カスタマーズボイス一覧

エリーゼのために/ケンプ、ベートーヴェン・アンコール<限定盤> / ヴィルヘルム・ケンプ

作品126のバガテル、このケンプの演奏はいつ聞いても素晴らしい。「エリーゼのために」「失われた小銭への怒り」「エコセーズ」などなどベートーヴェンの珠玉のピアノ作品集が収められた名盤。「エリーゼのために」はもっとも模範的ば演奏。「エリーゼのために」をきくならまずはケンプから。

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m-koチコ54さんが書いたカスタマーズボイス

(全102件)

83歳とは思えぬ力強い音はそれだけでホロヴィッツとわかる。リストのワルツ・カプリースでは早いパッセージでもミスタッチはほとんどなく、様々に変化する曲想に対して豊富な音色で聴き手を魅了している。英雄ポロネーズは他にはないまさに「ホロヴィッツの英雄ポロネーズ」だ。

ペライアのピアノの音色はとても美しく、フーガのところも立体的に表現されている。ピアノによるバッハの名演奏の代表格と言えると思う。

冒頭合唱から充実した演奏内容。プレイヤーの演奏技術が高いと人数に関係なく生み出される音楽は充実するという良い実例だと思う。2台のオルガンが音楽全体を巧みに支えているのが特徴的。パドモアのエヴァンゲリストはここでも見事に役割をはたしている。

コーラスⅠにシャペル・ロヤイヤル、コーラスⅡにコレギウム・ヴォカーレを起用。冒頭合唱の「誰に」「何を」のところも発音は強く厳しい。清澄な児童合唱も柔らかく好印象。シュリックのソロの豊かな感情表現が印象的。ヤーコプスの名唱も楽しめる。

実直でストレートなヤノフスキの演奏には好印象を持った。PENTATONEの高音質ということもあり、どの楽器の音も大変クリアに聞こえるので、新たな気づきを聴き手に与えてくれる。ピッツバーグ響も大変すばらしいオーケストラだ。「DIES IRAE」は迫力がある。拍手無し。

「ヴァイオリン協奏曲」は40分を超える大作で、第1楽章「ラプソディ」の冒頭で加えられるハープがとても印象的。朗々と奏でられるヴァイオリン独奏が息の長いフレーズを奏でたあと、開拓時代のアメリカを彷彿とさせるリズムと響きが現れる。ベネデッティの演奏は様々な楽想も見事に表現しきっていて、その才能が遺憾なく発揮されている。

少年合唱、カウンターテナーを起用し、声楽はすべて男声で編成されているのが大きな特徴。ボーイ・ソプラノによるアリアは貴重。イエス捕縛の場面でのソプラノとアルトのアリアではテルツ少年合唱団のメンバーをヤーコプスが巧みに支え、リードしている様子がうかがえて楽しめる。当時のラ・プティット・バンドにはクイケン三兄弟、寺神戸亮のほかピエール・アンタイ、ドンブレヒトなど錚々たるプレイヤーが参加していた。

付録のDVDは30分ほど。日本語字幕も入って、かなり日本向けを意識して制作されているのが窺える。充実の演奏内容と相まってかなりの好印象を抱いた。リハーサル、ブリュッヘンの語りがとても参考になる。

これのレコーディング風景を収められた映像を昔観たのが印象に残っている。それ以来このコンチェルトが大好きになった。レコーディングの合間にK333の冒頭をさらりと弾き始めたホロヴィッツがとても格好よかった。この映像は廃盤になったままのようなので復刻を強く望みたい。

フリッチャイ、ゲザ・アンダともに40歳代の録音。経歴をみると二人ともブダペスト生まれという。充実の演奏内容にひとつの合点をみつけることができた。

シャルパンティエによるクリスマスのための作品を収録。「主の御降誕のカンティクム」はキリスト生誕の物語を扱ったオラトリオ的な作品。半音階の下降音型が印象深い序曲、静謐な「夜」
など聴き処もたっぷりある興味深い作品。

1965年録音。交響的練習曲の遺作は全て演奏されている。アシュケナージの若々しい、力強さを感じさせる演奏。

交響的練習曲の遺作は2曲のみ挿入されている。VARIATION7はドライヴがきいていて迫力がある。アムランの高い演奏技術が遺憾なく発揮されている。フィナーレはかなり早いテンポ。和音の鳴らし方が完璧。

