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第181回 ─ 夏に向けてドッと充実してきたユーロGの現状をまとめるぜ!

ディスクガイド(その4)

連載
360°
公開
2009/07/08   18:00
ソース
『bounce』 311号(2009/6/25)
テキスト
文/DGノックアウト、Masso 187um

SPAIN──情熱とフラメンコの国
英語とスペイン語が普通に併用されるチカーノ・ラップが広がっているわりに、スペイン本国はまだまだ発展途上だな。フラメンコを凌ぐ情熱的なGの登場に期待したいね。

LATEX DIAMOND & SHOLO TRUTH 『Plan B』 Ugly Workz(2009)
マドリードから現れたラテックス・ダイアモンド(MC)とショーロ・トゥルース(トークボクサー)のコラボ盤。ザップ~ロジャーの影響を匂わせるファンキーなトークボックス・プレイとハード・バウンスなトラックが絶品! *Masso

GERMANY──ベンツと剃刀の本場
テクノやクラブ・ジャズのイメージが強いヤツもいるだろうが、ビールとソーセージのおともにはやっぱGだろ。実際に国内チャートではUS産ヒップホップが強いんだよな。


PLAYA SMOOVE 『Das Spiel In Meinem Blut』 Game Play(2008)
ドイツのラッパー、プレイヤ・スムーヴのメロウな傑作。ボビー・ブラウン“Roni”やマーヴィン・ゲイ“Sexual Healing”などのベタな大ネタ使い曲、さらにはリル・ロブ“Summer Night”のカヴァーなど好きモンならば秒殺マチガイナシ! *Masso

SWITZERLAND──銀行がすごい!
いわゆる永世中立国だが、地理上はいわゆるユーロG大国に取り囲まれていることもあって、Gな方向に傾きまくりだぜ。パス・パスと交流のある面々も多いようだな。


DON-IS 『Don-Istyle』 Don-Is(2009)
世にも珍しいスイスのトークボクサーがアルバムをドロップさ! コイツもロジャーを崇拝するというだけあって主軸は80年代ファンクだが、そこから甘いアーバン成分を濃縮したような雰囲気は独特だな。USからはシュガ・フリーも参加だぜ! *DG