ルドルフ・ケンペ&ベルリン・フィル、他『ドヴォルザーク:新世界より』『チャイコフスキー:交響曲第5番』SACDハイブリッド タワレコ限定 2025年7月18日発売
タワーレコード・オリジナル企画盤 WARNER x TOWER RECORDS
高音質に特化したSACDシリーズ 名盤に相応しい音で蘇る!
ケンペ&ベルリン・フィル他の「新世界」「チャイ5」他 ステレオ初期の名盤2タイトルを最新復刻
最新「Definition Series」 第69弾
世界初SACD化
<ケンペ生誕115年記念企画>
1.ドヴォルザーク:新世界、スケルツォ・カプリチオーソ(1961*、1957年録音<特別収録>)他/BPO,RPO*
2.チャイコフスキー:交響曲第5番、ヘンデル:王宮の花火の音楽*/BPO,バンベルク響*
国内盤SACDハイブリッド
旧EMI音源 新規で192kHz/24bit化音源使用
SACDハイブリッド盤 各税込 3,300円
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでハイレゾ化した
マスター音源を使用し、最新でマスタリング(SACD層、CD層、それぞれ別個にマスタリング)
マスタリング・エンジニア:藤田 厚生氏
デジパック仕様、広瀬 大介氏による新規解説付
オリジナル・ジャケット・デザイン使用(一部)
2025年7月18日(金)リリース予定
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン 企画・協力:東京電化株式会社
株式会社ワーナーミュージック・ジャパンと東京電化株式会社のご協力による、「Definition Series(ディフィニション・シリーズ)」最新作は、2025年に生誕115年となるルドルフ・ケンペがステレオ初期にベルリン・フィルと残した名曲2曲を中心とした2枚のアルバムを最新で復刻します。ケンペの旧EMI録音はこれまで当企画で2016年以来12作をリリースしており、今回は未復刻の主要な音源の中から、ステレオ録音による著名な作品を取り上げました。いずれも従来のCDを超える音質を目指しています。演奏は壮年期のケンペらしいパワフルなもので、当時のベルリン・フィルとの相性の良さも伺えます。カップリングも以前の市販CD時の曲ではなく、新規で見直しました。鮮明に蘇った音色と共に、組み合わせの妙も堪能できます。また、解説も新規で収録していますので、素晴らしい音質で蘇った高音質と合わせ、最良のパッケージとしてお楽しみください。
いずれも過去に市販等で再発が行われてきたものですが、この企画の本質的な目的のひとつでもある、録音当時の音色を最新で蘇らせるということ、すなわちその時代、その場所にまるでタイムスリップするかのような感覚をリスニングにより追体験できることを目指し復刻を行っています。今回も最新で音楽的見地を持ってマスタリングを行っていますので、ぜひ各アルバムを比較の上、音質をご確認ください。
本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用した最新のマスタリング含め、パッケージとしての作りに拘りました。現在における最高音質を目指して、今回もクラシックの盤歴を輝かしく飾る、まさに名盤中の名盤を復刻します。
<制作に関しまして>
当企画では、本国より取り寄せた192kHz/24bitのWAVデータを基本に、SACD層用としてDSDに変換後にマスタリングを行い、別途CD層用としてPCMでもマスタリングを施していますので、SACD層、CD層、それぞれ独立したマスタリングとなっています。PCMで編集した後にDSDにも変換を行う、もしくはDSDで編集した後にPCMにも変換を行うといった1回のマスタリング作業で兼ねるのではなく、SACD、CD、それぞれの特徴や音質を重視した上で、個別にマスタリングを行いました。その際、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけています。
当シリーズでは未だ高品位でデジタル化されていない音源を新たに取り寄せておりますが、一部では経年変化による不具合等が生じている箇所もございますことを、ご了承ください。時間と技術との狭間で、最大限の尽力で後世に残る音源を今後もリリースしていきたいと考えています。
