bayaka 『Irradiation』(2001)
記念すべき製造番号〈FLRC-001〉に選ばれたのは、bayakaのファースト・フル・アルバム。この後で目覚ましく飛躍することになる彼らにとっても本格的なスタート地点でした。ジェフテ・ギオムのフェンダー・ローズも麗しい人気シングル“mande lanme ya”など、深みのあるオーガニック性はいまも有効。(高橋)
Su-Paka-Pooh 『Sunny Side Garden』(2001)
日本のクロスオーヴァー・シーンの先駆け的存在だった、石原チカシと村尾英彦によるSu-Paka-Poohのファースト・アルバム。初シングル“くらげ”が海外の大物DJにプレイされるなど、リリース前から注目を集めていただけあって、“aya”収録の本作は海外でもライセンス・リリースされた。(堀内)
『TOSHIYUKI GOTO presents Sunday Afternoon : behind the jazz groove』(2001)
この時点ではNYをベースに活動していたToshiyuki Gotoが、〈YELLOW〉にて行っていたパーティー名を冠にしたコンピ。アブストラクト・トゥルース、ファータイル・グラウンドなど、ハウス~ガラージをメインにNY仕込みのセンスが光る内容に。(堀内)
Reggae Disco Rockers 『oasis』(2001)
80年代後期からDJ活動を行ってきた高宮紀徹を中心とするロックステディ・バンドが、満を持して放った初めてのフル・アルバム。奥山みなこをヴォーカルにフィーチャーし、DRY&HEAVYやRocking Timeなど当時の人気バンドから演奏陣を迎えた作りが絶品。親交の深いホレス・アンディも参加。(高橋)
『STIMULATION : DJ NORI's CLASSICS vol.1』 (2002)
ラリー・レヴァンとも親交のあった日本のハウス・レジェンド=DJ NORI選曲のコンピ。ニッキー・シアーノ“Tiger Stripes(Remix)”などまさに〈ザッツ・ガラージ〉な濃い選曲。コレクターとしても有名な彼だけに、コアなファンもニンマリです。初CD化曲も多数!(堀内)
Izuru Utsumi 『UTSUMI』(2002)
世界のレーベルから作品をリリースし、『F.E.E.L.』からflowerにも関わっているDJ/クリエイター、内海イズルのファースト・アルバム。ミニマルなジャズから生音を前に出したラテン・トラックまで、多彩なサウンドを行き来しながら徐々に安らかな風景へと音の様相を導いていく、視覚効果に富んだ傑作。(高橋)
『DEEP ATMOSPHERE -the journey continues Mixed By Alex from Tokyo』 (2003)
日本とフランスのハウス・シーンを繋ぎ、DJとして確固たる地位を築いているAlex from TokyoのミックスCD。写真家の松田睦美によるアートワークも含めたコンセプトに基づく〈ヴァーチャルな東京案内〉盤になっている。モルガン・ガイストなどのチョイスも独特。(高橋)
Jazztronik 『SET FREE』(2003)
flowerが世に送り出したビッグ・ボムこそ、Jazztronik。99年のコンピ『F.E.E.L.』に初登場し、その後も深くレーベルに関わってきた彼は、このセカンド・アルバムの大ヒット以降、人気を全国区に拡大していく。“Colors of Days”や“Livin' High Part 2”を収録した、いま聴いても時間の経過を感じさせない秀作!(堀内)
eico 『桃色』(2003)
Reggae Disco Rockersのシングル“太陽の石”にフィーチャーされて話題を集めたeicoのファースト・ミニ・アルバム。ピュアネスと透明感を持ち合わせた歌声は、12インチで先行カットされていた“キミノカゼ”のようなインコグニート風の展開にも、高宮永徹による艶なハウスにもサラリと対応。flowerらしいカラフルな作品。(出嶌)
『Garelly』(2003)
東京・青山の〈CAY〉で行われていた日曜午後の人気パーティー〈Gallery〉から生まれたコンピ。同パーティーで愛されているA Hundred BirdsやDJ NORI、Su-Paka-Poohらによる〈スマイル印〉のトラックばかりを収録し、ピースフルな雰囲気が自然と伝わってくる。クルーと縁深いflowerからリリースされたのも必然。(堀内)
Reggae Disco Rockers 『REGGAE MAGIC』(2003)
リミックス集を間に挿んでのセカンド・アルバム。ピアニカ前田や松竹谷清らの敏腕を演奏陣に迎え、シンガーにはMika ArisakaからAsa festoon、加藤ミリヤ、そして横山剣(クレイジーケンバンド)までが登場!! ハードなダンスホール・トラックの導入も含め、表題どおりに楽しさ溢れる一枚。(出嶌)