デス・プルーフ / クエンティン・タランティーノ、他
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数あるタランティーノ映画の中でも一番好きな作品です。いわゆる「グラインドハウス映画」にオマージュを捧げた映像処理や意味がないからこそ面白いガールズトーク、衝撃の前半終了から後半のスリリングなカーチェイスアクションに爽快なラストまで、使われている音楽含め何もかもがサイコー!映画館で観ていた時、近くに座っていたお爺さんがラストシーンで拍手喝采していましたが、まさしくそんな気持ちになれる映画です。
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kkkさんが書いたカスタマーズボイス
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コトリンゴによる映画「この世界の片隅に」のサウンドトラック。BGMとして聴くこともできますが、やっぱり「悲しくてやりきれない」のカヴァーだけは映画を思い出して何度聞いても鳥肌が立ってしまいます。ゴージャスなアレンジがされていますが、まさに「悲しくてやりきれない」想いが見事に表現された名演だと思います。
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MUROによるジャパニーズAORのミックスCD、これはとても良いです!このCDに収録されていなければ一生聴かなかったかもしれない小椋桂&フライング・キティ・バンドや京本政樹、兵頭未来などなど、あっと驚く選曲と極上のミックスで出会えたジャパニーズ・グルーヴが満載!ジャパニーズAORファンや興味のある人には強くオススメできるコンピです!
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シンガーソングライター桐ヶ谷仁のファーストアルバム。アルファ初の男性ソロアーティストで、当時の狙いはマイケル・フランクス風のソフト&メロウだったとか…。日本のマイケル・フランクス、というには少し日本的な情緒に傾き過ぎているかなという感じがしなくもないですが、大仰になり過ぎることなく全編通して貫かれるフォーキー&メロウな質感は充分に今の耳に引っ掛かるものがあります。
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サディスティック・ミカ・バンド〜サディスティックスに在籍したキーボーディスト、今井裕によるソロアルバム。ミカバンドやサディスティックスで推し進めた航海趣味の延長で南の楽園にたどり着いてしまったかのような似非トロピカルムードに貫かれたトータルアルバムで、「この軽い感じが好きなんです、重苦しい話は抜きにして」という歌詞に象徴されるリラクシンなムードに貫かれた最高〜のリゾートミュージックです。
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戦時下における日常は平時における日常とはもちろん異なるものだけれども、人間性を失わずに工夫をしながら楽しく毎日を過ごせるように生きていたこのアニメーションのすずさんと周囲の人たちの姿がたまらなく愛おしくも、やるせない気持ちになります。決して声高なメッセージがあるわけではないですが、他のどんな戦争映画よりも心に響くものがありました。
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出演者が船越英二、緑魔子、千石規子のたった3人だけの江戸川乱歩原作による密室劇。盲目のマザコンマッサージ師がモデルを拉致監禁するという題材やアーティステイックな巨大な女体オブジェが置かれた狂気的な空間で行われる男女の攻防、何よりも船越英二の怪演が衝撃的な一作。極めてミニマルなセッティングの中で手に汗握るサスペンスと狂気が炸裂した増村保造ワールドが全開。
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インダストリアルな風合いを持つ不穏な「Tokyo」や「Bad Dream」、The Novembersらしい静と動の迫力に満ちた「Down to Heaven」、流麗なシンセロック「Everything」、爆発力満点のスーサイドカヴァー「Ghost Rider」など、これまでThe Novembersの音楽を聴いてこなかった自分のような人間にも届く射程の広さと懐の深さを持った一枚!かっこいいです!
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権力の腐敗を暴くという頑固一徹の正義感が勝新扮する半蔵を◯◯トレに駆り立てる、そのバカバカしいまでのストイックさがあれよあれよと強力な武器となり、体制の中枢に入り込んでいき瓦解させていく痛快さが最高!不正に対してはあらゆる手を辞さない冷酷な半蔵だが、エピローグの姉弟のエピソードに半蔵の根底にある優しさが垣間見える。村井邦彦の音楽とモップスのテーマソングも良いです。
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鈴木ヒロミツ率いるモップスのファーストアルバム!ジャズ喫茶や米軍キャンプを主戦場としていたモップスなので他のGSグループとは一味違って当然なのかもしれませんが、だからこそこのストイックとも言える実直なガレージサイケなサウンドが現代的に響くような気がします。裸のラリーズやジャックスが持った先鋭性とまではいかないものの、日本のロックの嚆矢としてもっともっと評価されるべきバンドだと思います。1968年!
