カスタマーズボイス一覧

Deutsche Harmonia Mundi -50th Anniversary Special BOX / Various Artists

これは、価格の良さと内容の充実さが両立している。そして、一般的な廉価CDとは一線を画する、きわめて魅力的なCD(BOX)である。
店頭では、まだ販売している(2008年4月26日現在)様なので、購入をお勧めしたい。

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T.Hashimotoさんが書いたカスタマーズボイス

(全79件)

デゾルミエールの現代性と古典の解析的解釈の稀有の融合。感情を排して作品の内在的エネルギーを表現している。名演であるとともに、デゾルミエールを知るには良い1枚である。

衝撃的なCDを発見した。廃盤になっているが、奇跡的にHMVの中古(シュリンク未開封であり、新品同様だった。)で手に入った。シェーンベルクやヴェーベルンと親交があった作曲家ルネ・レイボヴィッツ指揮による数々の作品集(13枚組)である。中でもベートーヴェンの交響曲全集は必聴。
 レイボヴィッツは、あのピエール・ブーレーズ氏の師匠でもあったが、セリーの解釈をめぐり、ブーレーズ氏と対立。ブーレーズ氏は捨て台詞を吐いて決別した。しかし、レイボヴィッツの指揮は、極めて秀逸であり、解析的ながらチャレンジングで、アクロバットで、前衛的である。現代のロトやクルレンティスも顔負けのアプローチである。また、音源の1960年代当時では、巨匠ハンス・ロスバウトの指揮が顕著であるが、ロスバウトは、モノラルばかりで音質が悪い。レイボヴィッツの音の良さは、ロスバウトと優れた差別化を図っている。
 何といっても、解析的でそれでいて推進力がある。一切の感情を排して、テンポよく淡々と精密さを追求する私好みの表現である。そして、1960年代とは思えない現代的である。音楽は、感情表現ではなく数学なのである。
まるで、フランクミューラーの時計のように精巧さと斬新な美的センスにあふれている。その時計は、何時間でも眺めることができる。
 特に面白いのが、レイボヴィッツ編曲のムソルグスキーの「はげ山の一夜」。原曲を遥かに超えるスリリングで劇的な表現。シェーンベルクやベルクのような妙技も垣間見える。オッフェンバック「天国と地獄」やビゼー「カルメン」、熊蜂の飛行、こうもり序曲などお馴染みの曲、名作も現代的アプローチで登場する。シベリウスは嫌いだったようで、全く登場しない。そして、ベートーヴェンの交響曲全集は、1960年代とは思えない現代的なアプローチ。必聴である。
 このCDは、もっと聴かれるべきである。レイボヴィッツの知名度が低いのが理解できない。きっと、現代音楽への嫌悪感からきているのだろう。ともあれ、当分の間楽しめそうである。良い収穫だ。

空港の行き帰りにこのオペラを聴いている。すばらしい作品。飛行機の欠航で閉ざされた空港を舞台に様々な出来事が錯綜する。アナウンスの音、またマヌリの得意な電子音響が効果的である。ライヴというのもすごい!現代音楽の入門として是非聴きたい1枚である。

チャイコフスキーは、ウィットに富んだソリストとオケとのやり取り、即興性に溢れた自由で柔軟な表現が楽しめた。ストラヴィンスキーは、稀有の融合、化学反応を示した。全体的には、新しいスタイルの発見と手堅い表現の併存である。ロトと作風が似ているが、より主張が色濃い。

中々魅力的なセットである。N響の卓越した技術を感じることができる。録音も良好。

ほぼ全ての演奏CDを既に持っているが、全集ということで改めて購入した。マーラーの6番のシュターツカペレ版は、CD化されていないのではないだろうか。貴重である。ブルーレイでのリングも、後発の5枚組を買うよりは、お得である。
ブーレーズ氏の永遠に忘れられない指揮者としての偉大さを俯瞰して感じられる重要なセットである。

この夏,注目版が登場した。意外にも映画音楽である。
 それは,スター・ウォーズやET,レイダースなどの映画音楽を集めたジョン・ウィリアムズの作品集である。それも,本人の指揮の下,あの世界最高のオーケストラであるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏。さらに,世界最高の音響を誇るムジークフェラインでのライヴ録音である。
 誰もが聴いたことのある映画音楽を世界最高の環境で聴くことが出来る夏の贈り物CDである。
 ヴァイオリンにアンネ=ゾフィー・ムターが加わっていることも見逃せない。
 聴いてみたところ,中々充実したオーケストラ作品である。純粋にクラシック音楽としても聴き応えがある。音質も大変良い。
 これはお勧めである。

