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徳永二男&秋山和慶『ハチャトゥリアン: ヴァイオリン協奏曲、サン=サーンス: 序奏とロンド・カプリチオーソ、他』SACDハイブリッド 2025年12月19日発売

徳永二男

タワーレコード・オリジナル企画盤
VICTOR x TOWER RECORDS
 <徳永二男 楽壇生活60周年記念企画>

国内盤SACDハイブリッド


2026年に楽壇生活60周年を迎える徳永二男のデビュー盤を初デジタル化、SACDで復刻!弱冠19歳で東京交響楽団のコンサートマスターに就任し天才と呼ばれた若かりし芸術家の熱演記録!貴重音源
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲(1971年録音) サン=サーンス: 序奏とロンド・カプリチオーソ(1973年録音) ビゼー:「アルルの女」第1・2組曲
徳永二男(Vn)、秋山和慶&東京交響楽団、東京フィル
~秋山和慶&東京フィルによるビゼー:アルルの女第1・2組曲(1970&74年録音)をカップリング

今回の復刻にあたり、SACD層はオリジナルのアナログ・マスターテープからダイレクトにDSD化。CD層はDSDでデジタル化後、出来るだけ工程ロスを減らしたピュアな方法で44.1kHzに変換してマスターを作成。
2025年にビクタースタジオでオリジナル・アナログ・マスターテープからデジタル化を行いマスタリング
<仕様>:SACDハイブリッド、ジュエルケース仕様、盤面緑色仕様、オリジナル・ジャケット・デザイン採用(一部)、
新規序文解説とLP初出時の筆者による解説も一部復刻
永久保存盤 世界初SACD化 最新復刻 税込\3,300
音源:ビクターエンタテインメント
マスタリング・エンジニア:袴田 剛史氏(FLAIR MASTERING WORKS)
2025年12月19日(金)リリース予定
                    
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:ビクターエンタテインメント株式会社


2022年9月にスタートしたビクター所蔵のアナログ音源のSACD化企画は、2024年11月発売のシュタルケルの「コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ他」に続く、最新第7弾をリリースします。今回の発売は、2026年に楽壇生活60周年を迎える徳永二男のデビュー盤となったハチャトゥリアン《ヴァイオリン協奏曲》(1971年録音)をメインに、デモ用のコンピレーション盤の1曲として1973年に発売されたきりだった"幻の音源" であるサン=サーンス《序奏とロンド・カプリチオーソ》と、指揮を務めた秋山和慶の同じく"幻の音源" ビゼー《アルルの女》組曲をカップリングしました。いずれもこれまで全曲の形ではCD化が行われていなかったかなりの貴重音源です。今回、ビクターに残されていたオリジナルのアナログ・マスターテープ(サン=サーンスを除いて4ch収録)から復刻を行いました。高音質であるSACDハイブリッド音源としてぜひお聴きください。収録されたビクターの音は熱気溢れる雰囲気を存分に残しており、SACD化によってより当時の余韻が伝わってきます。また今回もSACD化の過程に拘り、極力ロスが少ない工程でマスターテープを忠実に再現するべく最良の方法を選択し、SACDで聴くための復刻を重視しました。解説書はLP初出時のものを、一部を除いて可能な限り再掲し、新規序文解説を掲載しています。パッケージならではの永久保存盤としてお楽しみください。
<今回の音源の工程に関して>
●SACD層:新規でオリジナル・アナログ・マスターテープから、ダイレクトにDSD化後マスタリング(2.8MHz)(4ch録音はアナログ領域で2chにミキシング)
●CD層:同様にDSDでデジタル化後、出来るだけ工程ロスを減らしたピュアな方法で44.1kHzに変換してマスターを作成
●上記一連の工程は、ビクタースタジオの袴田剛史氏ルームで2025年に実施

*尚、下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

秋山和慶
《アルルの女》組曲第1番、第2番の初出LPレコードのアートワーク

ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、ビゼー:「アルルの女」第1組曲・第2組曲 (2025年マスタリング) (SACDハイブリッド)
徳永二男、秋山和慶、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団
[NCS88044 (1SACDハイブリッド) \3,300(税込)] POS: 4988002951383

