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第13回 ─ スケッチブック片手にSKETCH SHOW!

第13回 ─ スケッチブック片手にSKETCH SHOW!(3)

連載
360°
公開
2002/10/01   17:00
更新
2002/10/03   22:57
ソース
『bounce』 236号(2002/9/25)
テキスト
文/小田晶房

SKETCH2:レコーディングでの印象的な事件を絵日記風に


高橋「(細野さんの絵を見て)あ、そうかそうか。カレーばっかり食べていた。ジャンク・フードとしてね」


画・細野晴臣

細野「自虐的に。普段グルメなくせに、スタジオでは貧相なご飯を食べるのがいいらしい。で、蕎麦屋のカレーがいいってことで」

高橋「スタジオのすぐ裏の蕎麦屋なんだけど」

細野「そう。それが、事件があって、亭主が拳銃で撃たれちゃった。TVでニュースになるような事件があって、大変だったんだ」

高橋「もうあのカレーが食えないって(笑)」

──でもって高橋さんは……海ですか?


画・高橋幸宏

細野「幸宏の別荘だね」

高橋「歌詞を作りに行ったとき。合宿ですね。スタジオで歌詞考えてもだめだから、何かきっかけがあればって思って誘ったんです。それで海岸を2人で散歩していたら、犬が寄ってきたんですよ(笑)」細野「合宿なんて初めてだね(笑)。はっぴいえんどで旅したことはあるけど。楽しかったね。集まってトランプやったり(笑)」

──この散歩を元に作った歌詞は……。

高橋「“Wilson”ですね」

細野「まさしく〈砂の上のウィルソン〉。そういうタイトルを考えていたんですよ。誰もいなかったんですよ、この時本当に」