カスタマーズボイス一覧

WTM リメイクマスク(ブラック) /

この闘いは長丁場になりそうなので、これは欲しい。全色そろえて、気分で変えたい。

商品詳細へ戻る

折田えこさんが書いたカスタマーズボイス

(全200件)

オープニングを飾る表題曲とラストの“I Feel It Coming”、どちらもダフト・パンクの手によるトラックで良くも悪くも彼らの印象が強く残ってしまうが、全編透きとおった彼のヴォーカルが楽しめるという点では大満足。

ヒップホップ異能集団=オッド・フューチャーのボスによる4作目。フランク・オーシャンとスティーヴ・レイシーを迎えた“911/Mr. Lonely”が最高。

Ctrl

SZA

4:

★★★★

ケンドリック擁するTDEの紅一点、シザのソロ。2014年に10曲入りのEPをリリースしてますが、本作が実質的なデビュー作だそう。キャリアはあるので、新人らしからぬ堂々とした歌いっぷりは女王の風格もたっぷり。ケンドリックをはじめとするMCの客演は控えめで、それゆえ彼女の世界観に浸れる一枚。

プロデュースにおける一時期のようなアピールは薄めで、そのぶんカーティスばりのファルセットと歌唱における表現力を前面に押し出したソロ2作目。アリシアを迎え、堂々と渡り合った“Know Who You Are”での歌いっぷりが気持ちいい。

ブルーノ・マーズを迎えた“Uptown Funk”のスマッシュ・ヒットはのちにブルーノがグラミーを独占する、たしかな呼び水になったはず。プロデューサーとしてもたしかな成長を遂げた4作目。

どことなく気品を感じるのはUK出身だからという先入観だけではないはず。冒頭の表題曲からたっぷりとした間を使いながら気持ちよさそうに歌い上げるさまはデビュー作にして風格すら漂います。

ネプ仕事でちゃっかり客演ばかりしてたPが、晴れてソロ名義でリリースしたアルバム。勝手知ったる面々を客演に迎えて、ネプ度は控えめにしつつ、自身のお得意のファルセットを混じえながら実に楽しげ。“Angel”とか名曲。

ダフト・パンク“Get Lucky”やマーク・ロンソン&ブルーノ・マーズ“Uptown Funk”的な流れはあったものの、全編同路線かつ作為的にやっているのだからかなわない。メイヤーの歌唱もソロより艶っぽく、これは懐かしさより新鮮さのほうが大きい。

洗練されたグルーヴ感とほどよいポップネス。全編で自身の演奏する楽器を用いてはいるが、閉ざされた宅録っぽさを感じさせないのは、制作環境によるものかセンスによるものか。大手に所属するでもなく、大々的なプロモーションもなく、これだけ名前を売れるのだから新しい時代の到来を感じざるを得ないな。

押しも押されもせぬポップ・スターとなった彼ですが、決して歌って踊れる才能だけの人ではありません。スミージングトンズでの下積み経験や、ソングライティングもプロデュース・ワークも努力と鍛錬で培われたものだと考えると、彼の偉大さがまた違って見えてくるはず。

近年のトレンド的にトラックにおける音数は少なめで、空間を上手に使った楽曲運びが素晴らしく、シンガーのアルバムではありますが、ビートを中心に楽しむのもまた一興かと存じます。

ダブステップ〜ポスト・ダブステップ界隈の出自ということもあってか、当初はクラブ・ミュージックにカテゴライズされていた異形のポップ・ミュージックも、それ以降のシーンの雲行きを鑑みると、むしろ広義のソウル・ミュージックでしょう。トラックメイクにおける空間処理や音像構築の見事さに耳が向きがちな本作ですが、ご本人の歌唱は十分にソウルフル。

もう10年前のアルバムなのか……。当時からロウ・エンド・セオリーやブレインフィーダー界隈、範囲を広げてウェスト・コースト・ゲット・ダウン周辺も含め、ビート〜ヒップホップ〜ジャズをまたぐクロスオーヴァーなシーンの奥底で新たな何かが蠢いていたわけで、それをこの時点で感じ取ってるトム・ヨークの審美眼もスゴい。

15年分のドロドロが押し寄せる一枚かと思いきや、後半にかけてメロウに展開していき、聴後感は爽やか。それでもやはり、Dの体躯と同じくヘヴィーウェイトのグルーヴが体内にしっかと蓄積されるようで、感受性豊かな若手日本人アーティストへの影響も大きく、そこかしこでその断片が見受けられるのも名盤の証。

True

Avicii

4:

★★★★

芯の通ったメロディーに大仰なアレンジ。ナイーヴそうな容姿ながらキャップを後ろかぶりにした、ヤンチャな立ち姿。センセーショナルな登場は新たな時代を感じさせ、去り際は一つの時代の終焉を象徴していた。人は皆いずれ死ぬが、音楽は決して死なない。改めて、合掌。

