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第181回 ─ 夏に向けてドッと充実してきたユーロGの現状をまとめるぜ!

ディスクガイド(その3)

連載
360°
公開
2009/07/08   18:00
ソース
『bounce』 311号(2009/6/25)
テキスト
文/DGノックアウト、Masso 187um

ITALIA──パスタとマフィアの本場
フランスに続く勢いで注目を集めているユーロGの有望エリアさ。USのチカーノ・ラップと良い関係を築けているのも大きいんだろうね。太陽を浴びたトマトの収穫にはGだろ!


VARIOUS ARTISTS 『Italian G-Funk Vol. 1』 DPZ Muzic/Laylow(2009)
イタリアンGの上昇に乗じ、USのレイロウがDPZ軍団と組んで作り上げたコンピ。DPZの面々はもちろんのこと、アルダズやペトラスなどのワルどもが有名無名お構いなしに登場だ。シーンの良い周遊ガイドになるぜ! *DG

DJ ZONE 『Tha G-Funk In Me』 California Funk(2008)
アルダズ作品でもオナジミなイタリアの大都市トリノをレペゼンするGファンク・プロデューサーのリーダー作。そのアルダズだけでなく、ダズ・ディリンジャーにフォーサム、トゥインズらUS本土からも多くのゲスト参加! *Masso

ARDUZ 『California Funk』 Underworld 805(2007)
日本でも著名なイタリアンGの雄。何か月か前に最新作『Ride Till I Die』を紹介したから、ここではその前作を紹介するぜ。USのレーベル発ながら、足回りを固めるのはソヴァンやDJ AKなどユーロG職人ばかり。独特の軽やかなやさぐれ感がイイぜ。*DG

DPZ CREW 『Drama Dayz』 DPZ Muzic(2008)
イタリアはサレルノのGファンカーズ。王道のウェッサイ・スタイルを継承したメロウネスに溢れるトラックが何よりも絶品で、トークボックスも交える中心人物ドック・フリーの手腕は本場USからも注目が集まっている。*Masso

PRHOME 『Malas Lenguas』 True Life(2008)
ロヴィーゴ出身で、同郷のアルダズと組んでいた男気ラッパーだな。濃厚なラップの説得力はバリバリで、スヌープやゲームとのコラボもダテじゃないぜ! *DG