~「ディフィニション」とは、解像度や鮮明さ、を表す単語。一般的には「ハイディフィニション」の略称で、主にテレビ画面などにおける表示が、高精細・高解像度であることにも用いられますが、音源におきましても、ハイレゾ化が進んだ現代の音楽環境から求められる要望に応えるべく、タワーレコードがこれまで発売してまいりましたオリジナル企画盤の延長として、新たに定義した新シリーズです。
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、スケルツォ・カプリチオーソ(1961年録音&1957年ステレオ録音)
<特別収録>)、ヴァインベルガー:ポルカとフーガ(2025年マスタリング) (SACDハイブリッド)
ルドルフ・ケンペ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
[TDSA-319 (1SACDハイブリッド) 3,300(税込)円]
国内盤SACDハイブリッド
【収録曲】Total time 77:21
1. アントニン・ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」
2. アントニン・ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ 作品66(1961年録音)
3. ヤロミール・ヴァインベルガー:ポルカとフーガ(歌劇「バグパイプ吹きシュヴァンダ」より)
4. アントニン・ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ 作品66(特別収録。1957年録音)
【演奏】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1,4)、 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (2,3)
ルドルフ・ケンペ (指揮)
【録音】
2 September 1957, Grunewaldkirche, Berlin (1)、 27 January & 26 April 1961 (2), January 1961,
No.1 Studio, Abbey Road, London (3)、1 July 1957, Grunewaldkirche, Berlin (4)
【Original Recordings】
Producers: Fritz Ganss (1,4), Ronald Kinloch Anderson (2,3)、 Balance Engineers: Horst Lindner (1,4), Arthur Clarke (2,3)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
<ルドルフ・ケンペ生誕115年記念企画>
壮年期のケンペによる溌剌とした「新世界」他を最新復刻!ベルリン・フィルとの「スケルツォ・カプリチオーソ」(1957年ステレオ録音)を特別収録。世界初SACD化!今回の発売のために新規で本国アナログ・マスターテープより最新復刻。新規解説付
ベルリン・フィルとの「新世界」は1957年9月に収録された旧EMIへのステレオ録音で、この曲を得意としたケンペならではの表現の多彩さと、オケの機能性を十全に活かした名演です。今回の復刻では1961年にロイヤル・フィルと収録したボヘミアの作品集のアルバムから2曲をカップリング。そして<特別収録>としまして、ベルリン・フィルとの「スケルツォ・カプリチオーソ」(1957年7月ステレオ録音)を加えました。今回、同じ曲での別のオケとの聴き比べができます。これらの音源は、「新世界」以外はCD化の機会も少なく貴重なものです。これまで当企画で復刻してきた他のケンペの録音も含め、お楽しみください。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
ケンペは旧EMIレーベルにベルリン・フィルと1950年代から1960年まで多数の録音を行い、それらの音源は未だに評価が高いものばかりです。同時期、英国でも人気を博し、フィルハーモニア管弦楽団やBBC交響楽団、晩年まではロイヤル・フィルとも多くの録音を残しました。また、ウィーン・フィルとは1958年から61年にかけて7枚の管弦楽曲のアルバムも制作しており(TDSA210として当企画で5枚組BOXを発売)、高い人気を誇っていたことが伺えます。ベルリン・フィルとのEMI録音は1960年1月のブラームスの交響曲第3番と悲劇的序曲を持って終了しますが、以降は最晩年までミュンヘン・フィルやシュターツカペレ・ドレスデン等でも歴史的な名盤を残していったことはご存じの通りです。
