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第26回 ─ ミクスチャー・パーティー・ロック

連載
Discographic  
公開
2004/03/25   17:00
更新
2004/03/25   19:16
ソース
『bounce』 252号(2004/3/25)
テキスト
文/武山 英丈、宮原 亜矢、渡辺 貴仁

90年代初期に端を発する〈ミクスチャー・ロック〉を、さらに〈ハッピーなムードを醸し出すバンド〉という尺度で細分化した、〈ミクスチャー・パーティー・ロック〉のマスト盤を紹介!

ピースなヴァイブスがイッパイの〈ミクスチャー・ロック〉

 ミクスチャー・パーティー・ロック──むろん当企画オリジナルの造語であるが、90年代初期に端を発する〈ミクスチャー・ロック〉を、さらに〈ハッピーなムードを醸し出すバンド〉という尺度で細分化したものと解釈してもらって差し支えない。母体となる〈ミクスチャー・ロック〉自体が、バンド独自の価値観やバランス感覚であらゆる音楽を吸収してバンド個々のサウンドとしているだけに、実は厳密に一定の枠に収めることは難しい。〈形態にこだわらず多彩なアプローチを取るロック・ミュージックのカテゴリー〉と捉えるのが妥当ではないか? その方法論ではないのだ。

 だが共通項はある。ヒップホップから影響を受けたラップ・ヴォーカルやターンテーブルの使用。レゲエやスカのビートにも友好的。時代は変われど、常に若者から支持を集める音楽なのである。90年代に全盛を極めたヘヴィー・ロック・シーンの発火点となったことも記憶に新しい。

 この自由なロック・ミュージックが産声を上げてから10年以上が経過したいま、その周囲を取り巻く状況はふたたび活気づいている。元気なニューカマーが、発祥地アメリカはもちろん世界中から次々にデビューしているのだ。これは、ヘヴィー・ロック・シーンが世界規模でのムーヴメントであることを証明する現象であるといえるが、同時に、〈ミクスチャー・パーティー・ロック〉が持つ〈Fun〉の精神は世界共通のカテゴリーであるということも物語っている。(編集部)