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スウィトナー&NHK交響楽団『モーツァルト: 交響曲第38番「プラハ」、第36番「リンツ」』SACDハイブリッド タワレコ限定 2025年8月20日発売

スウィトナー

タワーレコード・オリジナル企画盤  日本コロムビア x TOWER RECORDS
タワーレコード SACD化プロジェクト最新作 The Valued Collection Platinum
「DENON原盤ハイブリッドSACDシリーズ」 最新作 限定盤
ORTマスタリングSACDシリーズ第14回(通算第16弾)

<スウィトナー没後15年企画>
名匠スウィトナーとN響による記念すべき初録音
ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化!
ORTマスタリングでハイレゾ音源として鮮やかに蘇った不滅の名演!原音に忠実に、SACD化。1979年に日本コロムビアへ収録した、極め付きのモーツァルトの交響曲

国内盤 SACDハイブリッド


・モーツァルト:「プラハ」、「リンツ」
スウィトナー&NHK交響楽団<1979年録音>
2025年にORTマスタリングを行いSACD化
税込 2,970円 SACDハイブリッド盤
2025年8月20日(水) 発売予定
マスタリング・エンジニア:毛利 篤 氏(日本コロムビア)
初出時のオリジナル・ジャケット・デザイン&解説を採用

企画・販売:TOWER RECORDS
発売:日本コロムビア株式会社

新規のSACD化企画としてスタートしました2022年4月発売のスウィトナー&SKBによるベートーヴェン:交響曲全集以降、これまで15企画分を復刻してきました(うち2つはSUPURAPHON原盤)。今回の通算の最新16弾は、2025年に没後15年となる日本でも馴染みの深い指揮者、オトマール・スウィトナー(1922-2010)のモーツァルト2曲を最新で復刻します。この1979年収録のアルバムが記念すべき両者の初のセッション録音となったもので、当時既にモーツァルト指揮者として評価の高かったスウィトナーの再録音盤ということでも大きな話題となった盤です。今回、オリジナル・マスターからORTマスタリングを採用した上でSACD化を行いました。貴重な音源による最新復刻の効果を存分に堪能ください。
当時の日本コロムビア他で収録された各デジタル音源の名盤が、この度SACDとして新規で復活します。従来、この時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であるという意見がほとんどでしたが、日本コロムビアが開発した"ORTマスタリング"技術を用い、高音質音源として発売することにいたしました。SACDとしては初期デジタル音源を復刻する手法は大分前からありましたが、当社では例外を除いてこれまでリリースを行ってきませんでしたが、最新のマスタリング技術向上に伴い、この機会に、ハイレゾ音源としては"失われた時代"とも言える名盤の数々を今後も取り上げていきたいと考えています。"ORTマスタリング"により、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。尚、CD層も今回の最新マスタリングを反映しています。"ORTマスタリング"の詳細は後述しておりますので、参照ください。

<今回の制作に関しまして>~「ORTマスタリング」を採用したSACDハイブリッド化企画、本格開始
 これまでタワーレコードによるSACD企画は、アナログで収録されたアナログ・マスターテープを使用して最新でハイレゾ化を行ったマスターを元に復刻してきました。例え過去にSACD化されたことがある音源でも、マスタリング含む工程を最新で行うことにより、従来を超える音質や鮮度を獲得してきたことはご存知の通りです。しかしながら、1970年代後半から徐々にスタンダードとなったデジタル録音時期、特に巨匠と呼ばれた指揮者や演奏者がまだ多く存在していた最盛期にも多くの名盤が存在します。特に晩年の最高のパフォーマンス時期に収録された盤が、ちょうどデジタル録音の最初期に当たっていたというケースが多いことに(音質的に)愕然とする方も多いのではないでしょうか。録音史的には最盛期とも言えるこの時期の録音スペックは、現在では物足りない(捉えきれていない)のではという指摘があることは確かです。その時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であると考える方も少なくありません。
一方、ハイスペックで聴くことができないその"失われた時代"の音質を何とかして向上できないか、という試みもこれまでマスタリングや物理的なプレス過程等では多く行われてきました。しかし、元々収録されたスペックや録音状態からアナログ音源を最新で復刻した時と比較すると、アナログ録音の最新復刻のような劇的な改善とまでは至らないと言えます。そのような中、2015 年に主に配信用として日本コロムビアさんが“画期的なハイレゾ・アップコンバート技術"の実用化を行っていたことがわかりました。CDへの応用はほぼない状況でしたが、2020年の当社の企画盤でスプラフォン原盤のノイマン/マーラー:交響曲全集(TWSA1070)をSACDで復刻するにあたり、どうしても3曲あるデジタル録音も入れた全集にするべく、テストケースとして「ORTマスタリング」を採用しました。その結果は良好で検証も行った結果、元の録音状態にもちろん左右されるものの、概ねハイレゾに耐えうる可能性があることを確認できました。その後、この技術を使った新規企画の音源を模索し、さらなる検証とテストを行った結果、正式に「ORTマスタリング」を採用したSACDハイブリッド化企画をスタートすることにしました。
この技術的内容に関しては他のページに後述してありますが、効果は予想以上でした。「ORTマスタリング」を行ったデジタル初期音源は、個々の音質差以上に音場間の向上や音離れが良くなり、解像度が高まりました。また、ステージが従来より近く感じられ緊密感も増しています。SACD層に限らずCD層でも「ORTマスタリング」を反映させていますので、その効果を確認できると思います。程度は元の録音状態によることや、最も成功したアナログ録音の最新復刻時のような劇的な変化とまでは言えないものの、従来の復刻に勝るとも劣らない音質を獲得できることを確信し、本格的に企画を進行して行くことにした次第です。
これにより初期デジタル録音をより良い音でお届けできることになりました。"失われた時代"の名盤を失われた音楽に決してさせない、むしろ音楽的に恵まれた時代の音源を積極的に復刻するひとつの重要な方法として今後も様々なチャレンジを図りつつ、豊かな時代の素晴らしい音源をリスナーの元へお届けして行く所存です。
<“ORT Mastering" に関しまして>
<ORT Mastering とは>
 日本コロムビア・スタジオ技術部が開発した「倍音再構築技術:ORT」とMaster Sonic 64bit Processing技術による高精細な演算処理を用いたマスタリング手法です。日本コロムビアでは1972年に世界初の実用PCM録音機を開発、デジタル録音の先駆者として、数多くの名演奏を録音、高い評価を博しました。これら過去の音源を、現在のハイビット・ハイサンプリング環境で再生するための一手法としてORTが開発されました。

