注目アイテム詳細

ヴラド・ペルルミュテール『フランス・ピアノ名曲選』(1972年録音) SACDハイブリッド タワレコ限定 2025年10月22日発売

ペルルミュテール

タワーレコード・オリジナル企画盤 日本コロムビア x TOWER RECORDS
タワーレコード SACD化プロジェクト最新作 The Valued Collection Platinum
「DENON原盤ハイブリッドSACDシリーズ」 最新作 限定盤
ORTマスタリングSACDシリーズ第16回(通算第18弾)
ラヴェルの薫陶を受けたペルルミュテールの日本録音
ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化!

国内盤SACDハイブリッド


日本録音復刻記念再プレス(10月17日すべて再入荷しました)

輸入盤CD


ORTマスタリングでハイレゾ音源として鮮やかに蘇った不滅の名演!原音に忠実に、SACD化。ラヴェルの薫陶を受け、"ラヴェル弾き"として名高いペルルミュテールによる、フランス・ピアノの名曲集!
「鮮烈なまでの透明感!ペルルミュテールの真価が半世紀を越えて蘇った」
山之内 正(オーディオ評論家)
ヴラド・ペルルミュテール(P)/「フランス・ピアノ名曲選」(1972年録音)
(1)ラヴェル:ソナチネ、 (2)ドビュッシー:ピアノのために、 (3) ドビュッシー:映像第1集、 (4)フォーレ:主題と変奏
2025年にORTマスタリングを行いSACD化
税込 2,970円 SACDハイブリッド盤
2025年10月22日(水) 発売予定
マスタリング・エンジニア:毛利篤 氏(日本コロムビア)、初出時のオリジナル・ジャケット・デザインを採用

