NEWS & COLUMN ニュース/記事

第2回 ─ 〈フジロック予習編〉当日はこう動く!? 編集部の観覧シミュレーション座談会

座談会で取り上げたアーティストの作品を紹介! 7月27日(日)出演組

連載
オレら の 夏 フェス 予習・復習帳 '08
公開
2008/07/17   18:00
更新
2008/07/23   19:02
テキスト
文/鬼頭 隆生、平塚 望、西尾 洋儀、馬嶋 亮、澤田 大輔、渡辺 貴仁

#17 MONO
『Gone』
Temporary Residence/Human Highway(2007)

世界で名を馳せる轟音インスト・バンドが、初の編集盤をリリース。活動初期の貴重なアナログ音源からコンピ提供曲、今年限定で発表したEPの楽曲などを収録。荒れ狂うギター・ノイズと重く打ち込まれるビートが織り成す儚くも壮大なサウンドは、比類なく美しい。一枚とおして聴くことで、サウンドの変遷を追うこともできる。これまでの活動の総まとめともいえるドキュメンタリーDVDも同時リリース!(鬼頭隆生/bounce 2007年10月号掲載)

#18 THE GO! TEAM
『Proof Of Youth』
Sub Pop/tearbridge(2007)

世界各地で絶賛されたファースト・アルバムを経て、ゲストも豪華な(パブリック・エナミーのチャックDやボンジ・ド・ホレも参加!)待望の2作目が登場した。今作もファンク、ソウル、パンク、ニューウェイヴなどをギュッと詰め込んで、最高にハッピーなグルーヴを生み出しています! 情報社会だからこそ孤立する〈普通の僕ら/私たち〉の逃避願望を、非日常的なトリップ感覚でキラキラとキッチュに切り取った一枚。(平塚望/bounce 2007年09月号掲載)

#19 FOALS
『Antidotes』
Sub Pop/ワーナー(2008)

BBCが選ぶ〈期待の新人〉に選ばれ、NME誌では〈ニューノイズ〉の流れで評価されて表紙も飾っている彼ら。しかしこのデビュー作は、何でもかんでもシーンで括ろうとするメディアを嘲笑うかのような内容となっている。デヴィッド・シーテック(TVオン・ザ・レディオ)をプロデューサーに迎え、エレクトロ・ロックを奏でているのだが……これが踊れるだけでなく、緻密なプロダクションがなされたややこしい一枚に。痛快です!(平塚望/bounce 2008年04月号掲載)

#20 LEE 'SCRATCH' PERRY
『The Mighty Upsetter』
ON-U/BEAT(2008)

リー・ペリーの新作がハンパない! とはいえ、ブラック・アーク期の音を想像してもらっちゃ困る。LSKやルーツ・マヌーヴァも呼び寄せた本作で、彼はダブの最新型を提示。あまりに活き活きとした御大の歌と溢れんばかりのアイデアに、誰もが魅了されてしまうことだろう。共同プロデューサーとして名を連ねるエイドリアン・シャーウッドが〈ここ20数年で最高の彼のアルバム〉と絶賛するのも納得な、凄まじい仕上がりである!(西尾洋儀/bounce 2008年06月号掲載)

#21 STEPHEN MALKMUS & THE JICKS
『Real Emotional Trash』
Matador/P-VINE(2008)

元ペイヴメントの色男、スティーヴン・マルクマスがジックスを従えて投下した4作目。スリーター・キニー~クワージを渡り歩いてきたジャネット・ワイスを新ドラマーに迎えて鳴らすのは、お得意のローファイ・ポップ! サイケとブルースの間をヘナヘナと行き来する音世界も、力は抜いても手は抜かないギターも健在で、それこそロス・キャンペシーノス!あたりがツボなリスナーにぜひともオススメしたい一枚なのです。(馬嶋亮/bounce 2008年05月号掲載)

#22 ゆらゆら帝国
『REMIX 2005-2008』
ソニー(2008)

ハーヴィーや瀧見憲司といった異端DJたちから思わぬ(?)賞賛を浴びた、ゆら帝のセルフ・リミックス群。それらのコンパイルでは飽き足らず、ほぼ同量の未発表リミックス曲まで投入した2枚組が登場した。クラウト・ロックから出発し、カルトなディスコの重力場をくぐり抜け、かろうじてダンスフロアに到達……といった具合のフリーク・アウトしまくったトラックが大集合。以前コンピに収録されたスーサイドのカヴァーも!(澤田大輔/bounce 2008年07月号掲載)

#23 THE BREEDERS
『Mountain Battles』
4AD/Beggars(2008)

ピクシーズのキム・ディールが実の妹と共に地味ながらも着実な活動を展開しているバンド、ブリーダーズから実に6年ぶりとなるニュー・アルバムが届けられた。盟友のスティーヴ・アルビニをプロデューサーに迎えた本盤は、軽快なポップ・チューンやローファイ感覚満載のガレージ・パンク曲、物憂げな白昼夢バラード・ナンバーなどなど、多彩なエッセンスを唯一無二のキム・ワールドでまとめ上げた渾身の一枚である。(渡辺貴仁/bounce 2008年06月号掲載)