昨今のディスコ〜ブギー界隈の隆盛を、彼ほど正しく伝えられる人もいないのではないか。流通が悪いアイテムなので、後悔する前に手にしてください。

本作だけで彼の偉大さを測ることはできないが、ほんの一端を知ることはできる。貴重なアーカイヴだ。

12インチ・シングルでのリリースが基本であるダンス・ミュージックを体系的に学習するのに本シリーズは欠かせない。本作は〈ハウス・ミュージックの祖〉の偉大な功績を辿る2枚組。もちろんフル尺での収録なので、DJプレイにも使えます。

ダンス・シーンとサントラが素晴らしいので、名作映画のような扱いを受けていますが、筋書きは……。それはさておき、ビー・ジーズ“You Should Be Dancing”は今聴いてもめちゃくちゃカッコいいですね。

某DJのセットで聴いた“Is This Love”がきっかけで出会った一枚。HR/HMリスナーとは違う聴き方かもしれませんが、ジョン・サイクスの泣きのギターも一周回って新鮮に響きます。

2020年現在、唯一入手できる作品なんでしょうか……。タイトルどおりのライヴ盤ですが、シンプルな演奏と情感あふれる歌唱、無駄な要素が一切ない、素敵な一枚です。

これだけビッグ・ネームで声質も違うヴォーカリストを招いていながら統一感のある一枚に仕上げるのだから、そこはプロデュースの為せる業。もともと好きなプロデューサーでしたが、本作を聴いてもっと好きになりました。

プライマルはいつだってカッコいいし、いつだってちょっと微妙。名盤と称される本作もアルバムをトータルで聴いてこそ、当時の空気やカルチャーまで感じとれて、真に評価できるんだと思う。ウェザオールの影響力の大きさが窺い知れます。

エンディング曲が流れるまでは大満足の一本。詳細は控えますが、映画において音楽も重要なファクターだと考える自分にとって、最後の一瞬まで気を抜いちゃいけないという教訓になりました。

ヒット・シングルもリード曲も入ってない、数多のにわかファンを思いっきり置いてきぼりにする作品を本格ブレイク後のこのタイミングでリリースするところが彼らのカッコよさ。11分超えの曲とか、他の若手バンドには真似できないもの。流石です。

東ロンドンの若手注目株の2作目。エラ・メイの客演曲が白眉。トラップ一辺倒のUSシーンに比べるとビートは多彩だし、単純に聴く分にはこちらの方が面白い。

7曲入り(表題曲は1分に満たないスキットだから実質6曲入り)のデビュー作。旬の顔ぶれによる饗宴につき、全米1位も当然っちゃあ当然。ポップさもキャッチーさも皆無だが、不思議とクセになる。ここに充満しているムードこそが今のアメリカなんだろうな〜。

Th3rd

BRISA

4:

★★★★

元々知る人ぞ知るみたいな存在の方ですが、それだけで終わらせておくにはもったいなさ過ぎます。クラブ・ミュージックやヒップ・ホップが好きならきっと気に入るはず。時代やトレンドを感じさせない音楽性なので、知ったその日から是非ハマってください。

高い! 重い! でも、それがいい! 名盤には内容を支えるだけのヴォリュームが必要で、盤に針を落としたら土の香りまで匂ってきそうな本作はこのサイズ感でないと真に味わったとは言えない(と思う)。部屋に飾るにしても、ジャケットが怖すぎる『Voodoo』よりこちらが断然オススメです。

高い! 重い! でも、それがいい! 名盤には内容を支えるだけのヴォリュームが必要で、この作品はこのサイズ感でないと中にギッシリ詰まった魅力が全て伝わらないし、サブスクで聴くそれとは聴こえ方がまるで違う(と思う)。ジャケットもオシャレだし、アートとして木の部屋によく馴染む。完璧な作品だ。

ヴァイナル・リリースのみだった前作と、それ以前に配信でもアルバムをリリースしてるので、通算3作目となる今作でメジャー・デビュー。個人的にはポスト・チェインスモーカーズの筆頭かと。彼らの魅力は楽曲、アレンジ、そしてヴォーカルですね。太陽の下で風を受けながら聴きたい。

動画投稿サイトの全世界的なバズを巻き起こした“Sunday Best”はこちらに収録。ユルくてお気楽なムードがいかにも彼ららしいんだけど、トレンドを意識したアレンジと、フックのあるメロディーが書けるからこの成功も遅かれ早かれ約束されていたものなのかも。ジャケットがかわいいから所有欲くすぐられます。

