ウッドベース片手に妖艶なキメッ!ポーズの〈セクシー・ドッキュン・アタック〉なジャケのアルバム『Hell Yeah!』で、敏感なボクらをビンビン&ウハウハさせているパトリシア嬢率いるデンマークのホラーポップス。そのメンバー構成たるや、パトリシアの旦那にして同じデンマーク最狂のサイコビリー・バンド、ネクロマンティックスの狂人ウッドベーシスト、キム・ネクロマン(本作ではギター)に加え、彼女の古くからの友人だったストロベリー・スローターハウスの面々+レビロスばりのイケイケGo-Goダンサー・ギャル2人ってコトで、その豪華な顔ぶれと強烈なヴィジュアル・ショックだけでもお騒がせ中なのだ!
「前のバンド、ピーナット・パンプ・ガンが、96年にドイツでネクロマンティックスと対バンしたときに初めてキムと出会ったの。ライヴのあとに初めてウッドベースを弾かせてもらいながら彼と音楽の話をしたら、お互いの趣味が凄く似ていたのよ。そこで意気投合して、初めて会ったその晩にすでにホラーポップスの話が持ち上がったの」(パトリシア、ヴォーカル/ウッドベース:以下同)。
注目はメンバー構成だけじゃない! パトリシアとキムを中心に書き分けているというその楽曲も、パンク、サイコビリー、スカ、ガレージに、ホラー風味と極上ポップさも併せ持った独自の魅力を放っているのだ!
「私の好きなレコードを見たら、精神分裂症かなんかだと思うわよ(笑)! ブロンディにアンスラックス、ヨーロッパにプリンスまで、影響を受けた音楽は本当にいろいろ。だからキムも私も、このバンドではカテゴリーに囚われず自分たちが好きなことを素直にやりたかったの」。
メンバー6人それぞれの持つ音楽センスが、一切の制限を取っ払って融合しているのがホラーポップス。細かいジャンル分けや、くだらないルールに対して「〈なんでもアリ〉ということを示したかった」という彼女だが、ではそんな彼女にとって、〈ホラーポップ〉なものって具体的にはどんなものなのか!?
「コントロール不能で、クレイジーで、変テコで普通じゃないもの。とにかくカオティックなものすべてね。私たち自身、もともとコペンハーゲンの街一番の変人たちが集まったようなバンドなのよ(笑)」。
クレイジーでカオティック、だけどポップで胸キュンもあり! パトリシアいわく「ドナルドダックにドラッグを与えて、ラス・メイヤーの映画に登場させた感じ」のその世界観にピンと来た人は、迷わずアルバムを入手すべし! リアクションは当然、ビール両手に〈Hell Yeah!〉だ!!