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『Louden Up Now』 (2004)
〈さぁ騒ごうぜ〉という表題の通り、パンクとニューウェイヴが合体して強烈なダンス・グルーヴを確立し、政治への激昂メッセージも炸裂した衝撃作。ダンサブルなアフロビートは実にプリミティヴで、理性なんかブッ飛んでしまう迫力!! ジョン・フルシアンテが一目見て夢中になったのも頷ける。*小泉
CLARK
『Turning Dragon』 (2008)
それまでポスト・ロック的な立ち位置で繊細なサウンドを奏でていたクリス・クラークが、このアルバムでは一変、ズルムケな攻撃性を露わにしてシーンに衝撃を与えた。レーベルの先達であるエイフェックス・ツインやLFOの後継ぎを宣言したかのような、強烈なエポックメイキング作だ。*池田
DIAMOND WATCH WRISTS
『Ice Capped At Both Ends』 (2009)
作品を追うごとに革新と膨張を繰り返すスコット・へレンの才能も、今年は加速度を増しての垂れ流し状態。プレフューズ73、サヴァス&サヴァラスときてこのプロジェクトの登場である。オーガニックでサイケデリックな境地には確実にトロけます。*池田
FLYING LOTUS
『Los Angeles』 (2008)
かのアリス・コルトレーンを叔母に持つLAの奇才の、ワープでの初作。〈ポスト・J・ディラ〉と謳われる彼の登場で、ビート・シーンはLAを中心に回りはじめたと言っても過言ではない。革新的なサウンドスケープとコズミックなビートの応酬。ワープ新時代を象徴する一枚だ。*冨田
GRAVENHURST
『The Western Lands』 (2007)
ブリストルのマルチ演奏家、ニック・タルボット率いるバンドの最新作。いままでのフォーク路線にクラウトの神秘的な音楽性を加えてさらに進化。陰鬱なメロディーとニック・ドレイクっぽい幽玄な歌声に幻想世界へ誘われる。フォークとサイケを絶妙に表現したギターが最高!! *小泉
GRIZZLY BEAR
『Veckatimest』 (2009)
フリーフォームなアシッド・フォーク・スタイルで、一躍ブルックリンの新世代を象徴するバンドのひとつとなった彼らの3作目。穏やかに始まり、徐々にディープさとアグレッシヴさを増していくサイケデリック・サウンドの妙味が、聴き手を激しく昂揚させる。*冨田
HARMONIC 313
『When Machines Exceed Human Intelligence』 (2009)
グローバル・コミュニケーションやリロードなどの名義で、もっぱら〈テクノの重鎮〉と語られることの多いマーク・プリチャードが、ワープで始めたまた新たな挑戦。テクノ側からのダブ・ステップ解釈と言うべきか、ヴェテランなのにちっとも枯れてない。*池田