この夏,注目版が登場した。意外にも映画音楽である。
 それは,スター・ウォーズやET,レイダースなどの映画音楽を集めたジョン・ウィリアムズの作品集である。それも,本人の指揮の下,あの世界最高のオーケストラであるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏。さらに,世界最高の音響を誇るムジークフェラインでのライヴ録音である。
 誰もが聴いたことのある映画音楽を世界最高の環境で聴くことが出来る夏の贈り物CDである。
 ヴァイオリンにアンネ=ゾフィー・ムターが加わっていることも見逃せない。
 聴いてみたところ,中々充実したオーケストラ作品である。純粋にクラシック音楽としても聴き応えがある。音質も大変良い。
 これはお勧めである。

この夏,注目版が登場した。意外にも映画音楽である。
 それは,スター・ウォーズやET,レイダースなどの映画音楽を集めたジョン・ウィリアムズの作品集である。それも,本人の指揮の下,あの世界最高のオーケストラであるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏。さらに,世界最高の音響を誇るムジークフェラインでのライヴ録音である。
 誰もが聴いたことのある映画音楽を世界最高の環境で聴くことが出来る夏の贈り物CDである。
 ヴァイオリンにアンネ=ゾフィー・ムターが加わっていることも見逃せない。
 聴いてみたところ,中々充実したオーケストラ作品である。純粋にクラシック音楽としても聴き応えがある。音質も大変良い。
 これはお勧めである。

素晴らしい名演。音質も優れている。
管楽器の響きが特に生々しく,テンポは適切。
今年(2019年)最もお勧めのCDといえる。

中々の名演。同じR.シュトラウスシリーズの中でも,音質が特に良い。
力むことのない豊かな演奏である。

演奏は良いが,音質が悪い。ノイズが多すぎる。欠陥商品かと思えてしまう。

 今年最大の注目版である。ブーレーズ氏は,その昔,インタビューにおいて,ラモーに言及したことがある(法政大学出版局「意志と偶然」参照)が,指揮及び録音をされていたとは思わなかった。これは,必聴の録音である。

2003年4月の来日公演(東京)は、すべてホールで生演奏に接した。中でも、天皇及び皇后が客としていたマーラーの交響曲第6番は、感動的であった。このCDは、その次の公演において、諏訪内晶子のヴァイオリンによるベルクの作品とともに演奏された、とても貴重な公演の一つである。まさかCD化されるとは思わず、大変ありがたいことである。

最近のブーレーズ氏が力を入れている教育において、ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団への登壇は、もっとも意義深いものである。そして、何よりも、CDに収められている作品の魅力は、抗しがたい。マーラーの悲劇的は、まさしく、ブーレーズ氏のアプローチが、この作品をかけがえのないものにさせよう。今年もっとも期待するCDである。

2003年4月の来日公演(東京)は、すべてホールで生演奏に接した。中でも、天皇及び皇后が客としていたマーラーの交響曲第6番は、感動的であった。このCDは、その次の公演において、諏訪内晶子のヴァイオリンによるベルクの作品とともに演奏された、とても貴重な公演の一つである。まさかCD化されるとは思わず、大変ありがたいことである。

2003年4月の来日公演(東京)は、すべてホールで生演奏に接した。中でも、天皇及び皇后が客としていたマーラーの交響曲第6番は、感動的であった。このCDは、その次の公演において、諏訪内晶子のヴァイオリンによるベルクの作品とともに演奏された、とても貴重な公演の一つである。まさかCD化されるとは思わず、大変ありがたいことである。

実に美しい。武満徹の作品は、西洋音楽の影響を受けながらも、きわめて日本的であり、抽象的に事物の本質を明らかにする。「他人の顔」は、映画と一緒に聞くことを強く勧める。「鳥は星形の庭に降りる」は、美のきわみであり、かけがえのない作品である。

 2006年12月東京オペラシティでのリサイタルにて、エマールの同作品の実演に接したことがある。
 エマールは、現代音楽をレパートリーとする素晴らしいピアニストであるが、このような古典的作品に対しても、現代的アプローチで再創造している。そういう点で、重要なCDといえる。当然、作品は魅力的である。

