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第152回 ─ 今日もベックは無邪気な顔で音楽シーンを渡り歩く!

ベックが恋したデンジャー・マウスの魅力とは?

連載
360°
公開
2008/08/21   22:00
ソース
『bounce』 301号(2008/7/25)
テキスト
文/山西 絵美


 『Modern Guilt』はベックの新作でありながら、デンジャー・マウスとのコラボ・アルバムと位置付けたくなるほど、鼠らしいガジェット感満載のファニーなビートが押し出されている。しかし、そもそも何をやっても(良い意味で)黒くなりすぎない2人だけに相性の良さは抜群で、この組み合わせに驚かされたというよりも、出会うべくして出会った運命の恋人ってな印象。だからこそ、ナールズ・バークレー『The Odd Couple』をヘヴィー・プレイ中のリスナーには今作を、またベック好きにも鼠作品をオススメせずにはいられないのである。

 ということで、ここではデンジャー・マウスの歩みをサラッと紹介しよう。彼の名前が広まったのは、ジェイ・Z『The Black Album』とビートルズ〈White Album〉のマッシュアップ盤『The Gray Album』(2004年)がきっかけだと思うが、もともとはジェミナイの相方としてビート作りに精を出していた人物。7月29日で31歳を迎えるニューヨーカーだ。2005年にはMFドゥームと共にデンジャー・ドゥームなるユニットを結成し、翌年シー・ローとタッグを組んだナールズ・バークレーで世界的な成功を収める。一方でロック・アクトとの絡みも目立ち、なかでもまず真っ先にプロデュースを要請したのがゴリラズだった(ナールズ然り、デンジャー・ドゥーム然り、彼の周りは〈覆面〉だらけ!)。なお、そのゴリラズ繋がりでいうとデーモン・アルバーン率いるグッド・ザ・バッド&ザ・クイーンとも仕事をしているが、それ以降はバンドマンからのラヴコールが急増し、今年に入ってもブラック・キーズやショートウェイヴ・セットのプロデュースを担当。いずれの作品にもサイケデリック・ソウルな香りがじんわりと漂っていて、やはりベックと鼠は〈運命の恋人〉なんじゃないかと思ってしまうのだ。

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