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マーラー: 交響曲第1番「巨人」、第4番、「大地の歌」、第5番より「アダージェット」(2025年マスタリング)<タワーレコード限定>
パウル・クレツキ、他
全てを2012年発売のEMIミュージックジャパン盤で聴きました。際立った名演とは感じませんでした。1960年以前はまだマーラー演奏黎明期だったのではないかと思います。楽譜と照合はしていませんが、第1番は終楽章のエンディングに違和感のある省略があるように思います。
Concerti Italiani - Bach, et al / Alessandrini, et al
リナルド・アレッサンドリーニ、他
ヴィヴァルディに憧れたバッハとライバル視したマルチェルロ(兄弟)を一枚で聴けるアルバムです。自己主張が強い演奏ではなく、ヴィヴァルディを中心に4人の作曲家の作品を楽しませてくれます。バッハのイタリア協奏曲の編曲(空想的復元か)も、こういう曲が本当にあったかもと思えるものです。
交響曲による遺言~モーツァルト: 交響曲第39番、第40番、第41番「ジュピター」
ジョルディ・サヴァール、他
古楽演奏家によるモーツァルトの交響曲とは少し異なり、ややゆったりしたテンポ感で時々ぐっと速度をゆらすところが新鮮です。ベートーヴェンの交響曲と比べてティンパニの使い方はややおとなしく感じられます。交響曲演奏としてはまだ試行段階かなと思います。アルバムタイトルの「testament」は、ベートーヴェンの晩年のピアノソナタに近い位置付けとこれらの交響曲を捉えて「遺言」というよりは「聖書」に近い意味にとりたいと思います。
Schubert: Piano Sonata "Grand Duo" D.812; Shostakovich: Symphony No.5 for 4 Hands / GrauSchumacher Piano Duo
グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ
とても美しいショスタコーヴィチの交響曲第五番ピアノ連弾版です。ソ連もスターリンも意識から遠ざけて音楽の美しさに浸ることができます。作品も本来の良さが堪能できる優れた演奏です。併せて収録されているシューベルトの作品も良い演奏です。
Marhler: Great Symphonies Vol.1
ジョン・バルビローリ、他
Marhler: Great Symphonies Vol.1 とタイトルが付いていますが、Vol.2 は出ているのでしょうか?
Karl Bohm The Collection - 1951-1963 Recordings
カール・ベーム
アイネ・クライネ・ナハトムジークがなんと1956年のベルリン・フィルの演奏です。甘いウィーン・フィルとの1974年の演奏とは違う一般受けしなさそうな硬派の演奏です。他の比較的レアなものと組合わせて今回発売された企画者さんの見識に敬意を表したいです。発売が楽しみです。
ブラームス: ピアノ作品全集
ジュリアス・カッチェン
曲目一覧に間違いがあります。正しくは下に掲載されているとおりです。http://www.deccaclassics.com/gb/cat/4552472演奏は素晴らしいです。知名度がいまひとつなのが残念です。
ベートーヴェン: 交響曲全集 (特別収録曲付き)<タワーレコード限定>
朝比奈隆、他
近年の速めのテンポの演奏に馴染んだ耳で聴くと昔はこうだったなぁと感慨深い重厚なテンポです。例えば5番のジャジャジャジャーンを二回繰り返すところに11秒もかけています。想いを含みこむようなところでこの傾向が強く演奏時間が全般に長くなっています。値段の高さ(昔と比較すると激安ですが)もそれによるものと思います。過去の編集ミスも改善され良い状態で懐かしい演奏を楽しめることに感謝します。
イ・ムジチの≪四季≫ オリジナル・ジャケット・コレクション
イ・ムジチ合奏団
随分前にレコード芸術で冗談半分に「イ・ムジチの四季全集」なんて出ないかなみたいな記事を読んだことがりました。とうとう本当に出てしまいましたね。私はイ・ムジチ・ファンなので一枚づつ買って聴いてきたので全部持っていて何度も聴いてきましたがこうしてまとめ買いが出来て皆さんの耳に親しまれやすくなるとファンとして嬉しいです。特にほぼ幻のCDだった第一回目モノラル盤は大歓迎です。
チャイコフスキー: 交響曲全曲, マンフレッド交響曲, 管弦楽曲+特別収録(4&6番旧録音)<タワーレコード限定>
ベルナルト・ハイティンク、他
1983年のLPレコードで購入して何度も繰り返し聴いていた演奏です。癖が無く音楽の流れが自然で安心して聴ける演奏です。Philipsの録音も穏やかで聴きやすいものでした。今回の企画では、表紙の図柄も以前のCD BOXのものでなく、1983年のLPの全集の図柄で予告されていて、とても懐かしいです。4番と6番の旧録音まで追加になっていて今から待ち遠しいです。
シベリウス:交響曲全集<タワーレコード限定>
渡邉暁雄、他