これ程魅力ある内容にもかかわらず、長らく廃番として入手困難(Yahoo!オークションでも出品なし)であった、ソニーシリーズが、京都賞の関係で発売されることは、至極の喜びである。
特に、このベルリオーズ作品集は、壮年期のブーレーズ氏を知る上で、必携の1枚である。

これ程魅力ある内容にもかかわらず、長らく廃番として入手困難(Yahoo!オークションでも出品なし)であった、ソニーシリーズが、京都賞の関係で発売されることは、至極の喜びである。
価格の安さは、このきわめて価値の高いCDとは釣り合わないが、かえってこのチャンスの重要性を際立たせている。

これ程魅力ある内容にもかかわらず、長らく廃番として入手困難(Yahoo!オークションでも出品なし)であった、ソニーシリーズが、京都賞の関係で発売されることは、至極の喜びである。
特に、スクリャービンの作品は、現在入手が絶望的であるので、これを期に購入を薦めたい。

これ程魅力ある内容にもかかわらず、長らく廃番として入手困難(Yahoo!オークションでも出品なし)であった、ソニーシリーズが、京都賞の関係で発売されることは、至極の喜びである。
ワーグナーの序曲集は、きわめて優れた知的解釈のもと、精緻であり、柔軟な演奏となっている。旧版は、私のお気に入りのCDである。

たしかに渋い選曲であるが、ここにはバルトークの崇高な心情告白が感じられる。ECM版のヴィオラ協奏曲との比較も面白い。パルジファルのような厳粛さを感じる。

これは貴重な映像である。商品説明のとおり、「グラサン」姿のブーレーズ氏には驚くが、それ以上に精密な指揮には、度肝を抜かれる衝撃を感じた。

これはきわめて興味深いCDである。ブーレーズ指揮のモーツァルトというのは、ファンでなくとも驚くことであろう。この組合わせとしては、海賊版を除き、ピリスとの共演DVD(20番)とカーゾンとの共演CD(26番)が発売されているのみである。ベルクは過去に何度も演奏・録音しているが、この最新版までに30年が経過している。双方の作品ともに、ブーレーズ氏のアプローチないし表現に驚嘆することであろう。

これは、価格の良さと内容の充実さが両立している。そして、一般的な廉価CDとは一線を画する、きわめて魅力的なCD(BOX)である。
店頭では、まだ販売している(2008年4月26日現在)様なので、購入をお勧めしたい。

見通しがよく、細部と全体との整合性が保たれた、優れた演奏である。また、ウィーン・フィルの美しさが十分に発揮され、さらに録音も申し分ない。このような大曲を、完全に掌握し、かつ作品の高い芸術性(内在的情熱)を存分に表現した、ブーレーズ氏に、あらためて敬意を抱くところである。

まずは、テレビを見て、彼のメチエを会得した指揮姿にびっくりした。巨匠の風格を感じる。CDで聴いても、飽きることなく、純粋に演奏を楽しめる。ここ数年のニューイヤーの演奏と比較しても、特段に優れたものではないだろうか。
SACDでも発売してほしい。

アンスネスは、2005年に発売されたブーレーズ・バルトークのピアノ協奏曲での名演で興味をもった。今回のモーツァルトは、期待を裏切らない、素晴らしいものに仕上がっている。全体的には、引き締まった精緻な表現であるが、同時に情感も豊かである。

このような録音が存在していたことに驚いた。貴重な録音である。演奏は、当時のブーレーズには珍しく、おおらかな印象であり、カーゾンとの相性も良いものである。

見通しがよく、細部と全体との整合性が保たれた、優れた演奏である。また、ウィーン・フィルの美しさが十分に発揮され、さらに録音も申し分ない。このような大曲を、完全に掌握し、かつ作品の高い芸術性(内在的情熱)を存分に表現した、ブーレーズ氏に、あらためて敬意を抱くところである。

フランク・ザッパは、ロックやポップスの領域とクラシックの領域を行き交う作曲家であり、極めて優れた才能を持ちつつも、ときに異端児扱いされる、いってみれば「伝説的」な作曲家である。このCDは、純粋な現代音楽として素晴らしい作品であり、ブーレーズ氏という偉大な解釈者による演奏が相俟って、かけがいのない価値あるものとなっている。

