現代日本の管弦楽 -日本フィルハーモニー交響楽団･委嘱作品セレクション: 八代秋雄, 入野義朗, 黛敏郎, 他 (4/24, 11/17/1981) / 渡邉曉雄指揮, 日本フィルハーモニー交響楽団, 他＜タワーレコード限定＞

『現代日本の管弦楽』～日本フィルハーモニー交響楽団･委嘱作品セレクション
多岐にわたる委嘱作品の初演を続ける「日本フィル・シリーズ」から7作品をセレクト
日本フィル創立期より初められた邦人作品委嘱シリーズ「日本フィル・シリーズ」は1958年の第1回「矢代秋雄：交響曲」に始まり、2006年「野平一郎：オーケストラのための〈トリプティーク〉」まで39作品を数えます。常任指揮者でもあった渡邉曉雄の発案をもとに多岐にわたる作品の初演がおこなわれてきました。今回はその39作品の中から、7作品をセレクト。5作品が初CD化。

秋山邦晴・武田明倫　『“日本フィル・シリーズ”の軌跡とその重み』より
日本フィル・シリーズは1958年からはじめられたオーケストラによる作曲家への委嘱作品シリーズである。
これは日本のすぐれたオーケストラ作品をうみだしていくために、演奏団体の側から作曲家に作曲を依頼し、それを自分たちの手で初演し、実りあるものとして育んでいこうとするこころみであった。いいかえれば、このシリーズは日本の演奏家たちが作曲家たちと協力しあいながら展開していった画期的な創造活動であったといえるだろう。…ここに収録された…“日本フィル・シリーズ”の作品は、1981年4月と11月に、楽団創立25周年記念特別演奏会としてとりあげられ、演奏された“日本フィル・シリーズ”の代表作のなかからのそれぞれ注目すべき作品群である。この記録は、このシリーズのもつ意味の重さを改めてひとびとに確認させるにちがいない貴重なレコードといえるだろう。


日本人作曲家＆演奏家の貴重な音源を多数保有するビクターレコードの音源からセレクトしたオリジナル企画盤“ヘリテージ・コレクション”第4弾を発売します。今回のラインナップは、第3弾でリリースした「J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ」が好評を得ている“豊田耕兒の世界”第2弾「室内楽セレクション」、元NHK交響楽団首席奏者、浜中浩一が村井祐児とデュオ録音した2作品をメインに2人のクラリネット演奏と元NHK交響楽団の名手、千葉馨の妙技が光るブラームスを収めた「管楽器セレクション」、1972年度芸術祭大賞を受賞した「日本の管弦楽作品1914-1942」から選曲「戦前日本の管弦楽作品」、そして日本フィルによる邦人作品委嘱シリーズ「日本フィル・シリーズ」から7作品の録音をまとめた「日本フィル、委嘱作品セレクション」の5タイトルです。初CD化が多く、日本人作曲家＆演奏家の貴重で注目のアイテムをリリースします。