国内盤SACDハイブリッド


【収録曲】
1. アラム・ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
   ※上記は一般的にニ短調と表記されるがオリジナル作品でニ長調と表記されて
いたものをそのまま表記
2. カミーユ・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
3. ジョルジュ・ビゼー:「アルルの女」 第1組曲
4. ジョルジュ・ビゼー:「アルルの女」 第2組曲
   ※この組曲「アルルの女」は小学校教科書の鑑賞教材として録音された。
第2組曲は昭和46年度改訂の教科書用、第1組曲は昭和50年度改訂の
教科書用として録音されたため、録音年度が前後している。
【演奏者】
徳永二男(ヴァイオリン)(1,2)
東京交響楽団 (1,2)、 東京フィルハーモニー交響楽団 (3,4)
秋山和慶(指揮)
【録音】
1971年3月16-18日 (1)、 1973年1月24日 (2)  以上、収録場所不詳
1970年9月6日 (4)、1974年9月27日 (3)  杉並公会堂
【Original Recordings】
ディレクター:井阪 紘 (1)
レコーディング・エンジニア:依田平三 (2)、 関口倫行 (3)、 梅津達男 (4)
【マスタリング・エンジニア】
袴田 剛史(FLAIR Mastering Works)
【原盤】
ビクターエンタテインメント