“ORT Mastering"では、ORTの技術を駆使するマスタリング・エンジニアによって、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届け致します。

<倍音再構築技術:ORT>
 日本コロムビアで開発した、倍音再構築技術(Overtone Reconstruction Technology:ORT)のことです。アナログ/デジ
タル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、再構築します。

<ORT Mastering の特徴>
・マスタリング・エンジニアによる繊細な倍音復元
・広いダイナミックレンジと周波数帯域を活かす高品質マスタリング
 
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

スウィトナー

モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」、第36番「リンツ」 (2025年ORTマスタリング) (SACDハイブリッド)
オトマール・スウィトナー、NHK交響楽団
[TWSA1189 (1SACDハイブリッド) 2,970円(税込)]   POS: 4549767350707

国内盤 SACDハイブリッド


【収録曲】
1. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:交響曲 第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」
2. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:交響曲 第36番 ハ長調 K.425 「リンツ」
【演奏】
NHK交響楽団
オトマール・スウィトナー (指揮)
【録音】
1979年1月6,7日 荒川区民会館
【Original Recordings】
制作担当:結城 亨
録音担当:林 正夫
【原盤】
日本コロムビア

〔DENON原盤ORTマスタリングSACDシリーズ第14回〕 <スウィトナー没後15年企画>
名匠スウィトナーとN響による記念すべき初録音。極め付きのモーツァルト!ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化

 数多くの名演を遺した名指揮者オトマール・スウィトナー(1922-2010)によるNHK交響楽団との初録音。最も得意とするモーツァルトの交響曲2曲をデジタル録音でとらえた名盤です。日本コロムビアが独自に開発したORTマスタリング技術によりハイレゾ化を行い、初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のマスタリング音源を使用しています。
 このアルバムは1979年1月に荒川区民会館で日本コロムビアにより制作された、スウィトナー&NHK交響楽団の初セッション録音でした。NHK交響楽団とは1971年の初共演後、1973年に「名誉指揮者」の称号を既に贈られており、この録音時点においても何度も共演を重ねた間柄ということもあり、スウィトナーの意図が十分反映された演奏となっています。スウィトナーはこれら2曲をETERNAレーベルに、シュターツカペレ・ドレスデンと1968年5月に収録しており、録音の優秀さと合わせ、その音楽性が世界的に高く評価されていました(2019年にタワーレコード企画盤で初SACDハイブリッド化。0301396BCで発売中)。とりわけ「プラハ」と「リンツ」は他の収録曲のなかでも傑出しているという意見も多く、現在でも名盤のひとつとして多くのリスナーに支持されています。スウィトナー自身もNHK交響楽団との初録音曲にこれらをセレクトした意図もあったのでしょう。このアルバムでも流麗で軽やかながらも歌心に満ちたスウィトナーらしい表現は以前の録音と同様であり、定評あるNHK交響楽団の弦楽器群の引き出し方も見事です。これほどまでに豊かな響きを当時の日本のオーケストラが出していたのは興味深く、その音色の素晴らしさに当時既にデジタル録音で鮮明に捉えていた日本コロムビアの制作陣が大きく寄与していたことは、日本の音楽界にとって誇るべき事実であることに間違いないでしょう。
 今回のORTマスタリングは、従来以上に間接音や倍音の豊かさ、個々の録音の特筆が把握できますので、その意味でも演奏の楽しみ方がより拡がる復刻となっています。'70年代後半のデジタル録音は当時の日本コロムビアには既にいくつもの経験とノウハウがあり、元々音質自体は良く、安定感がありますので、マスタリングにおいては従来以上に鮮やかな音質を心掛けました。これらの最新復刻により、蘇った名盤の評価が一層高まることを期待します。尚、今回のDENON原盤の第14回発売(通算第16弾)は、1タイトルを発売いたします。
<ORTマスタリングとは>
 CDスペックにて録音されたDENONレーベルの数々の名盤、そのデジタル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、 再構築する技術「Overtone Reconstruction Technology(ORT)」を開発しました。この倍音再構築技術と、従来から導入されている“Master Sonic 64bit Processing"による高品質なマスタリング技術が組み合わさったものが、“ORT Mastering"です。ORTによって得られた広い周波数帯域とダイナミックレンジを最大限に活かし、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。

※ 世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※ 日本コロムビア所有のオリジナル・マスターより2025 年にハイレゾ・マスタリングを行いSACD化
※ マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン採用
※ 解説:大木 正純氏(1979年発売の初出LP:OX-7156より)。解説書合計8ページ
※ ジュエルケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※ 一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。

スウィトナー
初出LPレコードの裏面