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第85回 ─ J・ディラ、最高の音楽をありがとう!!

多方面に散らばるディラ・ワークス

連載
360°
公開
2006/04/06   14:00
更新
2006/04/06   21:37
ソース
『bounce』 274号(2006/3/25)
テキスト
文/出嶌孝次

 ディラ・ワークスから近年の興味深い作品を駆け足で紹介! まずはブラック・スター時代から縁のあるタリブ・クウェリなど、正統派の東海岸ヒップホップ勢からの高い支持は言うまでもない。そのイメージを軸にして、DJカムやSHAKKAZOMBIEのような海外勢との仕事をこなしていたことも忘れちゃいけないが、近年で際立っていたのは西海岸、特にストーンズ・スロウとの関係だろう。オー・ノーやメダフォア改めMEDとのコラボは曲数こそ少ないものの、いずれも大充実の出来だ。また、スペイセック“Eve(J. Dilla Remix)”に端を発するスティーヴ・スペイセック仕事や、ドゥワイト・トリブル“Antiquity”のようなクロスオーヴァー展開は今後期待できた路線だった。一方ではノーマン・ブラウン“Angel”てなスムースジャズ仕事もあり……本当に多彩&多才な人だったのだ。