<徳永二男 楽壇生活60周年記念企画>
2026年に楽壇生活60周年を迎える徳永二男のデビュー盤となったハチャトゥリアンを初デジタル化、SACDで復刻!弱冠19歳で東京交響楽団のコンサートマスターに就任し天才と呼ばれた若かりし芸術家の熱演記録!他「幻の音源」をカップリング!オリジナル・アナログ・マスターテープに遡り初SACD化!新規序文解説付。原音を追求したマスタリングを実施
  毎コン小学生の部で1位と頭角をあらわし、19歳の若さで東響のコンマスに就任しNHK交響楽団のコンマスとして長期にわたり楽団を牽引。常に国内トップヴァイオリニストとして君臨し世界に通じるヴァイオリニストとして現在も楽壇に立ち続ける徳永二男氏の楽壇生活60周年を記念し、デビュー時のビクター音源をSACDで復刻しました。初デジタル化。
 各オーディオメーカーによる4チャンネルレコードへの取り組みが盛んだった当時、秋山和慶はビクターとCD-4規格によるレコードを複数録音しており、本作品に収録されている音源は、サン=サーンスを除いてこの一連で録音されているもので、2chではありますが4chの臨場感を再現すべくリマスタリングを施したものです。若き才能溢れる徳永二男と秋山和慶による熱演をご堪能ください。
 1971年3月16~18日に杉並公会堂でセッション録音されたハチャトゥリアンの《ヴァイオリン協奏曲》は、日本のクラシック音楽界を代表する二人の偉大な演奏家――指揮者・秋山和慶とヴァイオリニスト・徳永二男――による「青春の記念碑」と言うべき名盤です。録音当時、秋山和慶は30歳、徳永二男は24歳。桐朋学園時代から指揮者とコンサートマスターの関係だった二人は、東京交響楽団の音楽監督とコンサートマスターとして二人三脚で楽団を牽引していました。
 ハチャトゥリアンの《ヴァイオリン協奏曲》が選ばれた理由は、1940年作の現代音楽でありながら、当時すでに日本で広く親しまれていたためです。1954年13歳の天才少年・渡辺茂夫による日本初演のあと、辻久子が得意レパートリーとして繰り返し演奏。また、旧ソ連の名手オイストラフ親子やコーガンが来日時に演奏、LPレコードも1971年までにD.オイストラフ(3種)、コーガン(2種)、シェリング(2種)、I.オイストラフ、リッチ、ベルナールと、計10種類もの国内盤が発売されていました。
 ビクターが積極的に自社録音を進めていた背景には、1970年に同社音響部門が開発した4チャンネル・ステレオ新技術「CD-4」の普及戦略がありました。装置の普及には上質なソフトが不可欠であり、マズア指揮ゲヴァントハウス管によるベートーヴェン交響曲全集(東独エテルナとの共同制作)、朝比奈隆指揮大阪フィルによるマーラー《交響曲第8番》などが続々と録音されました。
 今回が初のCD化・SACD化となりますが、演奏・録音ともに生々しく鮮烈なことに驚かされます。徳永の力強い技巧と若々しいエネルギー、確信に満ちた語り口、迸るように歌われる旋律から溢れ出る抒情性は実に魅力的です。秋山と東京交響楽団の精緻な合奏、輝かしい音色、前進するパワーも「凄まじい」の一言。ハイ・ヴォルテージで民族色豊かなこの名作を徹底的に堪能させてくれます。
 続いて収録されたサン=サーンスの《序奏とロンド・カプリチオーソ》は「CD-4」のデモ用のコンピレーション盤の1曲として1973年に発売されたきりだった「幻の音源」です。これがまた驚愕の名演、名録音です。ソリストと指揮者、オーケストラがこれほど緊密なコンビネーションを見せた演奏は稀だと思います。他の演奏に流されず、譜面を自ら読み取った発見に満ちており、敏感なリズムの刻み、スタッカートのメリハリ、クライマックスでの咆哮にその真価が示されています。
 さらに今回、秋山が東京フィルを指揮して録音したビゼー《アルルの女》組曲を収録しています。こちらも1975年に一度市販されたきりの「幻の音源」です。ここでは東京フィルを指揮していますが、オペラ・バレエの演奏経験が深いオーケストラの特性を生かし、縦のダイナミズムよりも横の旋律の流れを重視した演奏を聴かせています。尚、この音源は小学校教科書の鑑賞教材として録音されたもので、第2組曲が1970年、第1組曲は1974年と別々に収録されていました。
 収録当時の雰囲気を存分に伝える優秀録音をビクター所蔵のオリジナル・アマログマスターテープから最新で復刻を行いました。いずれも貴重な音源です。今回の復刻では、ビクターが温度管理も含め厳重に保管していたオリジナルのアナログ・マスターテープを用い、SACD層用にはDSDでダイレクトに、CD層用には同じくDSD化された音源を基に出来るだけ工程ロスを減らしたピュアな方法で44.1kMzに変換しています。製品化にあたってはスタジオでマスターテープと比較の上、DSD2.8MHz、DSD5.6MHz、DSD11.2MHz、PCMは44.1kHzから192や384等、可能な限りのレートで試聴を行った上で、DSD2.8MHzを採用しました。これは、SACDのフォーマットが2.8MHzのため工程で一番ロスが少ないこと(他のレートでは最終的に2.8MHzに変換するため工程が多くなる)で、楽器の質感や音色が一番アナログ・マスターテープに近かったことによります。もちろん、音楽性を重視した最小限のマスタリングに留めています。そのため、本来のアナログ・マスターテープに極めて近似した音を再現できました。尚、CD層はDSD化音源を使用し調整しています(今回、全工程は広義な意味も含め「マスタリング」という言葉を使用しています)。当時のビクターによる録音技術の粋を集めた素晴らしい音源が、今回の復刻ではまさに蔵出し的な意味合いも十分感じられる出来に仕上がっていますので、現在の技術を用いたこの素晴らしい録音を最大限お楽しみいただけます。
 尚、解説書には貴重なLP初出時の各解説と、新規で序文解説を掲載しました。また、ジャケット・デザインにはハチャトゥリアンを採用し、解説書の裏面に秋山和慶指揮の「アルルの女」第1組曲・第2組曲のジャケット・デザインをカラーで収納しています。

※ タワーレコード限定販売。限定盤
※ 初CD化
※ 世界初SACD化
※ SACDハイブリッド盤
※ ジュエルケース仕様
※ 2025年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:袴田 剛史氏)。新規でオリジナル・アナログ・マスターテープから、ダイレクトにDSD化後マスタリング(2.8MHz)(4ch録音(1,3,4)はアナログ領域で2chにミキシング)
※ 盤印刷面:緑色仕様
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(他ジャケットを解説書に一部掲載)
※ オリジナルマスターから起因するノイズ等がございますが、ご了承ください。
※ 解説書:板倉 重雄(新規序文解説)、横溝 亮一氏、西村 弘治氏、豊田 耕児氏による各初出時解説(ハチャトゥリアン)を再録、解説書合計18ページ