渡邉暁雄さんのシベリウスは2回目の全集とヘルシンキ・フィル来日演奏会の1、4,7番を愛聴しています。特にヘルシンキ・フィルとの演奏は素晴らしいものです。1回目の全集は以前出た時に買いそびれてしまいました。タワーレコード限定での復刻に感謝します。発売が楽しみです。
J.S.Bach: Well-Tempered Clavier Book 1 & 2 (7-8/1973:Innsbruck) / Sviatoslav Richter
スヴャトスラフ・リヒテル
とうとう幻のインスブルック・ライヴが大手ショップでの取り扱い対象になります。日本国内メーカーから発売されたときには、たった三日で回収となったと伝えられています。私は会員制のCDショップで1年半ほど前に購入しました。以来私が最も好きな平均律のCDとなっていました。演奏はBMGから出ているものより躍動感があり会場の残響の関係もあり音がすっきりしています。
Beethoven :COMPLETE WORKS FOR SOLO PIANO/YUKIO YOKOYAMA(P)
少々荒々しい(粗いではないです)タッチのところがたくさんあります。それがとても力強きベートーヴェンを表してくれていて取り澄ました演奏と違う素敵なものになっています。ソナタ以外バガテルなども含まれています。廃盤になっていますが、中古品を扱っている店で未開封新品を見つけることが極稀にあります。見つけたら少々高価でも迷わず入手することをお勧めします。
The Complete Original Jacket Collection:Glenn Gould(p)
グレン・グールド
グールドがソニー・コロンビアに録音したレコードをCD化してオリジナルジャケットでまとめたものです。私はほぼ全部持っていましたが発売順に聴くことを追体験することが出来るので改めて買いました。他のレーベルの制作した音源とLP時代に発売されていなかった音源は収録されていません。CDが抜け落ちやすい事はジャケットをボックスに収納するときの方向を変えることで簡単に解決できます。
Vivaldi :Concertos & Sonatas Op.1-12/Chedeville:Il Pastor Fido -6 Sonatas/etc:Claudio Scimone(cond)/I Solisti Veneti/etc
クラウディオ・シモーネ
ヴィヴァルディの主要作品をまとめたセットは、 1)この「生前に出版された作品全集」2)Brilliantから出ている(出ていた)セット 3)DECCAから出ているイ・ムジチのヴィヴァルディを含む良質なセットがあります。イ・ムジチと同じく古楽器を使わない演奏が普通だった時代の貴重な記録です。頭で音楽を聴く人にはお勧めしませんが、こういう演奏スタイルも好きという方は手に入らなくなる前に買っておくことをお勧めします。
Vivaldi - The Masterworks
後に出た紙ジャケットのコンパクトなBOXセットも廃盤になり諦めかけていたところが、この旧セット在庫有の表示を発見し、購入しました。素敵な演奏に感謝。どうも最後の1セットだったようで、すぐに取り扱い終了になっていました。セーフ!です。ツイてました。
Mussorgsky: Pictures at an Exhibition, etc / Markevitch
イーゴリ・マルケヴィチ、他
「それでもクラシックは死なない!」(http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMainB.jsp?GOODS_NO=1357683&GOODS_SORT_CD=107)で大変な名演なのに廃盤扱いになっている残念なものとして紹介されていました。2008年1月5日時点で入手可能。私は昨年12月に入手しとても気に入って聴いています。まぼろし化する可能性もありえますので気になる方は早めに入手されると良いと思います。
Eugene Ormandy and the Philadelphia Orchestra
ユージン・オーマンディ、他
1枚目のベートーヴェン交響曲第7番が素晴らしい演奏です。在庫限りの限定Boxだそうなのでもし在庫切れで終了になった場合は、単品でSCORACD001だけでも入手されることをお勧めします。ショスタコーヴィチ交響曲第5番とかは曲の性格もいまとは違う時代の演奏なんだなという感想を持ちました。全6枚が同じ水準かというとそうではないので☆は4つにしました。
Legendary Rec. - Bruckner, Mahler / Suitner
SUITNER/SKB
2007年3月末時点で「廃盤」のため入手不可能と他店で言われたのですが、万一にも入手できるかもとタワーさんにオーダーして、奇跡的に入手することが出来ました。ブルックナーの演奏を全て聴き終えて、素晴らしい演奏のBOXを入手できたと感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 (6/5 & 6/1972)/ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」 (2/16/1981):朝比奈隆指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団/関西歌劇団/他<タワーレコード限定>