企画・販売:TOWER RECORDS
発売:日本コロムビア株式会社

新規のSACD化企画としてスタートしました2022年4月発売のスウィトナー&SKBによるベートーヴェン:交響曲全集以降、これまで17企画分を復刻してきました(うち2つはSUPURAPHON原盤)。今回の通算の最新18弾は、ラヴェルの薫陶を受けた、名高いペルルミュテールの日本録音を発売します。このアルバムは1972年の来日時に収録された音源で、ラヴェルの他、ドビュッシーやフォーレなど、ペルルミュテールが得意とするフランスのピアノ音楽を集めたものでした。初期のデジタル録音ながらその音質は素晴らしく、アナログ録音とは異なる静寂性と鮮烈さを持った日本が誇るべき優秀録音盤です。今回、オリジナル・マスターからORTマスタリングを採用した上でSACD化を行いました。ペルルミュテールの素晴らしさが詰まった1枚です。貴重な音源による最新復刻の効果を存分に堪能ください。
当時の日本コロムビア他で収録された各デジタル音源の名盤が、この度SACDとして新規で復活します。従来、この時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であるという意見がほとんどでしたが、日本コロムビアが開発した"ORTマスタリング"技術を用い、高音質音源として発売することにいたしました。SACDとしては初期デジタル音源を復刻する手法は大分前からありましたが、当社では例外を除いてこれまでリリースを行ってきませんでしたが、最新のマスタリング技術向上に伴い、この機会に、ハイレゾ音源としては"失われた時代"とも言える名盤の数々を今後も取り上げていきたいと考えています。"ORTマスタリング"により、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。尚、CD層も今回の最新マスタリングを反映しています。"ORTマスタリング"の詳細は後述しておりますので、参照ください。
<今回の制作に関しまして>~「ORTマスタリング」を採用したSACDハイブリッド化企画、本格開始
 これまでタワーレコードによるSACD企画は、アナログで収録されたアナログ・マスターテープを使用して最新でハイレゾ化を行ったマスターを元に復刻してきました。例え過去にSACD化されたことがある音源でも、マスタリング含む工程を最新で行うことにより、従来を超える音質や鮮度を獲得してきたことはご存知の通りです。しかしながら、1970年代後半から徐々にスタンダードとなったデジタル録音時期、特に巨匠と呼ばれた指揮者や演奏者がまだ多く存在していた最盛期にも多くの名盤が存在します。特に晩年の最高のパフォーマンス時期に収録された盤が、ちょうどデジタル録音の最初期に当たっていたというケースが多いことに(音質的に)愕然とする方も多いのではないでしょうか。録音史的には最盛期とも言えるこの時期の録音スペックは、現在では物足りない(捉えきれていない)のではという指摘があることは確かです。その時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であると考える方も少なくありません。
一方、ハイスペックで聴くことができないその"失われた時代"の音質を何とかして向上できないか、という試みもこれまでマスタリングや物理的なプレス過程等では多く行われてきました。しかし、元々収録されたスペックや録音状態からアナログ音源を最新で復刻した時と比較すると、アナログ録音の最新復刻のような劇的な改善とまでは至らないと言えます。そのような中、2015 年に主に配信用として日本コロムビアさんが“画期的なハイレゾ・アップコンバート技術"の実用化を行っていたことがわかりました。CDへの応用はほぼない状況でしたが、2020年の当社の企画盤でスプラフォン原盤のノイマン/マーラー:交響曲全集(TWSA1070)をSACDで復刻するにあたり、どうしても3曲あるデジタル録音も入れた全集にするべく、テストケースとして「ORTマスタリング」を採用しました。その結果は良好で検証も行った結果、元の録音状態にもちろん左右されるものの、概ねハイレゾに耐えうる可能性があることを確認できました。その後、この技術を使った新規企画の音源を模索し、さらなる検証とテストを行った結果、正式に「ORTマスタリング」を採用したSACDハイブリッド化企画をスタートすることにしました。
この技術的内容に関しては他のページに後述してありますが、効果は予想以上でした。「ORTマスタリング」を行ったデジタル初期音源は、個々の音質差以上に音場間の向上や音離れが良くなり、解像度が高まりました。また、ステージが従来より近く感じられ緊密感も増しています。SACD層に限らずCD層でも「ORTマスタリング」を反映させていますので、その効果を確認できると思います。程度は元の録音状態によることや、最も成功したアナログ録音の最新復刻時のような劇的な変化とまでは言えないものの、従来の復刻に勝るとも劣らない音質を獲得できることを確信し、本格的に企画を進行して行くことにした次第です。
これにより初期デジタル録音をより良い音でお届けできることになりました。"失われた時代"の名盤を失われた音楽に決してさせない、むしろ音楽的に恵まれた時代の音源を積極的に復刻するひとつの重要な方法として今後も様々なチャレンジを図りつつ、豊かな時代の素晴らしい音源をリスナーの元へお届けして行く所存です。
<“ORT Mastering" に関しまして>
<ORT Mastering とは>
 日本コロムビア・スタジオ技術部が開発した「倍音再構築技術:ORT」とMaster Sonic 64bit Processing技術による高精細な演算処理を用いたマスタリング手法です。日本コロムビアでは1972年に世界初の実用PCM録音機を開発、デジタル録音の先駆者として、数多くの名演奏を録音、高い評価を博しました。これら過去の音源を、現在のハイビット・ハイサンプリング環境で再生するための一手法としてORTが開発されました。

“ORT Mastering"では、ORTの技術を駆使するマスタリング・エンジニアによって、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届け致します。

<倍音再構築技術:ORT>
 日本コロムビアで開発した、倍音再構築技術(Overtone Reconstruction Technology:ORT)のことです。アナログ/デジ
タル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、再構築します。

<ORT Mastering の特徴>
・マスタリング・エンジニアによる繊細な倍音復元
・広いダイナミックレンジと周波数帯域を活かす高品質マスタリング

*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

フランス・ピアノ名曲選 (2025年ORTマスタリング) (SACDハイブリッド)
ヴラド・ペルルミュテール
[TWSA1192 (1SACDハイブリッド)2,970円(税込)] POS: 4549767357577

国内盤SACDハイブリッド


【収録曲】
1. モーリス・ラヴェル:ソナチネ
2. クロード・ドビュッシー:ピアノのために
3. クロード・ドビュッシー:映像・第1集
I- 水面に映る影
II- ラモォ礼讃
III- 運動
4. ガブリエル・フォーレ:主題と変奏 作品73
【演奏】
ヴラド・ペルルミュテール (ピアノ)
【録音】
1972年12月13日~14日、イイノ・ホール
【Original Recordings】
制作担当:橋本珠子
録音担当:林 正夫
【原盤】日本コロムビア

〔DENON原盤ORTマスタリングSACDシリーズ第16回〕
ラヴェルの薫陶を受け、"ラヴェル弾き"として名高いペルルミュテールによる、フランス・ピアノの名曲が現代に蘇る!精緻なピアノの音色を当時の日本コロムビアが捉えた、日本が誇る1972年収録の初期デジタル録音。ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化。新規解説付!~「鮮烈なまでの透明感!ペルルミュテールの真価が半世紀を越えて蘇った」~
山之内 正(オーディオ評論家)

