メンバーズレビュー一覧

ラスト・コンサート・アット・ラ・スカラ / ジョルジュ・プレートル、他

プレートル最晩年の名演。ベートーヴェンの《エグモント》序曲、ヴェルディ《運命の力》序曲は、老将軍が若き日の武勇伝を語るがごとき味わい!オッフェンバックの《舟唄》での瞑想感も見事だが、ラヴェルの《ボレロ》での洒落っ気と高揚感は比類がない。アンコールは《フレンチ・カンカン》。プレートル最後の花道に相応しい、美しくも熱気ある演奏である。

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きたっちさんが書いたメンバーズレビュー

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新時代の注目演奏!速めのテンポを基調とした能弁で引き締まったアンサンブル、大胆なアゴーギク。他の誰もなし得ない斬新なアーティキュレーション。随所に見え隠れする過去の巨匠の影も不思議と新鮮。タカーチ・ナジだから成し得た21世紀最高峰のベートーヴェン全集。一躍イチオシの全集となった。全9曲ムラのない出来栄え。録音もオンマイクで生々しく現場の空気感を捉えて余す所なし。

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プレートル最晩年の名演。ベートーヴェンの《エグモント》序曲、ヴェルディ《運命の力》序曲は、老将軍が若き日の武勇伝を語るがごとき味わい!オッフェンバックの《舟唄》での瞑想感も見事だが、ラヴェルの《ボレロ》での洒落っ気と高揚感は比類がない。アンコールは《フレンチ・カンカン》。プレートル最後の花道に相応しい、美しくも熱気ある演奏である。

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プーランク、ラヴェル、イベール、サン・サーンスなどのフランスものに加え、リムスキー・コルサコフ、ストラヴィンスキー、バルトーク、コダーイなどのさまざまな名曲が楽しめる。《牧神の午後への前奏曲》《牝鹿》《ローマの噴水》《展覧会の絵》など、よく知られた名曲が、色彩感豊かに演奏される。デュトワの至芸を堪能できるセット。ボーナス映像も必見!

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イタリア人指揮者としては、トスカニーニ以来のベートーヴェン交響曲全集の傑作。ジュリーニによる濃厚なカンタービレが全篇に渡って発揮されており、聴き手を惹きつける。《英雄》の晩年の名君のような威容、第7の愛に溢れた歌など圧巻。オケがスカラ座管ということもあり、響きが明るく、ベートーヴェンを聴く喜びさえ感じさせてくれる。

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シューマンの4番は、ベルリン・フィルとのスタジオ盤が圧倒的に有名ですが、当ルツェルン盤は、ライヴならではの昂揚感にあふれています。ベートーヴェンの《英雄》に関しても、フルトヴェングラーの気迫の込もった音楽が展開されています。フルトヴェングラーをこれまで聴いたことのない方にもおすすめの決定盤です。

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ノンピリオド奏法の演奏による心温まる演奏。リヒターの解釈は、実に正攻法で、一点一画も疎かにしない端正な解釈ですが、それがバッハの気質によく似合っています。

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ベーム晩年の日本ライヴ。2曲ともスケールの大きい巨匠の演奏です。田園では深々とした呼吸からダイナミックな田園風景を描き上げ、5番は、最初の運命の動機から劇的な展開を繰り広げる熱演。ベームが晩年にたどり着いた境地が窺えます。アンコールの「レオノーレ序曲第3番」も名演。

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