カスタマーズボイス一覧

ブギーナイツ / ポール・トーマス・アンダーソン、他

後に怪優として名を轟かすフィリップ・シーモア・ホフマンの若かりし姿(でも特にフレッシュさはカケラもない)が観られるのが嬉しい作品。ホント絶妙な役で出演してる。

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NTTさんが書いたカスタマーズボイス

(全62件)

ヨンシーのソロ作最大の功労者にしてパートナーでもあるアレックスの手腕が遺憾なく発揮され、前作の闊達な印象から一変した静謐で美しいアンビエント作品。

コンテンポラリー・ダンサーであり振付師のMerce Cunninghamが主宰する舞台”Split Sides”の為にRadioheadとそれぞれに制作されたアンビエント作品。ミニマルなサウンド・コラージュが美しく、バンド名義の他作品とは一線を画すアート志向の逸品。

エディ期にDior Hommeのショーで演奏して、ジャケ写をエディが手がけてて、とにかく面構えからオシャレ指数が高すぎる逸品。前作までの捻くれポップが整頓されMobyやBeck的な趣のクラブ要素を得た1枚。

ポップセンスが爆発しすぎたPhoenix史上最高傑作。2部構成で展開されるインタールードのLove like A Sunset”が最もメランコリック成分過多で感動的な楽曲というのも非常に洒落てる。

マイケル・ジャクソン『スリラー』の制作に実際に使用されたコンソール卓ハリソン4032をロランがe-bayで落札して作ったっていうエピソードが音楽オタクっぷりを遺憾なく発揮してて大好きな1枚。

スペシャルゲストにビル・マーレイ招いちゃうって!ジャケでもう勝ってる。なんでもいいけどビル・マーレイの合いの手がヘロヘロすぎてペイヴメントかと思った。

そもそも昔から癖強めの捻くれポップナンバーが多くを占めていたし、オシャレ指数高めに見られがちだけどライブは異常にパワフルだし、何が言いたいかって、最高なバンドだってことなんだけどタイトルがLDH直系すぎて爆死した。

ハート形の7”ってロマンチックだしインテリア的にもかわいい。楽曲はドリーミーで美しくてちょっぴりアーバンなナンバー。

Go

Jonsi

5:

★★★★★

本隊での成長を更に伸びやかにポップに昇華。パートナーであるアレックスの職人技により音の細部までキラキラと輝きを放つ名品。良い意味で軽めに纏まっているので無限リピートになる。

アルバム未収録曲”Stars in Still Warter”で儚く静かに誘われ、気が付けば”Stick and Stone”まであっという間に駆け抜けていく。”Grow Till Tall”でのディストーションに塗れたヨンシーの叫びは本当に尊い。

なんたってバニラスカイで”Everything In Its Right Place”を初っ端にカマす監督のサントラだもん。それにしたってヨンシーのソロ作の2ndとしても通用するくらいのハイクオリティでサントラだなんてそりゃヤバいでしょ、★★★★★以外ないよ。

Somewhereとこれはエル・ファニングが天使。いや、他にも最高なシーンは沢山あるけどね。

Ryan McGinleyによるジャケ写が表す通り、青年期に入ったシガーロスの闊達なアルバム。美しい空色の表紙で装丁された写真集もリリースされており、今作にかけるメンバーの想いの強さを感じ取ることができる。

アコースティック盤って本当に曲が良くないと成り立たない。その点、今作はシガーロスのシグネチャーともいえる圧倒的な音響効果を取り除いて剥き出しになった楽曲の素晴らしさを本当に堪能することができる名品。10年以上たった今でも変わらず聴いている。

シガーロス聴き始めるならこの作品からがオススメ。個人的にはリリース直前の2005年フジロック・ホワイトステージでの本当に言葉通り”神懸かった”ライブは未だに記憶(…マーズヴォルタの後っていう恐ろしい流れも含めて)してる強烈な体験。

( )

Sigur Ros

5:

★★★★★

Radioheadのツアーにて前座をしたことなどから一般認知度がグンと上がり人気を獲得し始めていた時期の作品。ポストロックの過渡期に生み出された最高傑作。曲名がない(実際にはある)のも当時は本当に衝撃的だった。

