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第54回 ─ もぎたて果実を召し上がれ──食べ頃ギャルが大集合!!

SMOOSH ワタシたちだって、たべごろよ!

連載
360°
公開
2004/11/18   15:00
更新
2004/11/18   15:24
ソース
『bounce』 259号(2004/10/25)
テキスト
文/村尾 泰郎


  スムーシュ──なんだか新しいデザートみたいだよね。でも実はUSのインディー・シーンで、いま注目のガールズ・ポップ・デュオなんだ。シアトルから登場した彼女たちは、アーシャ(ヴォーカル/キーボート)とクロエ(ドラムス)による姉妹ユニット。ついにデビュー・アルバム『She Like Electric』がリリース!されたんだけど……えっと、2人が12歳と10歳のデュオだってこと、もう話したっけ?

「赤ん坊のころから家にピアノがあって、立つときにはそのピアノを使ってたわ。それでいつの間にか、独学で弾けるようになってた」(アーシャ)。

「お父さんと楽器屋に行ったとき、なにかクールなものがないかアーシャと探してて、見つかったのがドラムだったの」(クロエ)。

 日本でいえば小学6年生と4年生。えーっ!?って驚くのは、でもそこじゃなくて、そのおしゃまなポップセンス。翳りのある(!)ジャジーなナンバーから、ヒップホップにパンクまで、いろんなタイプの曲をスムーシュフルに仕上げる腕前にはビックリでシュ。

   「なんとなくピアノを弾いていると、気になるフレーズが出てきて、おもしろそうって思えば本腰を入れて作曲するの」(アーシャ)なんて、すましてたかと思うと、“The Quak”の笑い声は「2人で向き合って、お互いわざとヘンな顔をして歌ってたら、最後には吹き出しちゃった(笑)」(クロエ)、だって! そんなオトナなんだかコドモなんだかわからない2人に、スターとデートするなら誰がいいか訊ねてみると……。

  「オーランド・ブルームは結構好き。でも私と同じ歳じゃないとダメ」(アーシャ)。

「誰もいないな。スターとかよく知らないし、みんな私より歳上なんだもん」(クロエ)。

 というわけで、スムーシュはスターよりも、エレクトリック(=ロック)にシビレてるんだもん!