アシュケナージのピアノは瑞々しくシューマンにはとてもよく合っている。交響的練習曲でもスケールの大きな演奏だ。遺作の挿入の仕方を旧録音と変えている。

モダン・オケによるピリオド・アプローチの好演。1番、2番の金管楽器を独奏楽器とする曲ではそのメリットが感じられる。

ルービンシュタインのピアノは線が太く風格があふれている。1音1音の重みを感じる。シューマンはジュリーニ&シカゴ響のサポートが鉄壁。

「リュートのための古風な舞曲とアリア」では小澤らしいキビキビとした音楽作りが爽快。ボストン響の機動力も発揮されている。貴重な全曲盤の代表盤としての価値は高いと思う。

アバド、グリモーのラフマノニフが素晴らしい。グリモーの演奏はとても瑞々しい。時には力強く、時には繊細に、そのバランスがちょうど良い。アバドは何人かのピアニストとラフマニノフを共演しているがこの演奏においてもソリストを巧く引き立てていてとてもよい。グリモーのインタビューは残念ながら日本語字幕はないが、みているだけでも楽しめる。リハーサルの映像も少し入っている。

ドキュメンタリー:ベートーヴェン発見。ティーレマンとドイツの評論家ヨアヒム・カイザーとの対談ではとても興味深い話が聴けるほか、リハーサル風景なども豊富に盛り込まれていて楽しめる。日本語字幕もついている。

第2番では二人のクラリネット奏者がアイコンタクトをとりながら演奏しているのが面白かった。ウィーンフィルのベートーヴェンということで見ているだけで大変に楽しめる。時代考証的アプローチになっていないところが良い。

第7番はまさに熱演。終楽章など対向配置のということもあってオーケストラを見る楽しみが格段に増している。

会場の拍手が鳴りやまないうちに第1音が発せられる「運命」は会場の臨場感もさることながら演奏も大変にすばらしい。良い意味でオーソドックスな解釈でこれが「運命」!と安心して聴いていることができる。高音質、高画質で「ウィーンフィルの運命」を楽しめる。

ライヴ収録なので臨場感を堪能できる。演奏は引き締まってキビキビしている。オーケストラの演奏能力の高さを確認できる。指揮棒を持たずに、繊細な手の動きでオーケストラをコントロールするゲルギエフとそれに機敏に反応するプレイヤーを映像で見る価値は十分に感じられる。ゲルギエフインタビュー(英語)は12分ほど。字幕が全くないのが残念。

表面上の音だけでなく内声部の音もしっかりと聞こえるので、土台がしっかりとした音楽に聞こえる。スコアをみながらでないとなかなか気づきにくい音の流れも聞き取れる。「卵の殻をつけたひよこのバレエ」はクリーヴランド管の木管セクションがユーモアたっぷりの演奏を聴かせている。セルの別の一面を垣間見た気がする。

「驚愕」第2楽章例のびっくりさせるフォルテは短く、きっぱりとさせているところがセルらしさを感じる。室内楽的なところではプレイヤーの自発性が感じられ、音楽が非常に生き生きしている。

颯爽とした「イタリア」は推進力と生気にあふれた快演。終楽章の細かい音符のつながりのところなどクリーヴランド管の巧さがよくわかる。

op46-2の哀愁に満ちたメロディもセルの指揮だと独特の味わいがあって楽しめる。様々な性格の曲をセルは丁寧に音楽で表現しているところは、やはりさすがと言わざるを得ない。op72-2はセルにしてはテンポを揺らしているのが目立つ。

「絹のはしご」序曲ではクリーヴランド管の管楽器セクションの妙技が楽しめる。「どろぼうかささぎ」のなどは巨匠の風格を漂わせるものすごい演奏で楽しめる。

引き締まった非常に良い演奏。「ドン・ファン」は推進力にあふれていながら、弦は朗々と歌いものすごい演奏。

「未完成」第2楽章の繊細な表現もピンと1本緊張の糸が走っていて本当に素晴らしい。内声部の音が大きく聴こえるので音楽に安定感がある。

「ワルキューレの騎行」は迫力の凄演。「マイスタージンガー」前奏曲はセルらしい折り目正しい演奏が爽快だ。セルのワーグナーもすごく良い。

楷書書きのような折り目正しいモーツァルト。アイネクライネの第2楽章ロマンスもあっさりとかけぬけているところが潔い。ポストホルンも颯爽とした快演だ。

生気に満ちたドヴォルザークがオーケストラの高い機動性と相まってスリリングな演奏に興奮する。「売られた花嫁」序曲はまさに圧巻の演奏。オケの巧さを充分に確認できる。

第16番の第2楽章のトリルが決して機械的にならないところと、流れるような装飾音も1音1音疎かにならないところがグードのすばらしさの一例と言えるでしょう。

合唱は各パート4人づつ。冒頭合唱は力強く、拍のアクセントもついてシリアスな印象。ペテロの否認のレチタチーヴォは迫力がある。ライヴということもあり力がこもっている。当然拍手はなし。

