JB生存説を裏付ける証拠物件の数々──今月も時空を超えてドカドカ提出するぜ!
BOBBY BYRD 『Live In The Stufenbau』 Eastside/Eureka(1991)
91年にスイスで録音されたボビーのライヴ盤で、嫁のヴィッキーやカーリーン・アンダーソンも参加。JB曲も自身のリードで披露し、役不足感バリバリながらも強引に押し切る様子が熱い。ミキシング担当がJB門下のブーツィー・コリンズだという点にも注目!
BOOTSY COLLINS 『Christmas Is 4-Ever』 Shout! Factory(2006)
何か偶然にもブーツィーの関連盤だらけだけど……ボビー・バードの参加作品をもう1タイトル紹介しよう。幕開けの“N-Yo City”にはボビーと共に、JB専属のMC(司会者)を務めていたダニー・レイも登場。ブーツィーって誰やねんと思った人はP103も要確認!
『Black Feeling』 Freestyle(2007)
ディープ・ファンクを〈熱血〉じゃなく〈粋〉に現代化する手腕ではズバ抜けているフリースタイル軍団。ラテン味強め&オルガン主体なこのカヴァー集では、機能性たっぷりなJBナンバーを2曲披露。白眉はアギレラ“Ain't No Other Man”の元ネタとして知られる“Hippy Skippy Moon Strut”だけど。
SUPERBAD 『Soundtrack』 Lakeshore(2007)
ナードな男たちの奮闘を描いたコメディー映画……って本編はよく知らんけど、このサントラは凄いよ。大半を占めるスコアで演奏しているのが、ブーツィーやクライド、ジャボ、さらにバーニー・ウォーレルといったJB~Pファンク連合なのだ。そうなりゃ中身は言うまでもないね!
MACEO PARKER 『Roots & Grooves』 Schott/ビクター(2007)
JB大学のホーン学部を主席で卒業したアルト・サックス奏者、メイシオのニュー・アルバム。彼のアイドルだったというレイ・チャールズに捧げた〈Roots〉盤と、JB's~ソロ時代の曲をタイトに披露する〈Grooves〉盤の2枚組で、特に前者では味のある歌声も楽しめるよ。
『La France Made In Funk』 Underdog(2007)
詳細がわかんないんだけど、パリやマルセイユなどフランス各都市で活動する現在進行形ファンカーたちの音源を集成した〈ファンク・フランシーズ〉盤。タイトルそのままなアントル2&3の“James”を筆頭に、Pファンク風やアフロ系も交えたゴッタ煮ぶりに汗が噴き出すぞ!