朝比奈隆
マーラーは72年演奏ですので、ショルティ盤もまだ発売されていない時期、マーラー・ブームもまだまだ遠い未来で、8番を日本でとりあげたことだけでもすごいと思う。歌った人たちも聴いた事もない状態だったのではないでしょうか。冒頭のオルガンの軽い音を筆頭にけちをつける隙は確かにありますが、時代背景というか歴史の積み重ねを無視した不当なことだと思います。
第20回 東京定期演奏会 (7/28/1981:東京文化会館):マーラー:交響曲第7番 (+BT:リスト:交響詩「前奏曲」):朝比奈隆指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団
80年代当初にこの曲をこの水準で演奏できる朝比奈さんと大阪フィルの力に敬服します。立派過ぎる第一楽章の名演、特に幕切れの高揚感は素晴らしいです。また「わけがわからない」と言いながらも終楽章を熱演されています。マスターテープの「製造上の欠陥」があと数分あとの場所にあったら残念な音とびは無かったでしょう。残念です。聖フロリアンの奇跡はここでは起きてくれなかったということかもしれません。
機動戦士ガンダム DVD-BOX1(6枚組)<完全初回限定生産:特製アクションモデル付>
矢立肇、他
既に古典的名作か文化財というに値する作品です。劇場版は特別編と称して改悪がなされましたが、こちらはTV放映時のまま忠実にリマスターを施した極めて謙虚で良心的な仕事になっています。内容についてはもはや語りつくされておりいまさら言うまでもありません。
オルフ:時の終わりの劇:ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ケルン放送交響楽団&合唱団/テルツ少年合唱団/他(7/1973)<タワーレコード限定>
ヘルベルト・フォン・カラヤン
クラシックを聴き始めて30年目で初めて聴いた曲ですが、美しいところが皆無と感じ、聴いていて辛くなりました。学術的・歴史的な価値は存じませんが、私の感覚では奇怪な曲です。カラヤンの美的嗜好にもあわないような気がします。
J.S.Bach: Cantatas Vol.1-Vol.5 / Karl Richter(cond), Munch Bach Orchestra, etc
カール・リヒター
演奏形態が既に古く、現代楽器を使っている、編成が大きすぎる等、論理でけちをつければいくらでもつけられますが、素直に耳を傾ければ、最も感動的な最高の演奏であることが感じられると私は思います。
Mahler: Symphony No.6
クラウディオ・アバド、他
CSOとの演奏から26年の演奏経験から究極の磨きをかけた完璧な演奏が生まれたと感じます。旋律の歌わせ方もとても美しく純音楽的です。標題性は後退した感じがするので悲劇性に酔いたい人には不向きかもしれません。
Sibelius:Symphony No.1-7/Finlandia/Karelia Suite/Pohjola's daughter/The Bard/Tapiola:Sakari Oramo(cond)/City of Birmingham Symphony Orchestra
サカリ・オラモ
非常に丁寧に演奏されたシベリウスです。安定したサウンドに支えられた作品への愛情が感じられる素敵な演奏です。私は特に2番の演奏に好感を持ちました。指揮者の力量もさることながら、バーミンガム市交響楽団というオーケストラはただものではないと思います。ラトルがマーラー全曲録音の締めくくりの第8交響曲をこのオーケストラで録音したのも理解できる気がします。
Bach: Goldberg Variations
タチアナ・ニコラーエワ
"荘厳な力に満ちた演奏です。最後の変奏曲がこれほど神々しく聴こえたことは初めてです。「水からの伝言」という写真集でこの曲を流して凍らせた水の結晶が最も美しく結晶したと紹介されていました。神の祝福を受けている曲なのでしょう。ニコラーエワのこの演奏だったらより完璧な結晶になったと思います。アンコールの「主よ人の望みの喜びよ」もどこか宇宙のかなたの理想郷で奏でられたような素晴らしい響きでした。"
Beethoven: Piano Sonatas (Complete)
アンネ・エランド
瑞々しく生き生きとした美しいベートーヴェンです。バックハウスの重厚な演奏を信奉する人には×かもしれませんが、キースジャレットのソロピアノの瑞々しさを感じます。少し風変わりかもしれませんが、複数所有する同じ全集CDの中でもこれはかなり好きな方に入ります。
Brahms: Symphony No. 4. German Requiem
オイゲン・ヨッフム、他
ユッフム指揮の交響曲第4番がもの凄い演奏です。いままでクライバーの演奏を信奉してきましたが、こちらのほうがもっと凄いです。特に第3楽章から第4楽章までぞくぞくするようなところが多く、実演だったら絶叫する人も出るのではないかと思います。