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バンド名もアートワークも入れ墨だらけの体もヤバヤバでキワキワな要素が満載のスウェーデンのガレージ〜ポストパンクバンドの1stアルバム。古典的なガレージパンクサウンドからサックスが咆哮するNYポストパンクなサウンドまで、俄かに2018年の音だとは思えないタイムレスな衝動に導かれた音とボーカルがメチャクチャかっこいい!フラストレーションの溜った体に即効性満点の爆音で聴かなければ意味がない一枚!
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Drab Majestyのメンバーが参加しているということ以外はよくわからないVR SEXの4曲入り12インチEP。サイケデリックなギターの音色、妖しげな色っぽさで幻惑してくるボーカル、耳障りに響くシンセサウンド、、ノイジーかつ耽美的で近未来的な響きも持つゴシックロックという趣で、ポストパンク的な衝動性も感じさせるクールな一枚。ジャケも80年代的な怪しさがあってgood!
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イギリスの新星ポストパンクバンド、スクィッドの4曲入り12インチEP。ボーカル、サウンド共にポストパンク直系の衝動的な爆発力がある一方で、ポストパンクらしからぬ高い演奏力とアレンジメント力、トランペットや弦楽器も使用した多彩な音に他とは一味違った魅力を感じます。かっこいいです。(開催されればですが)スーパーソニックでの来日も決まっていて、楽しみなバンドの一つです。
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ニュージャージーのインディーロックバンド、Pinegroveの4作目となるフルアルバム。シンプルかつ的確なオルタナカントリーなアレンジと温かなサウンドとメロディーがとても聴き心地がよくて、聴いているとどこか切なさを感じつつもゆったりとした気持ちになれます。真っ黄色のカラーヴァイナルも良い感じです。
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アイルランドのエレクトロニック・アーティストJonathan Ngによるソロプロジェクト、EDENの2ndアルバム。ベッドルームポップ的な親密さのあるエレクトロニックミュージックを基調にドリーミーな音像とインディーR&B的な内省感のある歌、トラックが見事に調和していて、ジェームス・ブレイク、フランク・オーシャン以後のポップスの潮流を昇華した実験的でありつつもとても聴きやすい作品です。オススメ!
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共にテキサス出身のクルアンビンとリオン・ブリッジズのコラボEP。クルアンビンのエキゾ・メロウなサウンドとリオン・ブリッジズのスモーキーでソウルフルなボーカルが見事に溶け合った全4曲。タイファンクからスロウなサイケデリック・ソウルまで、彼ら独自の美学に基づいた完成された世界観にどっぷりと浸かることのできる作品。クルアンビンファンは必聴!
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LAのシンガーソングライター、デヴォン・ウィリアムスの6年ぶりの最新作!温かみのあるネオアコサウンドにプリファブ・スプラウトを思わせる煌めきのあるギター&シンセ、おそらくそれなりに年齢を重ねているはずだけどいつまでも失われない青っぽい歌声で歌われる黄金のメロディー、、どの瞬間を切り取っても胸の締め付けられるような輝きに満ちていて、泣かされます。素晴らしい・・!
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元LVL UPのシンガー/ギタリストのデイヴ・ベントンによるTrace Mountainsの最新アルバム。う〜ん、これは良いですね…!USインディーのローファイなギターロックにヘロヘロなボーカル、グラスゴーのギタポのようなな温かさにフォークロック的なアーシーさも感じさせる作品で、丹念に作り込まれた誠実さと親密さがひしひしと感じられます。ジャケも良いので、アナログで持っておきたい一枚です!
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メグ・レミーのソロ・プロジェクトU.S Girlsの7作目となる最新アルバム。U.S Girlsの魅力である様々なタイプの楽曲を不気味なストレンジ・レトロ・ポップに落とし込むソングライティングとサウンドプロダクションは今作でも健在で、この人独特の味が確立されています。生活に寄り添うタイプではなくて聴きどころの難しい音楽ではありますが、気がつくと病み付きになって生活に侵食してきます。
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カー・シート・ヘッドレストの新作は、ウィル・トレドらしい硬派だけどキャッチーなソングライティングが光る作品である一方で、EDM的とも言えるダイナミックなプロダクションも聴こえてきて、「そうきたか!」とこれまでの聴いてきた人を驚かせると同時に、これから聴く人にも広く訴求するような射程の広さを感じさせるアルバムだと思います。安住せずにはいられないミュージシャンシップが素晴らしい!
