メンバーズレビュー一覧

エルガー: エニグマ変奏曲, 他<タワーレコード限定> / ゲオルグ・ショルティ、他

待望の復活! 3曲どれも名演だが、中でも「孔雀の変奏曲」が最高だ。ウィーン・フィル独特のしなやかで美しい響きが、この曲の東洋的な雰囲気にピッタリで、実に魅力的。「エニグマ」のエンディングにも痺れる!!

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にゃおにゃお金さんが書いたメンバーズレビュー

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(全12件)

この「春の祭典」の初出時(LP)、当時高校生だった私は友人宅でこのレコードを聴いた。その時の強烈すぎる印象は40年経った今なお色褪せる事がない。大太鼓の強打で友人の部屋の壁がビリビリ音を立てて振動したのには仰天した。

あれから幾年月、久々にこの演奏を聴くと、単に「音響が凄い」だけではなく、この演奏がとてつもない名演である事に改めて気づかされる。冒頭のファゴットの何とも言えないネットリとした色っぽい歌い方に思わず身を乗り出すほどの感動を覚えるのだが、その後もマッチョで凶暴な響きと驚くような妖艶さが共存する演奏に、ただただ聞き惚れるばかり。

続く「シェエラザード」も、「お話の続きを聞きたくてたまらないシャーリアル王」の気持ちが実感出来るようなワクワク感を禁じ得ない名演奏。

指揮者とオケの底知れない凄腕ぶりには唖然とするばかり。「ケツの穴まで熟知している」つもりだったこの2曲を、こんなにドキドキしながら聴く事が出来たのは幸せだった。

とにかく必聴の逸品!

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待望のCD化。35,36,40番が特に素晴らしい。ただ、残念なのはライナーノーツの内容の平凡さ。曲目の解説は最小限で良いので、もっとヴァンデルノートの人と芸術を掘り下げた読み応えのある内容にしてほしかった。せっかくの貴重な復刻なのにその点が惜しい。

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ちょっと期待が大きすぎたか・・。録音状態や、オケの技量の限界等は、織り込み済みではあったのだが、そういう制約を突き抜けて伝わって来るヤマカズさんの音楽の凄み・・という物が、これまでの盤に比べて乏しいというのが率直な印象。「英雄」や「合唱」は雄渾で素晴らしいのだが・・

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ドヴォルザークには心底ガッカリした。ソリスト、指揮者とも、あまりに「青い」。ニュアンスを全然感じさせない凡演で、これでは幾多の名盤の敵では無い。一転、後半のレーガーとフランセは非常に面白い。彼女の本領はむしろこういう曲目にあったのでは・・。希少価値は確かにあるが、ドヴォルザーク目当ての方にはお薦めしない。

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これは凄い、凄すぎる!! 冒頭の「バッハのシャコンヌ」から怪人アザルヒンの猛演に抱腹絶倒。3曲目の「真夏の夜の夢」あたりで完全にノックアウト状態で、1時間がアッと言う間である。この名人の芸人魂に大拍手!!

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待望の復活! 3曲どれも名演だが、中でも「孔雀の変奏曲」が最高だ。ウィーン・フィル独特のしなやかで美しい響きが、この曲の東洋的な雰囲気にピッタリで、実に魅力的。「エニグマ」のエンディングにも痺れる!!

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その昔、実演を通じて「技術的に正確とか、歴史的に正しい、という事よりも、音楽にはもっと大切な事があるのだ」と教えてくれたヤマカズ先生。「かつて日本にもこんな指揮者がいたのだ」という事を、若い皆さんにも是非知ってもらいたい。私もソニー音源のCD化を切望する。

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残念ながら、「珍しい顔合わせの記録」という以上の価値は見出せない1枚。まあ、それにしても、天下のSKDでもこんなガタガタの演奏をする事があるんですねえ・・ 

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待望の商品化。曲目も素晴らしい。中でも「遭遇Ⅱ」は昔初めて聴いた時の衝撃がよみがえってくる。惜しいのは、ライブとは言え、オケの力量に限界を感じる部分が少なからずある事。ただ、記録としての重要性を考えれば、それは大きな瑕疵ではない。

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この山岡&読響の録音は、このシリーズでの発売を鶴首していたので、それが実現したのは非常に喜ばしい。戦前日本の重要作を並べた内容も良いし、演奏も素晴らしい。

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その昔、ヤマカズさんの実演に震撼した経験のある方なら、この演奏を感涙なしで聴く事は難しいのではないか。よくぞCD化してくれた!と感謝の念で一杯である。ただ、広瀬作品(これも名演!)を最初にして、2~5楽章を2枚目にすれば言う事なしだったのだが・・。この上は「第8」そして、商品化された事のないN響との「第5」など、マーラーの続編を是非継続して欲しい。

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何十年ぶりかで聴いた「祖霊祈祷」。最高である。実に「恥ずかしい」曲なのだが、やっぱりハマってしまう。その他の曲も、独特の「くどさ」が魅力の松村作品を十分味わえる名演揃い。この内容でこの価格は安すぎ!!

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