フォーマット |
SHM-CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2024年03月13日 |
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規格品番 |
UCCG-4889 |
レーベル |
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SKU |
4988005808165 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:50:26
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333(315c)
【演奏】
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(ピアノ)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団
【録音】
1987年3月 ミラノ
-
1.[SHM-CD]
きのう宇野功芳先生のセットを予約して、宇野先生だったらこの演奏、どう批評なさるのだろうと思わず考えてしまった。というのも、宇野先生は、ハスキル女史とリヒテルにはとりわけ点が辛くて「どこがいいんだかさっぱりわからない」とまで言い切っているからである。宇野先生らしいなあと思う。宇野先生は暗くてじめじめしたのともったいぶったのはお嫌いだったからね。
私はモーツァルト23番と言えば、古いモノラルのハスキル盤を聴いて好きになったのだから宇野先生とはちょっと違う。
その調子でホロヴィッツ・ジュリーニ盤という天才同士の饗宴を聴き始めたわけだが、「なにずいぶん早い出だしじゃない」というのが最初の印象だった。1楽章はそんな調子で聞き流し、2楽章に入った途端、カラッとした秋の日の「哀感」、ハスキルの湿った「哀感」もいいがこういう行き方もあるんだと妙に納得。3楽章も元気で、それだからこそ名旋律の2楽章がますます活きてくる。モーツァルトのような天才の曲は1つの演奏だけでは済まない何かがあると気付く。だからこんな曲はいろんないい演奏で持っていたい。そう思った。
ピアノソナタの方は、なぜかホロヴィッツがトスカニーニの娘に猛烈に恋をしてしまったときの気分ではないかと突然思ってしまった。恋の希望と不安、平安とゆらぎ。長くなりそうなのでここでやめる。
演奏を聴く前の予知能力が若い時より低くなったと思う。知識は多くなったが。天才たちはその予知能力を見事に裏切って聴者を高みに上げてくれる。そんなことに思い至らせてくれる天才たちの仕事である。
これのレコーディング風景を収められた映像を昔観たのが印象に残っている。それ以来このコンチェルトが大好きになった。レコーディングの合間にK333の冒頭をさらりと弾き始めたホロヴィッツがとても格好よかった。この映像は廃盤になったままのようなので復刻を強く望みたい。
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