古楽器使用。全体にリュートが通奏低音に加わっているので清々しい印象。その他にも通奏低音に特徴を聴かせるあたりが実力の高さの証左と言える。ガンバ独奏にはヒッレ・パールが参加。オケ、合唱、ソリストどれもすばらしい!ブックレットも充実。決して手を抜かないナクソスは素晴らしいレーベルだ。

1958年から1997年の間にラジオで放送された音源が収録。團伊玖磨の音楽と語りのほか当時の世相もきける。ラジオを聴く感覚でCD3枚をたっぷり楽しめる。解説書も充実。

エグモント序曲は想像以上の重厚な出だしにびっくり。序曲全体が力強く、強い推進力に満ちている。カラヤンのすごさを改めて実感。ウェリントンの勝利は号砲が左右のスピーカーから聞こえてくるので臨場感がある。

メンゲルベルク後のコンセルトヘボウをさらに発展させたベイヌムの指揮するブラームスは過大な表現とは無縁の、スコアに忠実な解釈で充実している。第1番はステレオ録音最初期の1958年録音。とてもクリアな音質で大満足。

アナログ時代の録音方式であるフェイズ4による名盤。「新世界」では各楽器の音が独立して聴こえるので臨場感のある演奏を楽しめる。ニューフィルハーモニー管として再出発したころの録音でオーケストラの意気込みも感じられる。

デジタル録音の「ライン」は音質がよりクリアになっている。壮麗な第4楽章はケルンの大司教が枢機卿に昇進したときの儀式からインスピレーションを得たとされる楽章だが、ウィーンフィルの豊かな響きは荘厳な雰囲気をより高めている。

シフの珍しいショパンということもあり興味をそそられて購入。録音当時20歳のシフ。巨匠の風格を漂わせる演奏はさすがと言わざるを得ない。名匠ドラティのサポートはどっしりと力強い。木管楽器を目立たせてピアノとの対話を浮かび上がらせているのが面白い。

「第40番」では冒頭の弦の刻みがひとつひとつ聴き取れる。それに続くメロディもあくまでも楽譜に忠実な姿勢が貫かれている。折り目正しい演奏に好感が持てる。

1983年ロシアで生まれたヴィニツカヤの満を持してのラフマニノフの協奏曲。確かなテクニックと幅広いダイナミクスで聴き手に伝えるものは大きい。もっともっと注目してほしいピアニストだ。

どのオーケストラを指揮しても名演を生み出すクーベリックの手腕はほんとに素晴らしい。オケコンでは、音楽は引き締まっていて各楽器の演奏能力も高い。1973年は小澤征爾が音楽監督に就任した頃で、ボストン響転換期の演奏として興味深い。

アルゲリッチの冴えたピアノにはプロコ3番はまさにうってつけ。テクニック、パワー、色彩、どれをとっても彼女の右にでるピアニストはおりません。

バーンスタインが亡くなる前年の映像。その指揮姿は力強く、時には踊るように、第3楽章では指揮棒を左手にもちかえて手のひらだけで指揮をしたりと魅力的だ。72年という生涯は短すぎると改めて実感した。あと10年は生きてほしかった・・曲が終わって拍手の前に一瞬訪れる静寂が意味するものは大きい。

シカゴ響といえば金管セクションがまず思い浮かぶが、この幻想交響曲では芳醇な弦楽器セクションの響きを堪能できる。バランスの良さはアバドの手腕だろう。第5楽章がこまかくトラック分けされているのでいろいろと便利だ。

アレグロ楽章の緊張感のある演奏はダントツにすばらしい。ポリーニのピアノはパワフルでスリルに富んでいる。

シカゴ響の強烈な金管セクションをたっぷりと堪能。弦楽器セクションとのバランスもよく保たれている。アダージェットも絶品だ。

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