Kempe Integration Box <限定盤>
ルドルフ・ケンペ
まずブルックナーの第8番を聴いてみてください。高校1年の時にFMで初めて聴いたときから私にとって特別な演奏です。この演奏を聴くと当時の色々な思い出がよみがえってきます。学生時代はLPが高価で購入を諦めていました。CD化までは随分大変な交渉をされたとうかがっています。それを含めてセットでこのような献身的な価格で提供されるとは音楽好きにとって幸せな時代です。
Nielsen : Symphonies Nos. 3 & 4 / Saraste , Finnish Radio SO
第4番が素晴らしいです。弦楽器の表現がとても丁寧で暖かみがあります。終楽章のエンディングは静かに天上に昇っていくかのような印象を受け、しばらく身動きできない程の感動をおぼえました。
Schumann:Symphony No.2/Brahms:Symphony No.4/Beethoven:Symphony No.3:Bernstein/Nyp
レナード・バーンスタイン
バーンスタインが亡くなった頃、LPで出ていました。追悼番組でシューマンが紹介され演奏の素晴らしさを知り、CD化されたら必ず入手しようと思っていました。晩年の重厚な演奏スタイルも素晴らしいですが、若く覇気に満ちていた頃のバーンスタインの演奏は聴く者の気持を清々しいものにしてくれます。素晴らしいCDを入手しました。限定的な入荷ということですのでファンは買い損なわないようにしましょう。
Mahler: Symphony no 10 / Jesus Lopez-Cobos, Cincinnati SO
ヘスス・ロペス=コボス、他
マゼッティ第一版から較してクック版に近づいた感じを受けました。曲が作曲者の手を離れて90年経過してまだ成長を続けていることに驚きます。演奏のイメージも死を目前とした諦観ではなく、このCDのジャケットのように新たな世界へ飛び立って行く境地を表現したものになっているように感じます。希望に満ちた感動的なエンディングです。
Saint-Saens: Les 5 Symphonies / Martinon, ORTF
ジャン・マルティノン、他
第3番の第2部後半はスペクタクルに演奏すると下品になりがちで難しいのですが、美しくエレガントでパワフルな表現で終っています。番号無しも含めて2枚にきれいにおさめたフォーマットもジャケットデザインも素敵です。
Mozart: 46 Symphonies
Alessandro Arigoni、他
初めて名前を聞く演奏家です。後期の作品、特に40番のテンポの遅さは驚きです。解説書もないので主義主張がわかりませんが、快速演奏が多い中でこういう演奏も選んで聴けるのは楽しみの一つです。オーセンティックな演奏を原理主義的にありがたがるよりいろいろ聴いて楽しむのが幸せです。価格の安さもこういった選択を助けてくれる要因でありがたいと思います。
ダフニスとクロエ<紙ジャケット仕様初回限定盤>
冨田勲
とにかく美しいです。オーケストラ以上に自然で爽やかな感じさえします。
Beethoven : Comp Symphonies / Furtwangler, Vienna PO, etc
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
「クラシックは死なない!」で紹介されていたものです。音質がすごく改善されていて同じ演奏のCD,LPを持っていても買うべきだそうで、注文しました。入荷が楽しみです。
ラター:レクィエム、宗教音楽集
ティモシー・ブラウン (Conductor)、他
レクイエム・エテルナ、ピエ・イエズス、ルクス・エテルナ・・美しすぎる曲ばかりです。息が止まるかと思いました。
吉松隆: 交響曲第5番、鳥たちの祝祭への前奏曲、アトム・ハーツ・クラブ組曲第2番
藤岡幸夫、他
3番も重かったけどさらに重厚壮大。リズムの複雑さも磨きがかかった感じがします。第3楽章で「鳥と虹によせる雅歌」(妹さん)が現れ、全体が父上に捧げられた個人的な曲との印象を強めました。同じリズム動機の「運命」のように一枚岩の構造物というよりマーラーやベルリオーズのような人間味溢れる交響曲と感じました。
Mahler: Complete Symphonies; (Das) Lied von der Erde
エリアフ・インバル、他
第10番がクック版だけでなくアダージョのみの演奏と両方おさめられています。クック版第1楽章と単独のアダージョとは厳密には版が異なるのです。ここまでこだわるのはインバルらしい見識と思います。
Mahler : Das Lied von der Erde / Ludwig, Kmentt, C. Kleiber, Vienna SO
6トラック目の6秒目のところに1秒弱の空白があります。1967年録音ですので太古のHistoricalものでもなく、他のトラックは音の状態も悪くないのでこの一点のキズは惜しいです。
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