 ヴラド・ペルルミュテール(1904-2002)の4回目の来日時に、当時の日本コロムビアが既に確立していた独自のデジタル録音技術をもって収録された名盤を、約50年以上の時を経て高音質盤でリリース。日本コロムビアが独自に開発したORTマスタリング技術によりハイレゾ化を行い、初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のマスタリング音源を使用しました。
 この盤は"ラヴェル弾き"ペルルミュテールによる所縁のフランスの作曲家による名曲を集めたアルバムで、1972年12月に録音が行われました(日本コロムビアによる初期デジタル録音)。当時の技術の粋を集めて収録されたこの録音は、通常のアナログ録音と異なり、恐ろしいまでの静寂と、まさに「鮮烈なまでの透明感!」(解説書内の山之内正氏による記述)を持った稀有な音源で、デジタル録音のメリットであるダイナミックレンジの広さやS/N比の向上が明らかに認められます。それは、演奏者がペルルミュテールであるからこそ一層際立つ特性でもあり、その成果はセレクトされた曲目を活かすべく当時の制作陣の力あってのものとも言えるでしょう。特に静寂の中からピアノが浮かび上がる様子は心が震えるかのようで、実体感のあるピアノの実音も見事に収録されており、ペルルミュテールの至芸が十分伝わってきます。元々の優秀録音に加えて、今回はさらに数歩上を行く音質をORTマスタリングにより実現できました。バランス含め、ペルルミュテールのピアノの素晴らしさを、今回の高音質盤でぜひ実体験ください。
 ペルルミュテールはラヴェルから直に指導を受けた稀少な存在であり、脈々とし伝えるその演奏は貴重なものです。ですがペルルミュテール自身は録音にはあまり恵まれず、残された音源が必ずしもリスナーに常に届いている状況にはありません。収録当時も同様で、肝心のラヴェルのアルバム群は日本では手に入り辛かったようです。その旨を初出時のライナーノートに記載されていたのが作曲家の矢代秋雄氏であり、その点を嘆かれています。入手難であった状況を踏まえ、この日本コロムビアによる録音がどれほど重要か言及されていました。今回の復刻では矢代先生の承継者の方からのご厚意でオリジナル発売時の文章を掲載しています。非常に興味深い内容ですので、ぜひ一読ください。さらに、曲目解説に関しては従来からの古い解説は今回使用せず、最新の情報を基にした木内 涼氏による解説文を掲載しております。
今回のORTマスタリングは、従来以上に間接音や倍音の豊かさ、個々の録音の特筆が把握できますので、その意味でも演奏の楽しみ方がより拡がる復刻となっています。'70年代後半のデジタル録音は当時の日本コロムビアには既にいくつもの経験とノウハウがあり、元々音質自体は良く、安定感がありますので、マスタリングにおいては従来以上に鮮やかな音質を心掛けました。これらの最新復刻により、蘇った名盤の評価が一層高まることを期待します。尚、今回のDENON原盤の第16回発売(通算第18弾)は、1タイトルを発売いたします。
<ORTマスタリングとは>
 CDスペックにて録音されたDENONレーベルの数々の名盤、そのデジタル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、 再構築する技術「Overtone Reconstruction Technology(ORT)」を開発しました。この倍音再構築技術と、従来から導入されている“Master Sonic 64bit Processing"による高品質なマスタリング技術が組み合わさったものが、“ORT Mastering"です。ORTによって得られた広い周波数帯域とダイナミックレンジを最大限に活かし、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。

※ 世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※ 日本コロムビア所有のオリジナル・マスターより2025 年にハイレゾ・マスタリングを行いSACD化
※ マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン採用
※ 解説:山之内 正氏(オーディオ評論家)(新規序文解説)。矢代秋雄氏(作曲家)「ペルルミュテールのこと」(1973年6月発売のNCC8505より転載)。木内 涼氏(音楽学)(新規曲目解説)。解説書合計12ページ
※ ジュエルケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※ 一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。

カテゴリ : ニューリリース タワーレコード オリジナル企画 タワー限定 | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2025年09月24日 14:00

更新: 2025年10月24日 13:00