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第31回 ─ エピタフ

メジャー・シーンをガタガタ言わしたエピタフ弾×25!! その3

連載
Discographic  
公開
2004/07/22   12:00
更新
2004/07/22   20:55
ソース
『bounce』 255号(2004/6/25)
テキスト
文/粟野 竜二、子川 浩二、武山 英丈、冨田 明宏、渡辺 貴仁

THE BLACK KEYS 『Thickfreakness』 Fat Possum/Epitaph(2003) ジミ・ヘンドリックス meets ホワイト・ストライプス(!?)。ストロークスに端を発する〈ロックンロール原点回帰組〉のなかで、いまもっとも本気度&危険度の高い音を出しているのがこいつらだ。これぞ、〈リアル・ブルース・エクスプロージョン〉!!(渡辺)


BOB LOG III 『Trike』 Fat Possum/Epitaph(1999) RL・バーンサイドと共にファット・ポッサムのスタートを景気づけたブルースマン。独りバンド演奏を可能にした自家製ドラム・セットや、独特な歪みを聴かせるヘルメット+受話器マイク、オッパイ・クラップなど、彼なりのクリエイティヴィティーが大爆発の作品。(武山)

SOLOMON BURKE 『Don't Give Up On Me』 Fat Possum/Epitaph(2002) ソウル・レジェンドの名を欲しいままにするソロモン・バークの最新アルバム。パンク・レーベルからリリースされることも驚きだが、集ったメンツがさらに衝撃! ボブ・ディランやブライアン・ウィルソン、ヴァン・モリソンらが名を連ねている。(武山)

DANIEL LANOIS 『Shine』 Anti-/Epitaph(2003) U2やボブ・ディラン、ピーター・ガブリエルらのプロデューサーとしても知られる奇才、ダニエル・ラノワもアンタイ所属。3作目となる今作は、ルーツ・ミュージック風の楽曲が、お得意のウォーミーでさり気なくも先鋭的な音響を纏って鼓膜を刺激。至福の名盤。(冨田)

JOE HENRY 『Tiny Voices』 Anti-/Epitaph(2003) マドンナの義弟であることもチョビっと有名? カテゴライズ不可能な天才、ジョー・ヘンリーの最新アルバム。ジャズに接近したムーディーなサウンドと哀愁の歌声が、とろけるような管楽器の旋律を触媒に奇跡的な融合を見せる。こりゃウィスキーが欲しくなるね!(冨田)

THE LOCUST 『Plague Soundscapes』 Anti-/Epitaph(2003) サンディエゴの覆面イナゴ軍団による最新作。シンセ・ポップ+グラインド・コア、というあり得ない組み合わせを形にした超異端児。正直、エピタフ移籍と聞いたときは〈?〉だったけど、結局どこのレーベルでも浮いてしまうんだろうな。でもそこが素敵。(粟野)

MUGGS 『Dust』 Anti-/Epitaph(2003) サイプレス・ヒルの頭脳、DJマグスのソロ・アルバム。エレクトロニカ、アンビエント、ロック、ダブ、ヒップホップを食い散らかし独自の美学でまとめ上げた問題作は、数多くのキャラ立ちアーティストが所属するアンタイからのリリース。より多くのリスナーに聴かれるべき一枚。(渡辺)

TOM WAITS 『Mule Variations』 Anti-/Epitaph(1999) 芸歴30年の〈偉大なる酔いどれ放浪詩人〉が流れ着いた先はエピタフだった! 最高にジャンクなビート、ガラガラに酒焼けしたヴォーカル、風刺の利いた痛烈な詞。レーベル移籍後の本作で、改めて彼の生まれ持ったパンク・スピリットを一般に認識させたアルバム。(冨田)