こんなご時世ですから、せめて聴く音楽だけでもお気楽極楽能天気なラティーノ気分でこちらをチョイス。どーいった経緯か不明ながらも潔すぎるジャケットにつき、ここは是非ヴァイナルでのリリースも待ちたいところ。

ショージキ何言ってるか分かんないし、分かったところでショーモナイことしか言ってないんだろうけど、トラップのトラックがチキチキブンブン鳴ってるところに耳心地のいいラップがテンション低めに延々続いてく感じ、クセになります。

ちょっと班長って……って思ってたら、本当に日本語の班長が起源になった、リーダーを意味するスラングなんだそうです。ともあれ、“Champagne Rose”で客演を務めたマドンナの贅沢な使いっぷりたるや……(苦笑)。勢いに乗る男の全能感をとくと味わうべし。

よほど英語力に自信のある人を除けば、我々日本人にとってのケンドリック・ラマーは単純なポップ・ミュージックとしての側面以外は学問であり思想なのだから、その理解の一助となる副読本として本書は最適。『ユリイカ 2018年8月号』も併せてどうぞ。

フライローやサンダーキャット、あるいはファレルやスヌープといった客演もあって、ケンドリックの作品では一番聴きやすい一枚かと。なかでも旧知のサウンウェーヴが手がけたトラックにキレッキレのライミングが刺さる“King Kunta”がかっこ良すぎて神。

西海岸のシーンがダークでシリアスなだけじゃないってことを彼の作品からは感じさせられます。ケンドリックとの軽妙な掛けあいを心底楽しんでいるような“Tints”が最高。それとドラマーなだけあって、アルバム全体から匂いたつグルーヴがすごく自然体。

御大との“Make It Better”をはじめ、スウィートでメロウな楽曲が並んでて、超リラクシン。歌唱ともラップとも形容できない言葉遊びや歌い口はやはり彼特有のものだといえるし、現代のアメリカン・ソウル最前線と言った感じでしょうか。配信で入手できるインスト盤も絶品。

ファレルが手がけたサントラということで拝聴。ネプ以前の味付けもところどころに見受けられるが、やはり“Happy”以降のヴィンテージ・ソウル・テイストが映画の年代的にもドンピシャ。フィジカル、配信、ライヴ事業といった従来のビジネス手法にとらわれず、映画産業にもコミットするあたり、ビジネスマンとしての才覚にも脱帽。

ジャパニーズ・クラブ・シーンのレジェンド=高橋透(not 高橋徹)によるミックス作品。10年以上前のものとは思えないほどフレッシュで、クレイジーな展開のミニマル・テクノを縦横無尽に展開してます。透さん自身、ラリー・レヴァンが存命ならきっとこんな感じったはずとおっしゃるとおり、全てのクラブ・ミュージック好きからDJまで必聴の代物ですよ。

本隊と同じ地平にありながらも、さらに〈ポップ〉から距離を置いた音楽性。おそらくご本人のルーツにある、アメリカン・ロックやドメスティックなオールド・ロックの匂い。ミッドナイト、トワイライト、モーニングと時間軸を表す曲名からは記号性だけしか感じさせず、いい意味で聴き流せて、日常に寄り添う作品かと。こんな時期だもの、せっかくだから家にこもってゆったりと耳を傾けましょうよ。

デデさんの新しいアルバム、新しいサウンドを聴くたびに“baby's star jam”を聴きたくなる。自分にとっての出発点というか、原点みたいな曲です。

表題曲とか“Regret”とか“Growing Up”とか、アッパーでディスコティックで超エモい。新しいけど、どこか懐かしい感じ。ライヴで体感したいな〜。

ミックスCDというフォーマットは楽曲ライセンスの都合上、リリースから一定の期間が過ぎてしまうと廃盤になり、店頭から姿を消してしまいますが、このレビューをここで読んだアナタには何としても入手してほしい一枚です。

全てのMJマニアはもちろん、全ての青春ノイローゼに贈る青春のバイブル。

フランスのクラブ・シーンを舞台にした映画。若かりしダフト・パンク(らしきコンビ)も出てくるし、音楽も当時のクラブ・ヒット満載でオシャレ。

スティーヴ・レイシーやキンタローも参加してるけど、みんなが自然体で戯れている感じが最高にクール(ジャケットも最高!)。気怠くてセクシーで美しい。

オッド・フューチャー内のスピンオフ、あるいはサイド・プロジェクト的様相だった本ユニットもどうやら本格化となってきた2作目。ユナやマック・ミラー、ネプチューンズのチャドといい、ゲストの人選もセンスいい。

オッド・フューチャー所属、のちにバンド・スタイルへと移行していくが、活動開始当初はマット・マーシャンズとシドの男女デュオだったデビュー作。インディーR&Bにカテゴライズされるであろうアブストラクトで浮遊感あるトラックとその上を漂うヴォーカルが心地いい。

(全200件)