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漫画☆ボカン

漫画☆ボカン

第一回『俺は漫画家になるのだ!』

突然はじまりました!このコラムでは毎月名作漫画を特集。
特に耳の肥えたタワレコファン、音楽好きを自認する方に向け、
音楽好き=漫画好き、を立証していきたいと目論でおります!!
(ほんまかいな)

漫画コラムを読んで「読んでみたろやないかい!」と
感じた高感度&好感度高い方は即web通販で購入していただきたいと、
ま、本音を言えばですが(笑)、とにかく厳選した作品を紹介して行きます!
どうかお気軽にお付き合いくださいまし♪
どぞ宜しゅうお願いしまっす。

さて、記念すべき第一回の特集は大ヒット作『バクマン。』以前の漫画家を目指した自伝的作品にスポットライト!

プロミュージシャンに憧れて、いまだその夢を抱き続ける、人生は選択の連続で、その才能に比例して成功が約束される、
・・・なんて甘いもんじゃないっすよね!
その夢が漫画家であったならば・・・
酸いも甘いも知った大人だけがわかる若さゆえ苦闘の歴史、栄光と挫折。愛情と裏切り。
プロの漫画家を夢みた【漫画家を目指した漫画】を特集します。

イルリメ ディスコグラフィ

アオイホノオ 島本和彦

大阪にはとんでもないア○大学がある。
この作品で描かれる「大作家芸術大学」とは大阪芸大のことと思われる。
(あくまで作品上フィクションと謳っているが)東京芸大は国立だが、大阪芸大は私立である。
早稲田じゃないが、中退者にも大物が多いことで知られる。

島本和彦は映像学科に在籍し、同級生には庵野秀明(新世紀エヴァンゲリオン他)をはじめ、
のちに日本アニメ界を背負って立つ同級生らと怒涛の学園生活を送っており、自伝漫画でありつつ、
虚実ない交ぜで描いた作品。3巻まででは作品に登場してないが、士郎正宗も同級生であったそうだ。
「脳のつくりが違う」庵野をそう感じた島本は同じ土俵で闘うことになるアニメの世界でなく、
あらためて漫画家になる決意を抱く。ホシとホシが出逢い、新たな人生の扉が開いて行く物語だ。

個人的には中学時代に名作『炎の転校生』の胡散臭い名言にヤラレた口だが、(心の中に棚を作れ!など)
いまも島本和彦は熱い。熱くるしすぎるくらいだ。
あまり知られていないが、島本和彦は出身地であり、現在居住する北海道札幌のT○UTAY○某店舗の
オーナーでもあるらしい。漫画で喰って行くのは本当にたいへんだ。
この作品、1,2巻の前戯から3巻以降の爆発ぶりを是非体験して欲しい。

ちなみにこのア○大学はオレにとっても愛すべき母校だったりします(笑)

アオイホノオ 島本和彦

週間少年マガジン1978~1983 小林まこと

水木しげるは貸本漫画時代を振り返り、死屍累々ですよ、という印象深い表現をしていたが、
こちらは1978年から80年代初頭、週間連載の過酷さを描いた自伝的作品。

デビュー直後、「1・2の三四郎」でいきなりブレイクした小林まこと。
華々しい世界を知って行きつつも、週間連載という降りることの出来ない、過酷すぎる運命が待っていた。
そんな中、少年マガジンの「新人3バカトリオ」と称された仲間との話がもう一つの柱として描かれている。

同期の親友漫画家2人とは、
大和田夏希(「タフネス大地」「われらが南風」「虹色town」など)
小野新二(「純のスマッシュ」「初恋物語」「OH!タカラヅカ」など)。
週の平均睡眠時間が8時間!であった、という衝撃的な事実。
そして小林まことが『柔道部物語』『WHAT’S MICHEAL?』と大ヒットを飛ばしていく中、同期の2人のその後は・・・。

当時リアルタイムで三四郎を体験した世代には特に刺さる回顧録であり、熱い想いに泣きたい方にこそお薦めします。
また自伝をこんな風に描ける作家=小林まことを天才と断言!

