スムーシュ──なんだか新しいデザートみたいだよね。でも実はUSのインディー・シーンで、いま注目のガールズ・ポップ・デュオなんだ。シアトルから登場した彼女たちは、アーシャ(ヴォーカル/キーボート)とクロエ(ドラムス)による姉妹ユニット。ついにデビュー・アルバム『She Like Electric』がリリース!されたんだけど……えっと、2人が12歳と10歳のデュオだってこと、もう話したっけ?
「赤ん坊のころから家にピアノがあって、立つときにはそのピアノを使ってたわ。それでいつの間にか、独学で弾けるようになってた」(アーシャ)。
「お父さんと楽器屋に行ったとき、なにかクールなものがないかアーシャと探してて、見つかったのがドラムだったの」(クロエ)。
日本でいえば小学6年生と4年生。えーっ!?って驚くのは、でもそこじゃなくて、そのおしゃまなポップセンス。翳りのある(!)ジャジーなナンバーから、ヒップホップにパンクまで、いろんなタイプの曲をスムーシュフルに仕上げる腕前にはビックリでシュ。
「なんとなくピアノを弾いていると、気になるフレーズが出てきて、おもしろそうって思えば本腰を入れて作曲するの」(アーシャ)なんて、すましてたかと思うと、“The Quak”の笑い声は「2人で向き合って、お互いわざとヘンな顔をして歌ってたら、最後には吹き出しちゃった(笑)」(クロエ)、だって! そんなオトナなんだかコドモなんだかわからない2人に、スターとデートするなら誰がいいか訊ねてみると……。
「オーランド・ブルームは結構好き。でも私と同じ歳じゃないとダメ」(アーシャ)。
「誰もいないな。スターとかよく知らないし、みんな私より歳上なんだもん」(クロエ)。
というわけで、スムーシュはスターよりも、エレクトリック(=ロック)にシビレてるんだもん!