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カヤ・ダンチョフスカ~アーカイヴァル・レコーディングズ 1974-2007
カヤ・ダンチョフスカ
シマノフスキはこれ以上の演奏を聴いたことがない。ショスタコーヴィチも全く素晴らしい。これほどのヴァイオリニストがツィメルマンとの3枚のDG盤でしか知られず殆ど評価されていなかったのは信じられない。このセットは私の宝物の一つだったが、再発売により少しでも多くの人の耳に届いてほしい気持ちでいっぱいだ。
オルフ: カルミナ・ブラーナ<タワーレコード限定>
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、他
同時期に録音されたヨッフムが決定盤として評価されているのにこちらは暫く廃盤だった。しかし、私はこちらのほうが好き。フリューベック・デ・ブルゴスのリズムはキレがあり痛快。どこかもっさりとしたヨッフムと対照的。若きポップも魅力いっぱい。そしてなにより録音がいい。この曲のベストを争うものだと思う。
R.シュトラウス:アルプス交響曲 作品64
小泉和裕、他
名演。日本のオーケストラもここまできたかという印象。音楽性、壮麗さ、オケの美しさ、パースペクティブいずれも申し分ない。ユロフスキー/LPOより上。
ブルックナー: 交響曲全集(第1-9番)<限定盤>
ワレリー・ゲルギエフ、他
ゲルギエフが常時発するデューク更家みたいな「シュッシュッ」という声が気になる。ミュンヘン・フィルでもチェリビダッケの「エイッ」は気にならないのだが。
Daniel Barenboim - A Retrospective - The Complete Sony Recordings [43CD+3DVD]<完全生産限定盤>
ダニエル・バレンボイム
1970年代に大活躍したアバド、メータ、小澤、ムーティらは皆颯爽とした軽い演奏だったが、バレンボイムはポルタメントたっぷりの濃厚な表現の重厚な演奏でひとりわが道を行く感じだった。当時は時代遅れ感もあったが、今聴くとこれがとてもいいのだ。エルガー、チャイコフスキー、ベルリオーズいずれも大変な聴きごたえ。モーツァルトの協奏交響曲もこれまで聴いた中で最高の出来栄えだ。80年代に入ると良くも悪くも常識的な演奏になってしまうのだが。70年代のCBSのジャケットセンスもいい。
ベートーヴェン: 交響曲全集
ウィリアム・スタインバーグ、他
オリジナルマスターによるスタインバーグの素晴らしい全集を聴き、いまだ興奮冷めやらない。こんないい音だったとは。スタインバーグのスピード感、躍動感溢れる演奏も最高だ。興味深いのは親しかったクレンペラー同様リピートを実施していること。クレンペラーは同業者に辛辣だったがスタインバーグは高く評価している。古さを全く感じないこの演奏、多くの人に聴いてほしい。
カーメン・ドラゴンの芸術
カーメン・ドラゴン、他
カーメン・ドラゴンはライト・クラシックというカテゴリーに括れない人である。「ヴォルガの舟歌」が8分もの大曲になっているが、この単純なメロディがこれほどのドラマティックな展開の音楽になるとは。ラテンものも凄く、どれもドラゴン編の幻想曲といった印象だ。定番のロンバーグ、ポーターも含め、希代の名アレンジャーを満喫できる素晴らしいセットだ。オケの上手さも特筆もの。
ベートーヴェン: 交響曲第9番
ワルター・ゲール、他
コンサートホール盤からの板起し。ステレオだが音は良くない。それでも演奏は優れている。タメを作らず早いテンポで突き進む前2楽章は迫真的だし、第3楽章の瑞々しい表現もいい。ゲールはかなりの実力者だ。
チャイコフスキー: バレエ《白鳥の湖》全曲<タワーレコード限定>
アナトール・フィストゥラーリ、他
私が考える「白鳥の湖」ベスト・スリーはプレヴィン、ロジェストヴェンスキーとフィストラーリ。フィストラーリは何といってもテンポが良く、各ナンバーの盛り上げ方も上手い。終曲が一番ドラマティックなのもフィストラーリ。欠点はフェイズ4ということ。過小評価されている名盤の復刻は感謝したい。
ストラヴィンスキー: 結婚、ミサ曲、<特別収録>バレエ《春の祭典》<タワーレコード限定>
レナード・バーンスタイン、他
「結婚」はバーンスタインがベスト。クルレンツィスもいいが、ピアノと独唱の面白さがはるかに上。「春の祭典」は極めて評判が悪いが、ドライでむきだしの録音と重い噛み締めるようなテンポが独特の面白さを生んでおり、一聴の価値がある。
R=コルサコフ: 交響組曲《シェエラザード》/ムソルグスキー: はげ山の一夜/ボロディン: 交響曲第3番(未完)<タワーレコード限定>
ベルナルト・ハイティンク、他
ハイティンクと「シェエラザード」のイメージが合わないせいか評価が低いが、とてもいい演奏だ。ハイティンクらしく真摯で気品高い表現だが、一方でキレがよくメリハリがきき迫力十分。LPOは優秀でヴァイオリン・ソロ、オーボエ・ソロも大変美しい。真面目なハイティンクには第3楽章の蠱惑的な表現は弱いが、それでも「シェエラザード」のトップ・クラスの演奏だと思う。
モーツァルト: ピアノ・ソナタ全曲 (第1番-第18番)<タワーレコード限定>
イングリット・ヘブラー
ピュアでおっとりとした演奏。そして何の不足もない。ヘブラーの玉を転がすようなタッチが美しいし、フィリップスの暖かい録音もいい。全集はピリス新旧盤、グールド、シフを持っているが、ヘブラーが一番気に入った。なぜ評価が低かったのかわからない。
ベートーヴェン: ミサ・ソレムニス<タワーレコード限定>
オイゲン・ヨッフム、他
なんていい演奏だろう。充分劇的だが、深刻になりすぎないところにヨッフムの明朗な性格が伺える。ベネディクトスでのヴァイオリン・ソロも美しい。表示はないがクレバースだろうか。オリジナル・ジャケットも嬉しいかぎり。
シューマン: 弦楽四重奏曲第1番-第3番, ピアノ五重奏曲<タワーレコード限定>
クリストフ・エッシェンバッハ、他
シューマンの弦楽四重奏曲が不人気な理由がわkらない。どれも逸品だし、特に3番が魅力的だ。タワーからはありがたいことにジュリアードと2種も出てるが、断然ドロルツがいい。美しいオリジナルジャケットの復刻も嬉しい。
ドヴォルザーク: 交響曲第9番《新世界より》; ヘンデル: 水上の音楽<タワーレコード限定>
ロリン・マゼール、他
これほど先が読めない「新世界」はない、と断言できる。面白さではバーンスタイン/NYPと双璧。
モントゥー PHILIPS名演集成<タワーレコード限定>
ピエール・モントゥー、他
まず、「未完成/白鳥の湖」の国内盤ジャケットをフィリップスのロゴ入りで復刻してくれたことに感謝したい。これが、私のはじめて手にしたクラシックLPだったのだが、不注意で早くに紛失してしまっていた。ここで再会できるとは感激だ。ソニーのモントゥーBOXの見慣れぬオリジナルジャケットよりはるかに嬉しい。
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