ところでオレはいまだに新沼謙二を見ると(最近TVで見ないけど)三四郎に出てくる岩清水を思い出すな。
早すぎたスピンオフ作品『それゆけ岩清水』復刻して欲しいな~

週間少年マガジン1978~1983 小林まこと

劇画漂流 辰巳ヨシヒロ

劇画の名づけ親=辰巳ヨシヒロの半生を元にした自伝的青春劇画作品。
まんだらけ目録~まんだらけZENBU、足掛け12年もの歳月にわたり連載、ようやくの単行本化となった。

この連載中にはかつての同志「劇画工房」の戦友たちが逝去。実兄の桜井昌一、佐藤まさあき、K・元美津、松本正彦。。。
くすぶった青春時代、夢と挫折、愛と別離、劇画に掛ける青春群像劇画であるとともに昭和30年代前半に華ひらいた
大阪、赤本・資本時代の貴重な記録集でもある。映像が残っていないため、絵として当時の建物や街の風景、
人物が当時の空気そのままにここに描かれている。

「違うんだよ、劇画はそんなものじゃないんだ!!」 辰巳の熱い想いに共感しながら、
しかしうだうだと過ごす青春ものとして上下巻を一気に読ませる【青春劇画】の大大大傑作である。
そして高騰している『劇画大学』をはじめ復刻希望!

もっともっと高く広く評価されるべき劇画家。
つげ義春の叙情性ともまた違う、いうなれば西成系ブルース感こそこの作品の魅力だろう。

劇画漂流 辰巳ヨシヒロ

ハムサラダくん-藤子不二雄物語 吉田忠

創刊当初からの真性コロコロ世代としては正直、藤子不二雄『まんが道』より先にこちらを読んでましたね。
説明が前後しますが、これはコロコロ創刊初期より子供向けに藤子第一アシスタントであった吉田忠がリライトした
もう一つのまんが道といえる作品!

当初はノンフィクションの傾向が強かったが、突然アメリカ帰りの架空漫画家が登場したり、
次第にフィクションの要素が強くなったギャグテイストのメタ自伝。
F氏がハムくん、A氏がサラダくん。
これはズバリ「まんが道」を知っている方、リアルにコロコロ世代だった方に読んで欲しい作品。
2度目の復刻でオリジナル原稿から書籍化を果たしたのは意義深い。

ハムサラダくん-藤子不二雄物語 吉田忠

黄色い涙 永島慎二

金は無いが時間はある、漫画家を志しながらも無為な時間を過ごし、
このままじゃいけないと仲間との決別を果たす。
青春モラトリアムな下宿生活を送った人には特別響く作家。

永島慎二という特異かつ孤高の存在。

漫画ではじめて自己実現を果たそうとした人。

あるいは漫画界の純文学とも呼ばれる。

音楽で例えるとメジャー(実際には虫プロ)に入社するも、そこから離れ、
生涯インディーズを貫いた作家、漫画家といえるかも知れない。
フーテン文化に興味がある、あるいはフォークが好きな人、
はっぴいえんど「春よ来い」が好きという若い人にこそ読んで欲しい作家。
嵐による映画化、森本レオのテレビドラマ版で永島慎二の名を知った人も多いでしょう。
自分が何者なのか、それは自分がどう生きるかを悩みながらも決めることなのだ。

黄色い涙 永島慎二

黄色い涙 黄色い涙 永島慎二
価格
¥1,296

サルでも描けるマンガ教室 相原 コージ 竹熊 健太郎

スピリッツでの吉田戦車登場前夜、コージ苑でその名を馳せた相原コージが竹熊健太郎とタッグを組み、
漫画で日本支配の野望を果たすため、漫画の分析とパロディ、そして『とんち番長』という劇中劇を新連載として
はじめた画期的な作品。

筒井康隆『着想の技術』など創作の秘密に作家自身がメスを入れたメタ作品と呼べるものは歴史をひもとけば
多く存在するが、この作品は群を抜いて面白い。当時「スピリッツ」夢の発行部数1000万部突破の原動力となった、
記念碑的作品と言える。ちなみに『とんち番長』はのちにアニメ化された。
さらにいうと元々本作は竹熊が学生時代からの友人=藤原カムイとのヨタ話から生まれたネタで、
当初は藤原カムイが作画担当するつもりであったことはあまり知られてないように思う。
不朽の名作!

古本トラベルミン / いまむらたかや

近況

プロフィール&近況
漫画と音楽に人生を捧げる生粋の関西人。
漫画が三度のメシより好き!
最近大阪から東京に転居。
普段は某洋楽レーベルの宣伝担当。
東京は広いね!古本屋がまだまだたっくさんある!!
大型連休は愛娘にねだられ、うーたん、わんわん、アンパンマンの絵を毎日描いてました♪

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