当Definition Seriesにおいてもケンペの復刻を多く取り上げてきました。ベルリン・フィルとのものでは2016年発売のベートーヴェン「英雄」と序曲集、幻想交響曲やR.シュトラウスのドン・キホーテに始まり、最新では2022年発売のブラームス:ヴァイオリン協奏曲まで主にステレオ音源を5点、それ以外も含め12点、他レーベルで8点の計20点をSACDハイブリッドで復刻しています。
未復刻のベルリン・フィルとのEMI録音の中から、ステレオで収録された「新世界」を中心に今回の復刻ではロイヤル・フィルとの2作品を加えています。これらの2曲はオリジナルではスメタナの歌劇「売られた花嫁」より 序曲と3つの舞曲(2025年1月発売のTDSA306の「売られた花嫁」全曲の余白に収録)とカップリングされていたもので、「スケルツォ・カプリチオーソ」はベルリン・フィルとの1957年7月録音のものがありましたが、僅か4年弱で別のオケと再録音を行ったのは面白い点です(ケンペは「売られた花嫁」序曲を、オペラの全曲録音を入れると3つのオケと4年弱の間に3度録音を行ったこともある)。今回、本収録の3曲とは別に、<特別収録>としましてベルリン・フィルとの音源も余白に収めました。ステレオ初期の音源ですが同じ曲の聴き比べができます。演奏時間はロイヤル・フィルとの方が2分弱短いのも興味深いです。
「新世界」は表現が豊かであり、当時のベルリン・フィルの重厚になりがちなバランスを巧みに調整しながらも旋律の歌い回しを重視した演奏となっているのはケンペの技でしょう。ロマン的ながらも品格を備えており、指揮者の才覚の高さを強く感じさせます。後のベルリン・フィルでは聴くことができなくなったこの演奏は今では貴重です。今回の最新復刻では従来以上に細部が鮮明になっていますので、ケンペが目指した音楽がより再現されています。
※ 世界初SACD化
※ SACDハイブリッド盤
※ デジパック仕様
※ 2025年最新マスタリング音源使用(192kHz/24bitで高品位デジタル化後にSACD層、CD層を個別にマスタリング)
※ マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書内に他のジャケット・デザイン(モノクロ)を採用)
※ 解説:広瀬 大介氏(新規解説) 、解説書合計12ページ
ロイヤル・フィル盤の初出LPレコードのアートワーク
チャイコフスキー:交響曲第5番、ヘンデル:王宮の花火の音楽(2025年マスタリング)(SACDハイブリッド)
ルドルフ・ケンペ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、バンベルク交響楽団
[TDSA-320 (1SACDハイブリッド) 3,300円(税込)]
国内盤SACDハイブリッド
【収録曲】Total time 70:48
1. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64
2. ジョージ・フレデリック・ヘンデル:王宮の花火の音楽 HWV.351
【演奏】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1)、 バンベルク交響楽団 (2)
ルドルフ・ケンペ (指揮)
【録音】
2-6 May 1959, Grunewaldkirche, Berlin (1)、 May 1962, Kulturraum, Bamberg (2)
【Original Recordings】
Producers: Fritz Ganss (1), Fritz Ganss & Christfried Bickenbach (2)、 Balance Engineer: Horst Lindner
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
<ルドルフ・ケンペ生誕115年記念企画>
当時のベルリン・フィルの重厚な響きを活かしたチャイコフスキー:交響曲第5番と、バンベルク交響楽団との鮮烈な「王宮の花火の音楽」を収録。世界初SACD化!今回の発売のために新規で本国アナログ・マスターテープより最新復刻。新規解説付
