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第3回 ─ 1974年のモハメッド・アリ

第3回 ─ 1974年のモハメッド・アリ(4)

連載
JAMES BROWN IS NOT DEAD
公開
2007/05/24   19:00
ソース
『bounce』 286号(2007/4/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

JBの素敵なアルバムをマンスリーで紹介──(3)1960~1964年


『Think!』 King/ユニバーサル(1960)
こちらは本文と関係なく、前々回に続いて年代順で紹介していくよ。冒頭を飾るファイヴ・ロイヤルズのカヴァー“Think”はJB自身も70年代にリメイクしたほどのお気に入り曲(ミック・ジャガーが取り上げたのもJBヴァージョンだ)。他には脂っこいバラードの“Bewildered”“I'll Go Crazy”などをオススメ。しかし、昔のジャケはテキトーで素晴らしいね!


『The Amazing James Brown』 King/ユニバーサル(1961)
ダブリ曲も少しある今作にて、JBのお姿がジャケに初登場。ロイ・ブラウンの“Love Don't Love Nobody”やクライド・マクファターの“The Bells”といった先達の楽曲をゴスペル汁も含ませながら濃厚にカヴァー。一方で、ヒットした“Lost Someone”や後にザ・フーが取り上げる“I Don't Mind”など、まだまだバラードに重きを置いた作りではある。


『Pure Dynamite! Live At The Royal』 King/ユニバーサル(1964)
ボルティモアのロイヤル・シアターで収録された、JBにとって2枚目となるライヴ・アルバム……1枚目はもちろん〈アポロ〉盤だけど、それはまた今後! こちらは一部疑似ライヴも含むらしいけど、聴いてるぶんには生でズルッとブッ込む本番そのもの! ファンク誕生前夜ながらもノリノリの演奏陣と共に一点突破する様子は元祖ボルティモア・ブレイクスだね(テキトー)。