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ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル『新ウィーン楽派管弦楽作品集』LPレコード4枚組 2025年9月12日発売

カラヤン

超優秀録音を新時代の音質で! カラヤンによる「新ウィーン楽派」の管弦楽作品集が大好評「オリジナル・ソース・シリーズ」で登場

輸入盤LPレコード4枚組


ヘルベルト・フォン・カラヤンによるアルノルト・シェーンベルク、アルバン・ベルク、アントン・ヴェーベルンの管弦楽作品の録音がドイツ・グラモフォンより、オリジナルの4トラックおよび8トラックのテープから新たにリマスタリングされ、LP4枚組で発売されます。これらの作曲家はカラヤンが強い思い入れを抱いていた「新ウィーン楽派」を代表する作曲家です。1972年から74年にかけてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とともに録音されました。当時の優れた録音が特別に開発された技術により、全く新しい音質で聴くことができます。

オプティマル社のプレスによる180g重量盤。エミール・ベルリナー・スタジオでのミックス。オリジナル・アートワークのゲートフォールド仕様。「オリジナル・ソース・シリーズ」に関する解説、録音に関する写し、オリジナルテープのカートンボックスの複写、新たに追加された写真などが掲載されています。
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)

【曲目】
《LP 1》
シェーンベルク:交響詩『ペレアスとメリザンド』Op.5
[Side A]
1) I. Die Achtel ein wenig bewegt - zogernd
2) II. Heftig
3) III. Lebhaft
4) IV. Sehr rasch
[Side B]
1) V. Ein wenig bewegt
2) VI. Langsam
3) VII. Ein wenig bewegter
4) VIII. Sehr langsam
5) IX. Etwas bewegt

《LP 2》
シェーンベルク:
[Side A]
1-5) 浄夜Op.4(弦楽合奏版)(第1曲:Grave/第2曲:Molto rallentando/第3曲:Pesante/第4曲:Adagio/第5曲:Adagio)
[Side B]
1-12) 管弦楽のための変奏曲Op.31(Introduktion. Massig, ruhig/Thema. Molto moderato/Var.1. Moderato/Var.2. Langsam/Var.3. Massig/Var.4. Walzertempo/Var.5. Bewegt/Var.6. Andante/Var.7. Langsam/Var.8. Sehr rasch/Var.9. L'istesso tempo; aber etwas langsamer/Finale. Massig schnell)

《LP 3》
ベルク:
[Side A]
1-3) 管弦楽のための3つの小品Op.6(第1曲:前奏曲/第2曲:輪舞/第3曲:行進曲)
[Side B]
1-3)『抒情組曲』からの3つの楽章(第1楽章:Andante amoroso/第2楽章:Allegro misterioso/第3楽章:Adagio appassionato)

《LP 4》
ヴェーベルン:
[Side A]
1) 管弦楽のためのパッサカリア Op.1
2-6) 5つの楽章Op.5(1929年弦楽合奏版)(第1楽章:Heftig bewegt/第2楽章:Sehr langsam/第3楽章:Sehr bewegt/第4楽章:Sehr langsam/第5楽章:In zarter Bewegung)
[Side B]
1-6) 6つの管弦楽曲Op.6(1928年版)(第1曲:Langsam/第2曲:Bewegt/第3曲:Massig /第4曲:Sehr massig /第5曲:Sehr langsam/第6曲:Langsam)
7-8) 交響曲Op.21(第1楽章:Ruhig schreitend/第2楽章:Variationen)

【演奏】
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
1974年1月(LP 1)、2月(LP 2: Side B, LP 4: Side B: 7-8)
1973年12月(LP 2: Side A, LP 4: Side A)、11月(LP 3: Side B)、3月(LP 4: Side B: 1-6)
1972年12月(LP 3: Side A)、ベルリン

オリジナル・ソース・シリーズ

ドイツ・グラモフォンのアナログLP「オリジナル・ソース・シリーズ」をお勧めします!
※ 一部タイトルにつきましては既に品切れ、入手困難となっているものもございます。お求めはお早めに。

輸入盤LPレコード






ドイツ・グラモフォンが最高の状態のマスターから最高品位のLPレコードを制作する「オリジナル・ソース・シリーズ」を立ち上げた。
第1弾は(1)クライバー指揮ウィーン・フィル/ベート-ヴェン:交響曲第7番、(2)カラヤン指揮ベルリン・フィル/マーラー:交響曲第5番、(3)アマデウス四重奏団&ギレリス/シューベルト:ピアノ五重奏曲《ます》、(4)アバド指揮ロンドン交響楽団/ストラヴィンスキー:《春の祭典》の4タイトル(筆者は4のみ未入手)。
とにかく鮮度の高い音だ。筆者はまず(3)に針を降ろして、その生々しさに驚嘆した。これまでに聴いたLP、CDにも増して、アマデウス・メンバーの迸るような弓の走り、コントラバスの鮮烈なリズム、ギレリスの清冽で力強いピアノに息を呑んだ。ここまでくると歴史的名演のナマに立ち会うのと同じ「体験」である。
(1)は、まさにCDのネイキッド・バージョンだ。音に潤いがあり耳に快いのはCDだが、お化粧抜きの今回のLPは音の立ち上がりのスピードが圧巻!名門ウィーン・フィルのメンバーが能力の限界ギリギリまで攻めた演奏をしているのが目に見えるようだ。
(2)は冒頭のトランペット・ソロから音色の輝き、緊張感が凄く、続いて現れるオーケストラの総奏のド迫力、色彩の爆発に圧倒される。カラヤンがこの録音に賭けた本気度が音からひしひしと伝わってくる。CDは豊かさと安定感のある音にマスタリングされていた。
これらは元々1970年代の4チャンネル録音で、これまでのLPやCDは2チャンネルにトラック・ダウンした二世代目のアナログ・マスターを用いていた。今回は世代を遡った4チャンネルのオリジナル・マスターをそのまま使い、高品位のアナログ・プロセスで2チャンネル化し、カッティングしたという。つまり一切デジタルで洗われていない、アナログそのもののサウンドが鳴り響いているのだ。すべての音楽ファンに心からお薦めしたい!(板倉重雄/intoxicate vol.164より)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) クラシックLP アナログレコード

掲載: 2025年08月13日 00:00

更新: 2025年09月09日 12:00