チャイコフスキーはケンペとベルリン・フィルがモノラル期からステレオ録音最初期にかけて録音を行ってきた最終期に近い1959年5月に収録されたステレオ音源で、とりわけ当時の重厚なオケの響きと、ケンペならではの機転の利いた指揮が聴きもの。かつてのベルリン・フィルの音色を彷彿させる見事なピラミッド・バランスですが、多層的な響きのグラデュエーションは、カラヤン時代が進行するに従い、以降徐々に変化して行きます。そしてカップリングには、1962年5月録音のバンベルク交響楽団との貴重な「王宮の花火の音楽」を収録。こちらも堅固な響きながらもケンペの才覚が光る名演です。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
ケンペは旧EMIレーベルにベルリン・フィルと1950年代から1960年まで多数の録音を行い、それらの音源は未だに評価が高いものばかりです。同時期、英国でも人気を博し、フィルハーモニア管弦楽団やBBC交響楽団、晩年まではロイヤル・フィルとも多くの録音を残しました。また、ウィーン・フィルとは1958年から61年にかけて7枚の管弦楽曲のアルバムも制作しており(TDSA210として当企画で5枚組BOXを発売)、高い人気を誇っていたことが伺えます。ベルリン・フィルとのEMI録音は1960年1月のブラームスの交響曲第3番と悲劇的序曲を持って終了しますが、以降は最晩年までミュンヘン・フィルやシュターツカペレ・ドレスデン等でも歴史的な名盤を残していったことはご存じの通りです。
当Definition Seriesにおいてもケンペの復刻を多く取り上げてきました。ベルリン・フィルとのものでは2016年発売のベートーヴェン「英雄」と序曲集、幻想交響曲やR.シュトラウスのドン・キホーテに始まり、最新では2022年発売のブラームス:ヴァイオリン協奏曲まで主にステレオ音源を5点、それ以外も含め12点、他レーベルで8点の計20点をSACDハイブリッドで復刻しています。
未復刻のベルリン・フィルとのEMI録音の中から今回取り上げた、1959年5月のステレオ録音でのこのチャイコフスキーはケンペが得意とした曲のひとつです。独墺系を主要レパートリーとした以外にスラヴ系の曲をも度々取り上げていたケンペによるこの第5番は、他にはバイエルン放送交響楽団との晩年のライヴ音源も残されています。ゆったりとしたテンポで流麗に鳴らすベルリン・フィルとの音源は前述のライヴと解釈は似ていますが、当時まだ残っていたローカル色を残したオケの音色を活かした、より重厚な演奏となっているのが特色でしょう。フルトヴェングラー時代に演奏した団員がこの後多く入れ替わることや、カラヤンによる演奏スタイルが浸透していくことにより、以降、かつての音色は失われより明るい音質に変化していきます。この時のケンペまでの音色を懐かむリスナーも多く、グリューネヴァルト教会での収録も行われなくなることから、この年代までのEMI音源は今では貴重なものとなりました。
そしてカップリングのヘンデルはこの1曲のみの10インチLPで発売されたことから、非常にレアな音源でした。アナログ時代は国内で発売された形跡は無く、CD時代でも初期に独エレクトローラの輸入盤で密かに発売された以降は、TESTAMENTの復刻CDでリリースされていたくらいです(2003年に国内盤仕様でようやく国内リリース)。その後は本家のEMIやワーナーでも再発されていませんでしたので、今回が久しぶりの復刻となります。尚、バンベルク交響楽団との録音はオイロディスクや2025年1月に当企画で復刻しましたスメタナの「売られた花嫁」(TDSA306)がありますが、当時、ドイツのオケと「王宮の花火の音楽」を収録した経緯は良くわかっていません。録音は前述の「売られた花嫁」と同じく1962年5月にバンベルクで収録されており、同時収録だったと思われます。演奏は壮麗にオケを鳴らすケンペらしさが健在で、埋もれるには惜しい音源です。今回の最新復刻により、演奏の素晴らしさがより顕著になりました。
※ 世界初SACD化
※ SACDハイブリッド盤
※ デジパック仕様
※ 2025年最新マスタリング音源使用(192kHz/24bitで高品位デジタル化後にSACD層、CD層を個別にマスタリング)
※ マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書内に他のジャケット・デザイン(モノクロ)を一部採用)
※ 解説:広瀬 大介氏(新規解説) 、解説書合計8ページ
「王宮の花火の音楽」の初出10インチLPレコードのアートワーク
カテゴリ : タワーレコード オリジナル企画 タワー限定 ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)
掲載: 2025年06月27日 12:00