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インタビュー

カテゴリ : .com FLASH!

掲載: 2011年11月16日 18:00

更新: 2011年11月16日 18:00

インタヴュー・文/土田真弓



真面目+毒



――そんな2曲に、今回はラジオドラマが入るわけですけど、今回はなぜ討論会をしようと?


「うーーーーん……」


――これは青さんのアイデアですか?


「そうですね。こんなネタは僕だけです。勝手にやってます、はい。これは単純に、CDの形態的なものの話なんですけど、cali≠gariというバンドは、そこをものすごくシビアに見てるんですよ。意外かもしれないけど、言っちゃえば〈1枚でいいじゃん〉っていうところがあるんですよね。ホントにこれは、いまも昔も変わらず。だ・け・ど、いまの音楽業界、そういうわけにはいかないんですよ、どうしても。どうしてもそれは難しいって話。V(系)の世界は特にそうですよね。アイドルの世界もそうかもしれないですけど、いわゆる、それ以外のロック・バンドの人たちって、初回盤とかA盤B盤とか、めったに出さないじゃないですか。そんなことしなくてもCDの付加価値より純粋に曲が売れるからだと思うんですよ。でもこっちの世界はそうはいかないっていうか……」


――それはまさに、〈今、CDは何故売れないのか? 編〉の討論会でお話されてるような内容ですよね。


「すんごい難しいですよね。そのなかでウチらが出した結論のひとつとして、3曲目にクソみたいな曲をね、作って入れてしまったわけですけど、前回の〈#〉はちゃんとした曲を入れたわけじゃないですか。それで、さっきも言ったけど、アルバムの制作中に発売が決まった〈#_2〉っていうのはイレギュラー中のイレギュラーなわけで、このタイミングでシングル用の3曲目を作るっていうのはものすごく大変なことなんです。アルバムの曲にプラスして、もう2曲ってことですから。かと言って、ここでまたクソみたいな曲作るわけにもいかないし、さあどうしよう?って思った挙句、最終手段はもうドラマか、っていう」


――はい。


「ドラマもじゃあ2種類、ヴォリューミーなものを作って……まあ、言っちゃえばスネークマンショー的なものですよね。架空の番組を作って、そのなかに曲を入れていくっていう。まあ『カリ≠ガリの世界』(2009年のベスト盤。ドラァグクイーンも出演するラジオドラマを収録)でもやったことですけれど、ウチはわりかしドラマってポピュラーなんですよね。それで今回は、1枚丸ごとドラマにしてしまって、そのなかに曲が入ってるっていう形にしようって発想をしていったんです。かつ、そのドラマも、いつもは大体エロネタに走るんですけど(笑)、たまにはそうじゃなくて、〈真面目+毒〉みたいな感じのほうがおもしろいかなと思って、真面目な企画を出し、ホントにその専門の業種の、専門職の方にいらしていただいて実現したっていうドラマなんです。今回はかなりシニカルな感じだと思いますよ」


――〈今、再結成ブームを考える 編〉のほうも本当にシニカルで。ただ討論は真剣ですよね。


「真剣に討論してますね」


――ナビゲーターの外山健二さんの声が、なぜか加工してあるとは言え。


「まあまあまあ(笑)」



驚きだけは提供したい



――(笑)そこはリスナーの方に察していただくということで……では、それに関連して最後にひとつだけ。今回のラジオドラマ風のパッケージのお話もそうですし、この間の〈V-ROCK〉へ出演したLA’ROYQUE DE ZAVY(各自調査)、あと今回の外山さんの3年越しの仕込み(こちらも各自調査)とかそういうところも含めて、cali≠gariは、諸々の活動がトータルとしてエンターテイメントでありたいという意識はありますか?


「ありますよ。音楽だけで何かを表現するなら、cali≠gariじゃなくても別にいいと思うんですよ。たまたま、このcali≠gariっていうバンドは、石井秀仁がいて、村井研次郎がいて、武井誠がいて、僕がいるっていう、絶妙なバランスなんですよね。戦隊モノじゃないけれど、ここまで見事にバラッバラなキャラクターって、なかなかいないと思うんですよ。しかもそれぞれがキャラ立ちしてるじゃないですか、なんか自画自賛で申し訳ないんですけれど。だからネタも含めてね、できる素材があるんだったら、このバンドでないとできないようなことをやらなきゃだめでしょ、っていう。バカも本気でやれば、それもひとつの芸術じゃないの?って思うんですよね。それをウチらはネタって言ってるだけで。それでお客がサムい空気になるもよし、またヤラれたって思うもよし、とりあえず、お客が想像できる結果のさらにちょっと斜め上をやっていかなきゃ駄目なんですよ。それは賛でもいいし、否でもいい。どっちでもいいから、驚きだけは提供してあげたいですね。飽きさせちゃったら終わりだろ、っていう。だってこのバンド、そんなに格好良くないからさ(一人で爆笑)」


――えっ、格好良いと思いますよ。


「格好良いの種類が世間とちょっとズレてるとは思いますけどね。例えば『カリ≠ガリの世界』を聴いたら、〈何なのこれ?〉ってなるじゃないですか。まあ音源があれで、それとリンクしてのライヴみたいなのがあって……てーか、ライヴもわけわかんないですからね(笑)」


――そう言えば、復活後のcali≠gariって、作品のリリース・ツアーのような形態ではライヴを行ってないですよね? 今回その可能性はあるんでしょうか。


「え~、その話はまた、アルバムを出したあとにしてください。まずはアルバムを出させてくださいよ。1月にホントに出せるのかって、いまものすごく怖いんですから(笑)」


――はは、曲もまだ出来てないですし。


「そうなんですよ。オフレコですけどいろいろ課題も出されてて……もし作れなかったら、〈ああ負けたのね、ハッハッハッハッ〉って、次のアルバムの取材のときに言ってくださいね(笑)。ああ~ヒドイな、僕って(笑)」


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