こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

NEWS & COLUMN ニュース/記事

第49回 ─ 祝・flower10周年!!!

第49回 ─ 祝・flower10周年!!!(3)

連載
Discographic  
公開
2006/02/09   12:00
更新
2006/02/09   17:18
ソース
『bounce』 272号(2005/12/25)
テキスト
文/高橋 玲子、出嶌 孝次、堀内 幸江

『F.E.E.L. 3』 (2004)
新しい才能の登場をチェックする楽しみもある、定番コンピ・シリーズの第3弾。JazztronikやAstralfieldなどこのシリーズで輩出された面々をはじめ、STUDIO APARTMENTやDazai Yuri Sextetなど(当時の)新進アーティスト、さらにはSLOWLYや奥山みなこの初ソロ音源も収録した瑞々しい聴き心地。ハズレなしです。(出嶌)

『World Standard.03 A Tatsuo Sunaga Live Mix』 (2004)
こちらで最新弾となる〈05〉を紹介している須永辰緒の人気ミックス・シリーズだが、奇数盤はflowerからのリリースとなる(偶然?)。この第3弾ではジャジーニョやサンドボーイらの人気トラックを良い意味でインテリア的な流れに落とし込んでいるのが巧み&匠。(出嶌)

奥山みなこ 『MUCH LOVE』(2004)
Reggae Disco Rockersで活躍し、Sunaga t ExperienceやS-WORDの諸作で雰囲気のあるいい歌を聴かせてきた彼女のファースト・ミニ・アルバム。シンプルなアレンジが奏功して声の魅力が開花した印象もアリ。スティーヴィー・ワンダー曲もいいが、自作の“Too Much Love”が素晴らしい!!(出嶌)

Reggae Disco Rockers』 『Rainbow(2004)
Mika Arisakaを正式メンバーに加えてのサード・アルバムは、サマー・ムードに満ち溢れた内容に。YOYO-Cをフィーチャーした表題曲、フィリス・ディロンの追悼カヴァー“Perfidia”や、MIGHTY MASSAによるダブ・ミックスなどなど、まさに七色のヴァラエティーを備えた快作だ。(出嶌)

Travels with Flowers Plus+ : Mixed By Toshiyuki Goto』(2004)
いままでのflower音源からセレクトされた楽曲に加え、彼のDJセットの常連曲をミックスした一枚。レーベル・クラシック的な曲も多く、同時リリースの福富幸宏ヴァージョンと2タイトル合わせて、レーベル10周年の前夜祭企画のような内容でした。(堀内)

『The Crossing : Mixed By Yukihiro Fukutomi』(2004)
Toshiyuki Gotoヴァージョンと同時リリース。ちなみにタイトルは自身が〈THE ROOM〉にて主催しているイヴェント名から。流石は日本のお洒落ハウスDJ代表(?)だけあって、ここでのセレクトも女の子ウケ必至! Little Big Beeやいま話題のRSLらのトラックを収録。(堀内)

奥山みなこ 『ONE by ONE』(2005)
高宮永徹のトータル・プロデュースによる初のフル・アルバム。前作以上に磨かれたメロディー作りの才にも注目すべきだし、ジャジーな“雨音”など、アレンジの方向性によって多彩になった歌の表情が魅力的だ。ケリー・パターソン“Magic Wand Of Love”のカヴァーで終わる構成も見事。傑作。(出嶌)

eico 『月夜のギター』(2005)
メジャー発のフル・アルバムを経てリリースしたアコースティック・カヴァー集。気心の知れたバンド仲間とのトリオ編成で、ハマリすぎな山口百恵の“夢先案内人”を筆頭に、鈴木茂“砂の女”、RCサクセション“けむり”などなど冴えた選曲の好カヴァーをユル~く披露。夜明け前に聴きたくなる好盤。(出嶌)

Reggae Disco Rockers 『Morning Glory』(2005)
ミニ・アルバム『蜃気楼の街』に続いて登場した通算4作目はもはやスタンダードに認定したい夏盤!! PAPA-Bを迎えてダンスホール化した“No Limit”も強力だし、お得意のカヴァーでは、エア・サプライの“Lost In Love”をラヴァーズに改編するなど、硬軟自在に美技を連発。最高傑作です。(出嶌)

『STIMULATION : Bond of Friends -compiled by DJ NORI』(2005)
DJ NORIが長いキャリアのなかで培ってきた、多くのアーティストとの繋がり??題して〈Bond Of Friends〉。今作ではそのなかから日本人アーティストに焦点を絞って選曲。音もジャンルもさまざまなのに、統一感を持たせてしまう作りがヴェテランの技。(堀内)