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第3回 ─ 1974年のモハメッド・アリ

第3回 ─ 1974年のモハメッド・アリ(3)

連載
JAMES BROWN IS NOT DEAD
公開
2007/05/24   19:00
ソース
『bounce』 286号(2007/4/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

JB生存説を裏付ける証拠物件の数々──今月も各方面からドクドクと溢れ出してるぜ!

『Good God!』 Guerrilla Reissues(2007)
これは好編集盤! 比較的無名な世界各地のアーティストによるJBカヴァーを集めたもので、ソン・リブレ・ハウス・バンド、エル・クラン、スコーピオンズ・オブ・ジャマイカ……なんて参加メンツの名前からだけでも多国籍ぶりが窺えるね。でも、熱い血潮はみんな等しくファンク!!

MC HAMMER 『The Hits』 EMI 
最近TVCMで“U Can't Touch This”が使われていたハマー。ダンスがJB直系だったのは言うまでもなく、ライヴでは〈マント・ショウ〉風の演出もやってたな。後継者を自認してプロモ・クリップにJBの映像を用いたり……栄枯盛衰。そういや「ロッキー5 最後のドラマ」のサントラも彼の仕事だった。

MANDRILL 『Fencewalk : The Anthology』  Polydor 
上の本文で少し触れたマンドリルの2枚組ベスト盤。JBを継承した骨太なファンクにジャズ~アフリカ~カリブ音楽の呪術性と強力なリズムを採り入れた真にゴッタ煮なグルーヴが凄い! “Ali Bombaye”は未収録ながら、ネタ人気の高い“Ape Is High”や“Mango Meat”などは当然収録!

BOSTON HORNS 『Live From Tokyo』 Pヴァイン(2007)
人気の熱血ファンク・バンドが、東京は渋谷CLUB QUATTROで行った怒濤のパフォーマンスを収めたライヴ盤だ。ライヴならではのお楽しみカヴァーもあれこれ披露しているが、ベイカー・ブラザーズも交えたJBの“Gonna Have A Funky Good Time”がやはりホットだね!