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ジャズドラマーで昨今のアート・リンゼイのバンドにも参加していたというカッサ・オーバーオールの新作。これは凄い…!「ジャズっぽいヒップホップ」「ヒップホップっぽいジャズ」とも違ったジャズ=ヒップホップという感じで、その上でコラージュっぽい質感のエレクトロニックな処理がされていて、その前代未聞の音響と予測と不能の展開に一聴してこれまでに聴いたことのない音楽だと確信させられる衝撃の一枚!
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衝撃的だったKOHHの(1stアルバムより先にリリースされた)2ndアルバム。圧倒的に個性的な背景を持つストーリテリングとそれを単純明快な言葉で直截的に語るリリック、それらが聴き取りやすいストレートな発声とメロディアスとも言える独特のフロウで吐き出されるラップの威力に、他の日本語ラップとは全く異質な新しさを感ました。今でも全く色褪せない名盤です!
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ロックやポップスをメインに聴いてきたけどヒップホップにも興味があって体系的に聴いてみたい、という人にオススメできる一冊!ヒップホップ黎明期からの歴史を概説しつつ同時に「コンペティション」「反復」「ドキュメント」といったキーワードでヒップホップの文化的/音楽的特徴が対談形式でわかりやすく解説されていて、目から鱗の連発でした。点と点だったものが線で繋がっていきます!
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待望だった横沢俊一郎のセカンドアルバム!宅録感満載のローファイな録音と温かくもエモーショナルなギターサウンドが生み出すドリーミーな音像、チープなシンセサウンドにぐにゃぐにゃと蛇行しながら常に爆発し続けるメロディー…。一聴して「あ〜これは最高なやつだ」と思いました。もっともっと聴き込みます!
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流線形のクニモンド瀧口も参加したAATAのファーストアルバム!R&Bを咀嚼したキラメキとグルーヴのあるシティポップサウンドと表情豊かなキュートなボーカルで歌とラップを自由に往還する歌が一度聴いたら耳から離れないほど魅力的!もっともっと注目されて欲しいシンガーです!
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日本にこんなカッコいいファンクバンドがいたなんて!と思わずコーフンしてしまうPUFFYやtricotのサポートドラマーとしても活躍する山口美代子率いる女性5人組による一枚!ワウワウ唸るギターにカラカラに乾いたスネアの音、ブイブイグルーヴするベースに咆哮するサックス、そしてキュート&クールなボーカル、どこを切り取っても最高な瞬間しかない!
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豊かなアコースティックサウンドが最高に楽しいジャグバンド、高木大丈夫とNo Problemsのファーストアルバム!1曲目のインストからその楽しさにグーッと引き込まれます!「この世界は愛で溢れているだろう」のような思わずホロっときてしまうような歌モノもとても良い…!絶対にライブ楽しいだろうな〜と想像しちゃいます。
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ドラマーの石若駿によるポップスプロジェクト"Songbook Project"の4作目。温かみのある音像でジャズ的ともフォーク的とも言える独特の歌世界が広がる一作。繊細な響きで躍動する各楽器の音を耳の向くまま追っていくだけでかなり気持ち良くなれます。角銅真実と君島大空のボーカルもこの音楽にドンピシャで合ってます。
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宅録ポップスだからこその制約のない遊び心に溢れた自由な音の広がりがおもしろいオムニバス。渋谷系の箱庭的ネオアコ感を感じさせるmukuchi、アグレッシヴな音響的仕掛けがおもしろいSNJO、ニューミュージック的な懐かしさを感じさせるゆめであいましょうなど、各々の独立した個性がありつつもどこかやんわりと統一された空気感が感じられます。1000円でこれは間違いなく買いですよ!