創作言語、ボウイング奏法、ホーン・弦の導入など様々な要素がこれぞ『シガーロス』を形成した決定打2nd。確かまだこの頃は顔出ししてなくて、その謎な存在的アプローチもその幻想的な世界に非常にマッチしていた記憶がある。

Von

Sigur Ros

3:

★★★

デビュー作。所謂シガーロス節を生み出す前の様々なエッセンスを飲み込んで構築されたサウンドはある種彼らのルーツを窺い知ることができる資料的な側面から聞くことでの面白みが強い。Myrkurとかもろマイブラよね。

初期衝動に突き動かされるようにバーストへと発展する1stに比べ、より音像構築の精度が格段にグンと跳ね上がった3作目。各楽器の音がより美しくクリアになることで、描き出される音世界が桁違いに広がった彼らの代表作のひとつ。

日本での人気も高く、フジロックをはじめ数度の来日公演も好評なUSインストゥルメンタル・ポストロック・バンドの2000年デビュー作。美しく抒情的なギターのアルペジオと弦楽をおもわせるフィードバックノイズが折り重なり、やがて衝動を叩きつけるカタルシスの渦へと飲み込まれていく様は、代表格のSigur RosやMOGWAIとはまた違った爽快感がある。

アメリカ、ポストロック界の良心EITS通算4枚目のアルバム(オリジナル発売は2005年)。たった2週間でテキサスのメンバー宅で作り上げた今作は、バンドのツアー中に乗っていた車が壊れ立ち往した8日間からインスパイアされたそう。

数あるアンビエント作品の歴史においても心地よさは一級品。サンプリング元も相当手が込んでいて”Howl”終盤で聴ける動物の鳴き声はCabaret Voltaire創設メンバーのひとりChris Watsonの録音作品からの引用。

Frank Bretchneiderのカタログの中で最も現代音楽的。狂信的なファン以外は手を出さなくてもいいかも。もし電子音響~フリージャズまで幅広く好きならかなりハマるはず。

“Komet”で聴かせた音響構築技術を反映したRNリリース最後のビートもの。ちょっと無茶な表現だが踊れるGanz Grafといった趣。

Richard ChartierのレーベルLINEからアメリカ人サウンド/ビジュアル・アーティストSteve Rodenとの初コラボ作。Frank Bretchneiderはマイクロ・モジュラーを使用した電子音、対するRodenはフィールドレコーディングやギターなど環境音。各20分程度の本編とリハ音源の2部構成。

RNからの最終作。この時点ですでにハード志向になっており、NotoなどのRNアーティストとは一線を画す印象(そもそもだいぶ違うけど)。かなりアブストラクトな印象で彼のビート作品を好む人には好き嫌いが分かれそうだが、サウンド自体の選定がさすがの目(耳)利きなので全然聴ける。

ソフトの音響構築を極めた職人は、ハードの面白さに傾倒して恐ろしい作品を産み落としてきた。サインウェーブから生のハウリングに切り替わったことで音の凶暴性が剥き出しになり、より原初的な電子音響作品に近づいた印象。

12KやRNのも多くの重要作を残してきた至高の職人技が極まった1枚。ドイツ名門レーベルShitkatapultよりリリースされた今作は近作同様かなりアブストラクト志向強めだが後半にかけてのビート構築技術はさすが。

今年のフジロックが待ち遠しくなる1枚。相変わらず中東系ノリのネタ使いがライブで化けそうな楽曲多数。特に”Something in the Saddness”~”Green”辺りの流れは相当アガる。

作品ごとにキエラン今これキテんだなーってのが見て取れて楽しくなるけど今作は中東系の引用が面白い。

前作『Pause』で培ったフォークトロニカの手法を継承しつつ、Fridgeの頃のサウンドに近いバンド的な生感のグルーヴが楽しい。

声ネタ使いや生楽器サンプリングなどキエラン流の方法論はそのままに、前作PINKで顕著になったテクノ志向を昇華した1枚。

20分程度の長尺2曲構成は修業系にもなりすぎてなくて、その先の昇天を求めるにも微妙なBGM的1枚。OPNがEveningSideを4分程度にうまく料理しているEditがあるのでそちらをオススメします。

