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第57回 ─ ハンサム・ボーイ・モデリング・スクール、秘密の手帖を発見

連載
360°
公開
2005/02/10   16:00
更新
2005/02/10   18:40
ソース
『bounce』 261号(2004/12/25)
テキスト
文/出嶌 孝次


  99年の開講と同時に大きな話題を撒いたハンサム・ボーイ・モデリング・スクール。数多くのムサ苦しいラッパーやモテないロック・ミュージシャンたちが受講した結果、その多くがハンサムへと見事に変身したことで、私たち男性の間ではもう本当に大変な騒ぎだったものです。次の定員募集を心待ちにしているアーティストを何人も知っていますよ、ええ。そんななか、待望の再開講が行われると知り、話を訊いて参りました。

――ニュー・アルバム『White People』はハンサムですね。久々の開講ですが。

ナサニエル・メリウェザー ああ。前回の『So...How's Your Girl?』の時にはトミー・ボーイに所属していたわけだよ。それが消滅して次はエレクトラと契約した。そのエレクトラも今度はアトランティックに吸収されてしまったんだからね。そのつど新しい担当者と話をしなきゃいけないし、音楽業界っていつもそんな感じでハンサムじゃないな。結局制作自体は8か月くらいかな。5年ぶりの開講だけれども、そのうちの3年ほどはそういうゴタゴタに費やしたからね。

――ハンサムな話ではないですね。でも、そもそも期間限定スクールだと捉えていた人も多かったようです。

ナサニエル いや、2度目の開講は漠然とながら考えていたよ。今回のカリキュラムも基本的には前と同じだけど、私にしてもチェスト(・ロックウェル)にしても個人的な成長による違いは出てきているね。今回は楽器演奏者の参加も多くて、気分的にもリラックスしてやれた。前回はもっとサンプリングが多かったよね

――タイトル『White People』の由来は?

チェスト みんな〈白人〉というタイトルを大袈裟に捉えるけど、そんな一元的な人種的偏見の話じゃないからね、キミ。もっと次元の違うさまざまな要素を含めた意味の〈ホワイト・ピープル〉なのさ。もともと、このタイトルを思いついてアルバム制作が始まったんだ。まず、〈何がハンサムか〉ってことが焦点になった。そして〈マネキンってハンサムだよな〉ってことになってアルバムの方向性が決まったわけ。ジャケットの撮影はテリー・リチャードソンだよ。

――今回の講座はどういう内容なのですか?

ナサニエル お互いに盛り込みたいアイデアを出し合って、録音する際にアドリブや思いつきを採用したりしてる。前回よりもっと我が校の教育に則ったアルバムなのさ。つまり、各人のいいところを伸ばすための変身術を身につけることを学ぶ学校だよ。

――わかりました! それでは資料のほうを頂いて帰ります。ありがとうございました。

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