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同一のBPMで揃えられたテンポの中で刻まれたり引き伸ばされたりする時間の中で覆いかぶさってくるリズム、ノイズ、メロディー、叫びを聴いていると、みるみるうちに体中の血が騒ぎ出してくる蜂起のトランスミュージック。2020年に東京からすんごい音楽が生まれた!と興奮を禁じ得ないアルバム!!
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空気公団の山崎ゆかり、ザ・なつやすみバンドの中川理沙、tico moonの吉野友加の3人が一緒にやったらこんな感じの音楽になるんだろうな、と想像した通りの純度の高い音楽でした。アルバムタイトルも"WATER"ですが、水にまつわる楽曲が多く、聴いていると自然と静かに流れる水の音を思い浮かべてしまいます。癒されます。
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GEZANがあまり得意ではなかったのですが、マヒトゥ・ザ・ピーポーのこのアルバムにはやられました。角のないサウンドで歌われるリリカルな歌がストレートに心に入ってくる一枚です。GEZANの暴力性の根底にはこうしたやさしさがあるんだなと感じられ、以来GEZANの聴き方も変わった気がします。
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スケールの大きなサウンドと英詞で歌われるポップなメロディーが既存のJPOPや日本のバンド系の音楽にはあまりない洋楽的な魅力があるFAITH(平均年齢20歳!)のファーストアルバム。とにかく一曲目の「ウーウッウーウウー!」のリフレインが果てしなくキャッチーで頭から離れなくなります(笑)。これからが楽しみなバンドです。
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間口の広い表層のポップさにともすればよくあるガールズポップとしてそのまま埋もれてしまいがちな危うさがありながら、それを拒否するように響く不協和音や丹念に練られた緩急のあるダイナミックな展開に、このバンドはちょっと違うぞと思わせてくれるオルタナティヴな魅力が感じられる一枚!憑依的なボーカルも迫真性があり表情豊かでメチャクチャ良い!
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甘酸っぱい男女ツインボーカルとドリーミーでポップなメロディー、その裏でジャキジャキと鳴るノイジーなバッキングギターとポップなメロディーを奏でるリードギター。初期スーパーカーやナンバーガールが好きな人にはきっと刺さるに違いない確信犯的なサウンドに一発でノックアウトされました・・・。
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これでもか!というほどaikoを浴びることができるシングルコレクション。4枚組、全56曲、凄いボリュームです。バラードからポップソングまで、20年間で量産されてきたaikoの楽曲を聴いていると、その本質の変わらなさを感じられると同時に、みるみるうちに中毒性の強いaikoの沼にハマっていきます。
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音楽理論のことはよくわからないのですが、aikoの楽曲は心の琴線を刺激するようなコード進行やメロディーの魔法が隠されている気がしてなりません。この「青空」もいつもの調子のaikoで、歌っている内容にも特別新しいことはありませんが、だからこそ良いです。「愛した日」「こいびとどうしに」も良い曲です!
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「Fantome」から2年足らずでリリースされた7thアルバム。クリス・デイヴやジョディ・ミリナーといった世界の第一線で活躍するミュージシャンを起用して完成された本作、デビュー20周年を迎えてなお真摯に音楽を探求する宇多田ヒカルの姿勢が伝わってくる作品で、多くの人に届く広がりがありながら、一人一人の心の深いところに届く歌に感服させられます。
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椎名林檎やKOHH、小袋成彬といったフィーチャリング・アーティストを迎えた楽曲も大きなアクセントとなっており、一曲一曲がひとつの楽曲としてそれぞれに独立した魅力がありながら、アルバム全体としてもしっかりとした流れがあります。いわゆる「捨て曲なし」の一枚です。中でもやっぱり「花束を君に」「真昼の通り雨」は聴くたびに良い曲だなぁと思います。
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KOHHとしてのラストアルバムであり、これまでの活動の集大成的作品。ひとつひとつの楽曲からドラマが感じられるし、アルバムとしてもこれまでの作品と比べて最も全体としての纏まりが感じられます。J-HIPHOPの枠に収まらない特異なキャラクターを持つKOHHの活動を改めて振り返りたくなりました。
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これは井手健介版のジギー・スターダスト・・・?壮大なロックバラードに生まれ変わった「ロシアの兵隊さん」や爆笑必至(でもメチャクチャ良い曲!)な「ポルターガイスト」、T-REXみたいなブギーロック「ささやき女将」など、前作から大きな変化を感じさせるサウンド、歌唱に驚くと共にニヤリとさせられる井手ワールドが全開!1stが好きだった人の予想を裏切りつつ期待を超えた傑作!
