カスタマーズボイス一覧

ベートーヴェン: 交響曲全集 / ロヴロ・フォン・マタチッチ、他

マタチッチと数々の名演を聞かせたN響の奏者の方々や宇野功芳さんにこれを聴いてほしかった。2024年のベストアルバムと言っても過言ではない豪快な演奏です。異なる年代や会場の録音の寄せ集めではなく、チクルスとして半年かけて同じ会場で演奏されたライヴの録音ということで演奏・音質のバランスも良く(演奏後の拍手がスッと切れる感じが怪しくはありますが)、マタチッチ晩年の指揮ながら迫力が感じられ、聴いていて元気になります。これを聴いてN響との最初の9番や最後の2番、7番を聴くとN響のほうが渾身・壮絶な力演という感じがしますが、ザグレブ・フィルとの演奏ではアットホームな感じで、普通の名演を聴くことができて感動しました。

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ケンパさんが書いたカスタマーズボイス

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マタチッチと数々の名演を聞かせたN響の奏者の方々や宇野功芳さんにこれを聴いてほしかった。2024年のベストアルバムと言っても過言ではない豪快な演奏です。異なる年代や会場の録音の寄せ集めではなく、チクルスとして半年かけて同じ会場で演奏されたライヴの録音ということで演奏・音質のバランスも良く(演奏後の拍手がスッと切れる感じが怪しくはありますが)、マタチッチ晩年の指揮ながら迫力が感じられ、聴いていて元気になります。これを聴いてN響との最初の9番や最後の2番、7番を聴くとN響のほうが渾身・壮絶な力演という感じがしますが、ザグレブ・フィルとの演奏ではアットホームな感じで、普通の名演を聴くことができて感動しました。

ベートーヴェン、ブラームスの交響曲のピアノ編曲版やベートーヴェンのピアノ・ソナタ、ショパンの作品など意欲的かつエネルギッシュにCDリリースを続けているトルコ出身のピアニストでコルトーの弟子の一人イディル・ビレット。彼女の十八番の一つというラヴェル「夜のガスパール」を見つけて購入。65年のパリ録音・75年のNY録音・84年のシュトゥットガルト録音と立て続けに3種類の録音を聴き比べできるという、ラヴェル、夜のガスパール、ビレットが好きな人にはたまらないCD。65年のは冒頭のアルペジオが美しいかなと聴き続けると高音がひずむのが残念。84年版は逆に大きなホールでの録音のせいか、細かい音の模様がにじんでしまっています。その点75年版は完璧です。3種とも音質・演奏ともに満足できる内容ではあります。最後に「グロテスクなセレナード」(84年)が収録されています。収録時間が75分を超えるためか、自室のプレーヤー(30年以上前の装置)で聴くと音飛びしますが、カーステレオやPCで聴くと正常に再生できます。

ペール・ギュントを聴きたいと思い、ヤルヴィやブロムシュテットらの名盤を横目で見ながら、ピアノ協奏曲とのカップリングという点に大いに惹かれて購入。ベルゲン・フィルの清冽な演奏もエドワード・ガーディナーのメリハリのある指揮ぶりも初めて耳にするが、嫌ではない。声楽陣がもう少し自然体で歌ってくれたら。

会場がシャンゼリゼ劇場なので大ホールの響きとは程遠いですが、音質はシューリヒトのコンサートホール盤並みのステレオ。オケはティンパニが出遅れる場面が所々に聴かれるものの、情熱的なパレーの指揮によくついてきている。終楽章のコーダはフルトヴェングラーほど極端ではないが、アッチェレランドが効いており、聴衆の歓喜も納得、聴いているこちらも興奮させられる。パレーのベートーヴェンは面白い。

昔、伊チェトラからノー・ノイズ仕様で発売されていた録音です。音質は残響が多めで、弦が前に出ていて管は少し奥まった感じです。演奏が熱くなる部分ではチェリビダッケ特有のオーケストラを鼓舞する声も聞こえます。演奏はミュンヘン・フィル時代よりもシュトゥットガルト放送響時代に近い感じで、カロリー高めの、速めの草書体風です。

指揮者のホリア・アンドレースクは、チェリビダッケの愛弟子のひとりで、長い髪を振り乱して情熱的に指揮する舞台姿は師匠譲り。でも指揮棒はもちません。20年以上前に彼が主兵のオケを連れて宮城県白石市でコンサートを開いた時に天満敦子さんのヴァイオリンでメンデルスゾーンのコンチェルトとモーツァルトのリンツを聴いてからファンになりました。

『コーザ・ノストラ』『流されて…』など、ピッチオーニのビッグタイトルを含めたオムニバス盤。昔リリースされたポップでスウィートな『スプレンディド・ピッチオーニ!』と比べるとドライ&ムーディーな選曲。

この盤を購入したのですが、初版だかにミスがあるとかないとかいう記事を目にしたのですが、どうなのでしょうか。音質はライブならではの臨場感が感じられる70点のモノラル録音です。

1963年のライヴ。トリスタンとイゾルデの演奏を探していたところ本盤を発見。モントゥーのアルバム一枚ワーグナー集というのは初めて。音質は残響が多めで、弱音は頼りないが、輪郭は明瞭な方だと思う。初回生産分に不備があったと聞いたがどこがどう不備だったのか気になる。

ブルックナーの指揮では定評のあるマタチッチがミラノ・イタリア放送響を振った交響曲第5番ということで俄然興味が湧きました。聴いた結果はラテンの熱さがオーケストラから伝わる演奏で、録音も思ったより良好でトゥッティではホールが震えるような迫力が伝わってきます。ミラノのドゥオーモを思わせる演奏。チェコ盤はテンポが激しく動く生き物のような演奏、フランス盤は未聴。

宇野功芳氏の「交響曲の名演名盤」でブル6の推薦盤(北ドイツ放響の旧盤)を聴いて以来、ヴァントの深さ・凄さにジワジワと感動が今も続いています。亡くなって18年が過ぎた今、新盤の登場は大歓迎です。特にこの(2)は、ザ・グレイト、火の鳥、チャイ5という、疾風怒濤・迫力満点・元気百倍の大推薦盤。

失礼な書き方をお許し下さい。チェリビダッケが好きなのですが、なぜかベト1のみ正規版が未発売だったため、その欠落を補完する目的でこのミュンヘン盤を購入。まずブラ1。1楽章の最初の速さに一瞬不安になりましたが、雑になろうはずがないヴァントの指揮、メリハリとカロリーのある名演が聴かれました。続いてお目当のベト1。全楽章通してオケのの管の名人芸を堪能しました。

ライナーノーツの解説とスヴェトラーノフによる同曲のディスコグラフィが大変参考になります。演奏は、フルトヴェングラーのベートーヴェンかワルターのブラームスかコバケンのチャイコフスキー以来の興奮と感動!特に、第1楽章最後のティンパニの一打、第3楽章の強弱を大きく付けた歌、第4楽章コーダのオーケストラの熾烈な追い込みに圧倒されました。

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