2007年12月5日にシュトックハウゼン氏が逝去されました。にわかに信じがたいことであり、哀痛の極みです。グルッペンは、氏の代表作であり、録音も何種類か存在する。その中でも、最新録音である当CDは、特筆すべき出来栄えである。

2007年12月5日にシュトックハウゼン氏が逝去されました。にわかに信じがたいことであり、哀痛の極みです。このCDは、同氏が2005年に来日したときに発売されたものです。思い出深い名曲です。

レビューを載せるときには肯定的評価を基本としているが、このCDには若干期待を裏切られたので、敢えて否定的評価をすることにした。ジュピターを除く録音に、機械上の問題に起因するノイズが入っていて、非常に耳障りである。これを除けば良いものではあるが、このノイズは、致命的な欠陥であるといえる。

私がブーレーズ氏の素晴らしさをはじめて体感した衝撃的なCDであるマーラーの6番が発売された1995年以降、マーラーのCDが約1,2年おきに発売され、その都度大きな感動と新たな発見をしてきた。そして今回、12年目にして、当該マーラー交響曲シリーズ最後として、この8番が登場し、このような時間の経過に感慨深いものを感じるとともに、この大規模で華やかな作品CDに対する非常に高い期待を抱くところである。

私がブーレーズ氏の素晴らしさをはじめて体感した衝撃的なCDであるマーラーの6番が発売された1995年以降、マーラーのCDが約1,2年おきに発売され、その都度大きな感動と新たな発見をしてきた。そして今回、12年目にして、当該マーラー交響曲シリーズ最後として、この8番が登場し、このような時間の経過に感慨深いものを感じるとともに、この大規模で華やかな作品CDに対する非常に高い期待を抱くところである。

演奏と値段の両側面において申し分のない、この素晴らしいCDに対して、多言を要しないのが率直なところである。

この曲は比較的大編成のオーケストラを要するため、音響バランスに注意が必要だが、ブーレーズの耳の良さ及び分析力のよって、見事に表現されている。SACDとなりより一層造形美が際立っている。

ドメーヌミュジカルとの旧録音及びグラモフォン盤での最新録音にはない、高い完成度と鋭敏さを併せ持った秀逸な演奏である。この曲に興味を持つならば、まず最初に聴くべき録音であるだろう。

音楽、色彩、時間という抽象的且つ相対的概念の奇異な融合が、美しく、先鋭的に表されている。こうした抽象的作品は、一切の感情を排斥し、即物的な観点で見ることによって真価を感じることができるだろう。

2005年春に発売された"A Tribute to Pierre Boulez"以来の貴重音源CDとして大きな注目に値する。50ないし60年代のライブ録音にも関わらず非常に音が良く、演奏技術も高く、研究資料的価値以上の魅力を感じされるものである。また、初めて聴くドビュッシーの"パンの笛"は魅力的な作品である。後年の録音にはない、近視眼的で鋭敏な表現も興味深い。

2005年春に発売された"A Tribute to Pierre Boulez"以来の貴重音源CDとして大きな注目に値する。50ないし60年代のライブ録音にも関わらず非常に音が良く、演奏技術も高く、研究資料的価値以上の魅力を感じされるものである。 ロスバウトの貴重な録音も然ることながら、後年の録音にはない、近視眼的で鋭敏な表現が興味深い。

バルトークの複雑な作曲表現及び技法を、解析的且つ芸術的に表現した主たる1枚である。ここでは、バルトークの現代性を格式高く美しい音で聴かせてくれる。シャハムの演奏も素晴らしいの一言に尽きる。

この作品を古典的見地で解釈することなく、現代的アプローチで再構築している部分に最大限の魅力を表している。合唱と管弦楽の音響バランスも見事である。

ここには、フランスの香水臭さは無く、多彩且つ斬新な管弦楽法の妙技の魅力が多分にある。1970年代のブーレーズにはない、ゆとりある演奏である。

ここには、フランスの香水臭さは無く、多彩且つ斬新な管弦楽法の妙技の魅力が多分にある。1970年代のブーレーズにはない、ゆとりある演奏である。 またSACDになって、 より一層管弦楽法上の遠近感を増して聴くことが出来る。

この作品を古典的見地で解釈することなく、現代的アプローチで再構築している部分に最大限の魅力を表している。合唱と管弦楽の音響バランスも見事である。

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