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高田渡のファーストアルバム。自分で詞を書いて何かを糾弾するようなタイプのフォークソングではなくて、気に入った現代詩に曲をつけて歌っていくというスタイルなのですが、しっかりとプロテストソングとしても聴けるところがヒップです。生活のぼやきを訥々と歌った一曲一曲が身に染みます。
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音楽愛に溢れた映画でとてもよかったです。不器用な人と人とが音楽を媒介として通じ合い再生する映画で、様々なドラマを経て音楽が出来上がっていく流れは、本当に音楽が生まれる瞬間を目の当たりにしているような高揚感がありました。マーク・ラファロがキーラ・ナイトレイを初めて発見する冒頭のライヴハウスのシーンは、観ていてゾクゾクする大好きなシーンです。
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ムーンライダーズの前身バンド、はちみつぱいの唯一のアルバム。「塀の上で」をはじめとして、全体を通してじっとりと湿度の高いフォーク・ロックのアルバム。それはそれで良いのですが、最後に収録された「酔いどれダンスミュージック」だけ、のちのムーンライダーズに繋がるようなユーモアたっぷりの洒脱なアレンジがされていて今聴くととても良いです。はっぴいえんどとはまた違った特異な個性が感じられます。
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映画を観て音楽もすごくよかったので購入。マルーン5のアダム・レヴィーンによる"Lost Stars"も良いですし、キーラ・ナイトレイが冒頭のシーンで歌っていた"A Step You Can't Take Back"もしっかり収録されているのが何よりも嬉しい。他の曲も良い曲ばかりです。聴いてると映画を思い出して感動が倍増します。
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レコードスプレーとともにレコードの静電気対策、埃取りの必携品です。静電気や汚れ、埃が気になったときにスプレーをしたあとこのクリーナーで拭き取ってます。静電気もだいぶ収まるので必需品です。
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取り替えるときにスリップマットにくっついてくるくらい静電気が溜まるレコードですが、これとクリーナーブラシを使い始めてからさほど気にならなくなりました。静電気は埃も溜まるので気になったら即メンテナンスしてます。
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ヨーロッパ三部作の後にリリースされた「東京」を舞台とした加藤和彦の1983年作。気品があってどこかリラックス感のある演奏と安井かずみの書く具体性のある都会的な歌詞が絶妙な塩梅でマッチしていて、加藤和彦ソロ作品の中で最も親しみを感じる作品です。加藤和彦=安井かずみコンビのような自然体にキザな作風は今の時代からすると浮世離れしていると感じられるのかもしれませんが、だからこそ素敵だなと思います。
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元祖ウィスパーボイス佐藤菜々子の1stアルバム。同時代のポップスがフュージョンに寄っていく中で、これはラグタイムやスウィングジャズやロックンロールなどを参照としたシネマティックでゴージャスなポップスです。歌謡曲的な要素が排除された洋モノ志向は今聴いても洒落ていて「元祖渋谷系」と呼ばれるのも納得(佐藤菜々子はピチカート・ファイヴの"Twiggy Twiggy"の作詞作曲者なんですね…)。
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ハイファイセットに楽曲提供をしていたアルファ系ソングライター滝沢洋一が残したシティポップの隠れ名盤。全曲佐藤博がアレンジをしていて、洒脱なクロスオーバーサウンドを志向していながら、滝沢洋一の独特のソングライティングセンスが生かされたフォーキーな手触りもしっかりと残っていて、「AOR一歩手前のフォーキーな感じ」が好きな人にはたまらない一枚だと思います。
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フィーチャリングにはDyyprideやOMSBのSIMI LAB勢やフィメールラッパーICI、オペラ歌手の林正子を迎え、フルアコースティックでヒップホップからラテン、歌謡曲、ジャズを自由に横断する一枚。薬師丸ひろ子やフランク・オーシャン、キップ・ハンラハンのカヴァーからオリジナル楽曲まで、全曲がボーカル楽曲。歌の魅力が全面に溢れています。菊地成孔の文筆業やスパンクハッピーのファンは絶対に聴くべし!
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