US実験音楽/電子音楽巨匠DAVID BEHRMANの名曲”LEAPDAY NIGHT”で幕開けする時点で★★★★★確定。CURTIS MAYFIELDからMODEL 500、GONGまで振れ幅広すぎな選曲に平伏。AUTECHRE”FLUTTER”での美しすぎる幕引きまで完璧。

2000年代初頭ドミノ移籍初作品にしてソロ2作目。後にフォークトロニカと呼ばれるジャンルの礎を築いた歴史的名盤。メランコリックでフォーキーな生音のサンプリングとアブストラクトなブレイクビーツが幻想的なメロディーに溶け込む心地よい1枚。ユーモアあふれるM8”No More Mosquitoes”は12”を手に入れるくらいお気に入り。ジャケがやばい:)

LAMBERT AND NUTTYCOMBEの系譜を感じるノルウェー出身の男性アコースティック・デュオ。良く晴れた心地よい休日の朝みたいに爽やかな音楽。ネオアコ、ボッサ、バンドだとベルセバ周辺が好きなら是非。

Radioheadの楽曲はライブで化ける。楽曲が肉体性を伴うことで全く別物になる。本作を知って以降はライブアレンジの違いを追い続けてる。ある種の病気みたいなもの。

どうにも抜けきらなかった感のある前作TKOLで不安になったが、傑作だった前々作IN RAINBOWSを更に深化させトリートメントした名品。"名品"ってあまり音楽を表するには相応しくないワードかもしれないけど、どちらかといえば今作はアートに近い印象。

これに付随するライブ「Live at the Astoria」を当時はビデオで文字通りテープが擦り切れるまで何度も何度も何度も見た。この頃のトムはまだ金髪サラサラヘアでどこかマコーレー・カルキンに似てる。

後に第6のメンバーと称されることになるナイジェルとの出会いの1枚。1st(主に"CREEP")の呪縛を乗り越えた大傑作。

HTTTの緞帳な印象から一転、音数も絞り洗練された。"NUDE"など古くから存在する曲がいくるか収録されており、"Reckoner"というタイトルは元々全く別の曲でトムソロ名義"Feeling Pulled Apart by Horses"となって後にリリースされている。

収録曲
A1.Everything In Its Right Place
A2.Let Down
A3.Bloom
A4.Weird Fishes/Arpeggi
B1.Idioteque
B2.You And Whose Army?
B3.There There
B4.Bodysnatchers
B5.Street Spirit(Fade Out)
※アンコール収録なし

収録曲
A1.Daydreaming
A2.Lucky
A3.Ful Stop
A4.Airbag
B1.15 Step
B2.Myxomatosis
B3.Exit Music (For A Film)
B4.Pyramid Song

本編後半はVol.2に収録。

各話毎に才能溢れる作家陣が時効警察を自由に料理している。ケラ回が特にブッ飛んでいてオダギリジョーも楽しそう。KERAワールドにグッときたら連続ドラマ「怪奇恋愛作戦」がオススメ。

今までいくつかファッションデザイナーのドキュメンタリー映画を観たけど、特にエモーショナルな作品。マックイーンの苦しみがこちらまで伝染してくるようで、なんだかとても辛くなる。だけど、そのとてつもなく魅力的なデザインとショウ演出に圧倒され心奪われる。

夜の音楽。本を読んだり、部屋でくつろぐときにかけたい作品。

夜の音楽。本を読んだり、部屋でくつろぐときにかけたい作品。

ホアキンフェニックスは気が狂った様な演技が好きなんだけど、今作で演じる主人公はどこか切なくて繊細な優しさが滲み出ていて、それはそれでまた最高に良い。

レッチリにジョンが復活して、ジョシュが去る事になったって聞いてまず今作を聞き直した。ソロ作を定期リリースしていた頃の作品群のなかでも結構異色な作風なんだけど、チープなリズムマシンとシンセサイザーにアタマを振るジョンもそれはそれでまたカッコいい。

デイヴのポップセンスが炸裂している大名盤!今でもライブ定番の超絶アッパーな” Monkey Wrench”をはじめ、”My Hero”、そして大トリを飾る鉄板”Everlong”が収録されててマジで最強なんだけど、このアルバムの大名盤たる所以は近作であまり聴くことの出来なくなってしまったメランコリックでエモーショナルなナンバーの存在。特に”February Stars”は白眉の出来。

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