ・シュナウト(メッゾ・ソプラノ)
シュヴェルトライデ:グウェンドリン・キルブルー(メッゾ・ソプラノ)
ジークルーネ:マルガ・シムル(コントラルト)
グリムゲルデ:イルゼ・グラマツキ(メッゾ・ソプラノ)
ロスヴァイゼ:エリーザベト・グラウザー(メッゾ・ソプラノ)
《BD 3》
楽劇『ジークフリート』
[演奏]
ジークフリート:マンフレート・ユング(テノール)
ミーメ:ハインツ・ツェドニク(テノール)
ブリュンヒルデ:グィネス・ジョーンズ(ソプラノ)
さすらい人:ドナルド・マッキンタイア(バス)
アルベリヒ:ヘルマン・ベヒト(バス)
ファフナー:フリッツ・ヒューブナー(バス)
エルダ:オルトルン・ヴェンケル(コントラルト)
森の小鳥:ノーマ・シャープ(ソプラノ)
《BD 4》
楽劇『神々の黄昏』
[演奏]
ブリュンヒルデ:グィネス・ジョーンズ(ソプラノ)
ジークフリート:マンフレート・ユング(テノール)
ハーゲン:フリッツ・ヒューブナー(バス)
アルベリヒ:ヘルマン・ベヒト(バス)
グンター:フランツ・マツーラ(バス)
グートルーネ:ジャニーヌ・アルトマイアー(ソプラノ)
ヴァルトラウテ:グウェンドリン・キルブルー(メッゾ・ソプラノ)
ヴォークリンデ:ノーマ・シャープ(ソプラノ)
ヴェルグンデ:イルゼ・グラマツキ(メッゾ・ソプラノ)
フロースヒルデ:マルガ・シムル(コントラルト)
第1のノルン:オルトルン・ヴェンケル(コントラルト)
第2のノルン:ガブリエレ・シュナウト(メッゾ・ソプラノ)
第3のノルン:カティ・クラーク(ソプラノ)
【演奏】
ピエール・ブーレーズ(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団
演出:パトリス・シェロー
撮影監督:ブライアン・ラージ
[制作]
1980年6月28日-7月19日、バイロイト祝祭劇場
《BD 5》
『ニーベルングの指環』制作のドキュメンタリー映像
[制作]
1982年4月14-21日、バイロイト祝祭劇場
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1.[Blu-ray Disc]
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2.[Blu-ray Disc]
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3.[Blu-ray Disc]
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4.[Blu-ray Disc]
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5.[Blu-ray Disc]
バイエルン放送協会が1980年にバイロイト祝祭劇場で無観客で収録したTV放送用のビデオ収録番組である。史上初のリング全曲のTV放送だったそうだ。映画フィルムによる撮影ではなくビデオテープ収録のソフトだから、DVDと比べても画質はほとんど向上してない。ただしDVDではギザギザだった字幕の文字が、なめらかで読みやすくなっている。音質は16ビットから24ビットに変わり、クリアですっきりしたと思う。作曲者のワーグナーが生きていた19世紀後半当時のヨーロッパでの出来事として読み替えた演出は、当初は賛否両論だったが、最後は絶賛で終わった由。昨今のバイロイトの実験劇場化の先鞭を付けた演出といえるが、半世紀ほど経過した現在でも古臭い感じはしない。今後の映像加工技術の進歩で、より鮮明な画質で視聴出来るようになることを期待したい。
このリングBDはオリジナルがアナログビデオですからブルーレイにアップコンバートされても映像はさほど向上なし。これはカラヤン先生やチェリビダッケ先生の映像BDリリースから学びましたので予想通りですが、音声はかなり向上しており、過去のレーザーディスク(とんでもなく高価だった!シリアル・ナンバー入りでね。当時ゲッツ・フリードリッヒのリングが本邦初上演の年に同時リリースで、ワーグナー・ファンは上演チケットのセット券購入と合わせて、実際のバイロイト詣でに匹敵する出費を強いられたものです。)やDVDよりかなりいい音。DVDのDTS音声は「なんちゃってDTS」でしたが、こちらは本格的なDTS-5.0になっています。今回のリリースでは、上記LD時に付録でついていた(DVDでも既発売ですが)若きシェローがとんでもなくさわやかなイケメンぶりで登場するメイキング・ビデオのディスクが一緒です。このメイキングはブーレーズDG全集には含まれてはいなかったので、商売上手ですなあ。しかしメイキング目当てで、すでに全集CDセットに含まれているBDを購入している人々が、はたしてどれくらい本製品を購入するかなあ。個人の価値観の問題ですけど。その懸念だけマイナス一つ星。内容そのものは5つ星。
この演奏は、確かLDが最初に出ました。あれは何年だったか…、とにかく「指輪」が映像で見れるという事実に狂喜しました。だが日本盤はとても一般庶民に手が出る値段ではなかった。そこで何とか輸入盤を入手しようと駆けずり回ったことを思い出します。時がたちDVDを購入し、そしてblu-ray…しかも日本語字幕付きそしてメイキング映像付き…。生きていてよかったとしみじみ思う。ちなみにブーレーズは最高。こんなに押しつけがましくもなく、しかし過不足なく音楽を聞かせてくれることに満足。歌手陣もわたしは不満を感じません。
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